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長期金利は4、5月に需給悪化懸念で上昇後、6月に低下−UBS証(ブルームバーグ) http://www.asyura2.com/10/hasan67/msg/353.html
長期金利は4、5月に需給悪化懸念で上昇後、6月に低下−UBS証 2月26日 UBS証券の道家映二チーフストラテジストは25日、ブルームバーグとのインタビューで、今年4−6月期の長期金利の推移について、4月から5月にかけて需給悪化懸念の強まりで上昇するが、6月には国債大量償還を迎えることから需給が改善して低下に転じるとの見方を示した。 道家氏は、長期金利が上昇する理由として、利付国債のネット供給額(発行額から償還額を引く)が膨らむことや縁故地方債の集中発行で需給バランスが悪化することに加えて、追加経済対策の策定、円安・ドル高の進行などを挙げた。 UBS証では、月間のネット供給額は4月が8兆円、5月は7.6兆円となるが、6月は利付国債償還の影響が大きく、0.1兆円の減少に転じると試算。6月の国債償還額は10兆円弱になるとみている。 4−6月期には鳩山由紀夫政権が参院選挙対策で追加経済対策を策定すると予想している。道家氏は「衆院解散がなければ次の国政選挙は3年後になる。鳩山政権は一定の財政規律を守ろうとするだろうが、中期的な財政政権への取り組みは2011年度以降のテーマと考え、参院選前は勝つためには何でもありになりかねない」とみるためだ。 政府・与党の10年度予算案には、使い道を決めない歳出項目として約2兆円の別枠がある。景気が落ち込む場合の予備的費用だが、道家氏は「参院選前に追加対策が策定された場合の財源になる」と説明。その上で、「4兆円から5兆円の財政支出(真水)を想定しており、その場合は2兆−3兆円の国債増発が必要になる」という。 日銀は新型オペ拡充も また、日本銀行の政策に関しては、景気の底割れ回避や年度末越えの資金供給で万全を期すために3月の金融政策決定会合では昨年12月に導入した新型オペの拡充を決めると予想している。新型オペは政策金利0.1%で期間3カ月の資金を10兆円供給するもの。国債買い入れの増額については、4−6月期以降になるとみている。 一方、米国債市場では、バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長が24日の議会証言で示唆した住宅ローン担保証券(MBS)買い入れの3月中止を前提に、4−6月期にかけて米金利は上昇基調になると見込んでいる。 5月に金利ピークとの見方 道家氏は、長期金利は5月に4−6月期のピーク(上限)となる1.5−1.6%程度まで上昇した後、6月に入ると国債大量償還などで低下に転じると見込んでいる。1.6%に達すれば2008年10月以来の高水準となる。 長期金利は昨年6月11日に09年度の最高水準である1.56%を付けたが、その後は投資家の買いが膨らんで1カ月後には1.3%割れまで下げた。こうした経緯を踏まえ、「今年は5月に前倒しで織り込んで4−6月期の金利のピークをつける」と述べた。 一方、道家氏は、日米欧の経済に慎重な見方も維持しており、銀行の余剰資金積み上がりなどから、「予想ほど金利が上昇しない可能性も意識している」と話した。 26日朝方の現物市場では、長期金利の指標とされる新発10年物の305回債利回りは1.29%で取引されている。
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