(回答先: 日本の財政赤字、「崩壊寸前」＝増税、歳出削減が不可避−ロゴフ・ハーバード大教授 投稿者 gikou89 日時 2010 年 3 月 01 日 04:54:12)

http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=aVJBZ_IbxXIQ

２月23日（ブルームバーグ）：米ハーバード大学のケネス・ロゴフ教授は、債務が膨れ上がっていることから、数カ国がデフォルト（債務不履行）に陥り、米国は歳出削減を余儀なくされる可能性があるとの見方を示した。同教授は2008年に大手米銀の破たんを予測している。

　　国際通貨基金（ＩＭＦ）調査局長を務めたロゴフ氏は23日、東京でのフォーラムで講演し、銀行危機後には「大体、数年のうちに政府債務の不履行が多く発生する。今回もそうなるとみている」と述べた。

　　同氏はまた、講演後のインタビューで、米国は歳出削減の前に金融政策の引き締めを行い、市場に「衝撃波」を与える公算が大きいとの見方を示した。財政政策については、債券利回りが急騰し「大きな痛みを伴う」増税や歳出カットを迫られるまでは抑制されることはないだろうと述べた。

　　出口戦略については、「若干インフレが生じるとしても、緩やかな金融政策を続けながら、徐々に緊縮的な財政政策を取り始めること」が望ましいとの認識を示した。

　　ロゴフ氏はまた、財政赤字問題を抱えるギリシャは最終的に欧州連合（ＥＵ）ではなくＩＭＦに救済されることになると予想。ギリシャは財政緊縮計画を「数週間以内に」発表し、ＥＵはつなぎ融資を行うとみられるが、その規模は長期的には十分ではないだろうと語った。
　

コメント

01. 2010年3月01日 10:57:08 ロゴフ教授の言っていることは、どうすればアメリカ・イギリスの破産を避けられるかというところにあるらしい。　アメリカとイギリスの財政・経済を棚に上げて、他国がデフォルトになれば助かると言うことに尽きるが、EU諸国の中の数カ国が窮地に追い込まれているから、今度は日本が財政破綻だと騒いでいるに過ぎない。　確かに日本の財政も楽ではないが、幸い日本の国債の保有者は殆どが国内であり、アメリカのように外債に頼っているわけではない。　仮に日本の国際の格付けを引き下げたとしても、日本政府の新規国債発行が困難になると言うことではない。　アメリカの新規国債の発行が上手く行ったとすれば、中国や日本が購入するしかない筈だが、案外既に過剰資金を溜め込んでいる投機資本が引き受けている可能性もある。　HSBCがロンドンから香港に本店を戻したという話もあったから、香港が引き受け手になっているのじゃないか。　しばらくは綱引きのような状態が続くと思うが、そう長くは持たないと思う。　N.T

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