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UBS、英の緊縮財政でポンド急落と警告 (2月25日 ウォール・ストリート・J 日本版) http://www.asyura2.com/10/hasan67/msg/405.html
(回答先: ギリシャの次は英国か−ポンド下落に備えるスコットランドの投資家 (1日 ブルームバーグ) 投稿者 DOMOTO 日時 2010 年 3 月 02 日 21:11:30) http://jp.wsj.com/Finance-Markets/Foreign-Currency-Markets/node_36225 【ロンドン】通貨取引が世界最大規模の銀行であるスイスのUBSは、最悪のシナリオとして、英国で時期尚早の緊縮財政が取られれば、ポンドの対ドル為替レートは約30%急落する恐れがあるとの見通しを示した。 UBSは24日、顧客向けリポートで、英景気が最近の不振から脱する前に、あまりに厳しく、あまりに性急な、そしてあまりに長期にわたる公共支出削減をすれば、「ポンドにとっての最も深刻な誤り」になるとの見解を示した。 UBSは最悪のシナリオとして、ポンドの対ドル相場は現在の1ポンド=1.54ドル強から1980年代半ばの安値1.05ドルにまで下落すると予想した。 もちろん、これはUBSのメーン・シナリオではない。同社は、イングランド銀行(中央銀行)が量的緩和策の再開の選択肢を保持しているため、ポンドは1.50ドルに2.5%程度しか下落しないとみている。 それにもかかわらず、この1日3兆ドルが動く為替市場のメジャー・プレーヤーが打ち出した最悪のシナリオへの警告は、今年6月初めまでに行われる英国の総選挙をめぐって不安感が高まっていることを示すものだ。この警告はまた、保守党が選挙に勝てばポンドにとって明るい材料になるとの一般的な見方も否定している。最近の世論調査では現在の政権党である労働党に対する保守党のリードは縮まってきている。 UBSの首席通貨ストラテジストであるマンソール・モヒウディン氏と上級経済顧問のジョージ・マグナス氏はリポートで、「今年の選挙後の時期尚早の緊縮財政が英景気をリセッションに陥らせれば、為替市場の反応は激しいものになる公算が大だ」と指摘した。 2人は、税収は減少し、銀行セクターと労働市場の回復は困難になるだろうと予測。投資家は英国の債務返済能力に不安を抱き、イングランド銀行(中央銀行)は低成長を受けてこれまでよりも多くの国債を購入せざるを得なくなるとみている。 その上で、「英当局には債務に対して紙幣乱発しか手がないのではないか、と市場は考えるだろう。この結果、ポンドに通常の調整ではなく危機が訪れる公算が大きい」と述べている。 現在英国ではエコノミストや政治家の間で、同国の財政政策の最善の道は何かという議論が熱を帯びている。英国は、先進国の中で最大級の債務を抱えて、過去最悪のリセッションからはいだそうとしている。 労働党が、まだ脆弱(ぜいじゃく)な景気回復基調を止めないために穏やかな支出削減にすべきだと主張する一方、保守党は、もっと積極的な削減にすべきだと論じている。 2月14日には、ロンドンの金融街「シティー」のエコノミスト20人が大幅な財政支出削減を求める書簡を公開。その4日後には、UBSのマグナス氏ら60人のエコノミストが厳しい削減は英経済を打撃の大きなリセッションに陥れる恐れがあると反論する書簡を出した。 一部の投資家は、多くの人がポンドの先行きを悲観的に見過ぎていると考えている。バークレイズ・ウェルスの通貨エコノミスト、マイケル・スナイド氏は「今年初めには、他の通貨を買ってポンドの下落に備えるよう顧客にアドバイスした」としながらも、「ここ数カ月のポンドの下落はポンドが非常に安くなっていることを意味しており、他通貨への投資が魅力的だとはもはや思えなくなった」と述べている。 記者: Katie Martin
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