★阿修羅♪ > 国家破産67 > 252.html ★阿修羅♪ |
|
アメリカが異常なほどのトヨタバッシングに走るのは、GMやクライスラーが倒産してしまって次世代の自動車作りに遅れたからだ http://www.asyura2.com/10/hasan67/msg/252.html
株式日記と経済展望 2010年2月12日 金曜日 ◆米4州知事がトヨタ擁護 議会に書簡「批判は不公平」 2月12日 朝日新聞 【ニューヨーク=丸石伸一】トヨタ自動車の大規模リコール(回収・無償修理)をめぐって、同社の工場があるケンタッキー、インディアナ、ミシシッピ、アラバマの4州の知事が連名で10日、米議会に書簡を送り、トヨタに対する批判は「不公平だ」として公平な議論を求めた。 書簡は、24、25日にリコール問題に関する公聴会を予定している米議会下院の二つの委員会に出された。 書簡では、トヨタがリコールにともなって対象車種の販売や生産を一時中止したことについて「ほかのメーカーが同様の措置をとった記憶はない」とし、異例の対応をとったトヨタの姿勢を評価。それにもかかわらず厳しい批判にさらされていることは「残念であり、不公平だ」とトヨタを擁護した。議会に対しては「安全や品質にこだわってきたトヨタの長い歴史を考慮してほしい」と求めた。 4知事は書簡の中で「トヨタの拠点と販売店だけで全米に17万2千人以上の従業員がいる」と強調。トヨタへの行き過ぎた批判が、米経済にも悪影響を及ぼしかねないことに懸念を示した。 ◆【時視各角】トヨタをむやみに叩くな(2) 2月11日 中央日報 米国の政界・メディアが攻撃するトヨタの電子制御装置はパンドラの箱だ。どの自動車メーカーも完全な自信を持てない部分だ。最近、英語圏では自動車のエンジンをかける時、「ignite」と「boot」という表現を混ぜて使う。自動車の電子比率が35%に達し、コンピュータ−と変わらなくなった。部品の数と重量を減らして燃費を高めるには電子化しかない。しかし機械屋も電子には弱い。高熱と寒波に露出される自動車の電子部品はいつ電磁波の干渉を起こすか分からない。機械的な欠陥とは別に事故が発生しても再現や原因の立証が難しい。ベンツやBMWなど高級車も同じ悩みを抱えている。 ビッグ3などライバル企業も大っぴらにはトヨタを非難しない。反撃の恐れがあるからだ。すでに世界自動車市場は超成熟段階に入っている。技術は平準化され、コスト競争力が生きる道になっている。米国はトヨタの営業利益の半分を占める主力市場だ。決してあきらめることはできない。リコール問題が落ち着きしだいトヨタが大々的な割引行事を行うと予告するのもこのためだ。市場シェアを取り戻そうと準備しているのだ。 リコール問題がトヨタの根本的な競争力を損ねたわけでもない。トヨタには愛知県出身の忠誠心あふれる中間管理者があちこちにいて、現場をリードしている。安定した労使関係と忠誠度の高い顧客は大きな資産だ。負債比率ゼロに加え、蓄積してきた実弾も大量だ。リコール問題でトヨタがふらつくのは事実だ。円高は脅威的で、100万台以上の過剰設備も負担になる。しかしトヨタは危機を克服して成長してきた企業だ。敗戦と石油ショックを乗り越えて一つずつ前進してきた。トヨタはうつむいている時がもっと怖い。世界1位を目の前にしても「日本が自動車で独自発明したのはサイドミラーをたたむ装置だけ」と低姿勢を維持する企業だ。世界メディアの過度な‘トヨタたたき’を眺めながら、安度眩(アン・ドヒョン)の詩「お前に尋ねる」の‘煉炭の灰’を思い出した。「トヨタをむやみに蹴飛ばすな/お前は/一度でもトヨタほどになったことはあるのか」。もう感情的になるのはやめて、トヨタがどのように試練を解決するのかに関心を向ける時だ。
フジTV系列の『特ダネ』という朝の番組でプリウスのブレーキ抜けを起こさせてみようということになった。すでにブレーキ抜けの概要は判明しているので、条件を合わせればよいだけ。ビニールシートを敷き、その上にシャンプーを撒いてアイスバーン程度のミューを持つ路面を作ってもらった。 35km/hで進入し、回生制動だけ掛かる程度のブレーキングをしたら、見事に抜けました。0,5秒とか1秒とかでなく、ブレーキペダルを動かさない限り、ブレーキ圧は高まらない。いつまでも空走してしまうということです。しかも運転の上手な人がアイスバーンで踏む程度のブレーキの強さである。こら気になるだろう。 ただ踏み増せば効くことも確認出来た。おそらくリコール対応の制御コンピューターは、初期から油圧系統も稼働させるようにしているハズ。トヨタ側からの情報が全くないので不明ながら、回生制動の効率低下により、実用燃費落ちる可能性大。私は燃費優先だし雪道も走らない。しばらく従来通りの制御コンピューターのまま乗ります。 ちなみに今回のプリウス騒動、一つだけ自分的に満足していることがある。昨年7月に千葉県で発生した多重追突事故は今回の件と無関係であることをキッチリ訴求出来たというもの。今回、NHKとTV東京を除く全てのキー局から状況の問い合わせが来た。その際、時間を掛け、先方に納得頂けるまで事象を説明しました。 残念ながら2月3日時点のニュースや報道では7月の追突事故も並列に扱われてしまったけれど、各局の担当の方に理解してもらえたのだろう。やがてNHK以外(TV東京は確認してません)、7月の事故を報道しなくなった。「間違った情報を流さないこと」がメディアの使命。プリウスについての報道はかつてないほど的確だと思います。 それにしてもトヨタから情報は全く出てこない。機能を全うしていない部門あるのだろう。このあたりがトヨタバッシングの根っこにあります。一生懸命仕事しているエンジニアはさぞ無念に感じている違いない。 ◆投稿: ハタハタ | 2010年2月 9日 (火) 14時32分 私も現象に関しては、国沢さんの見解通り ブレーキバイワイヤ的な制御も出来るのかもしれませんが、 Nレンジ(回生がなくなるのでブレーキ抜けと同じ状態になる) 20%でNレンジではメカニカルブレーキが この時点で、数字は適当なのですが 正確とまで言える話しでは無いのですが ここからは、一段と確実性が低い話しになってしまいますが (私のコメント) しかし自動車は家電製品とは違って、欠陥自動車は命にかかわる事故に繋がるから、家電製品のようなわけには行かないでしょう。家電製品のように買っても5万円か10万円のテレビなら欠陥品であっても交換する程度の対応でメーカーは済む。新聞やテレビで叩かれる事も希でしょう。マイクロソフトのXboxはほとんどが欠陥と言うひどい製品でしたが世界のマスコミが騒いだ形跡はない。 しかし自動車となると価格が100万円から1000万円もする高価な商品なので、家電製品のように部品を組み立てれば出来ると言う商品ではない。ただ単にエンジンとタイヤを取り付けて走ればいいというものではない。高速道路などでは100キロ以上のスピードで走るから故障して事故が起きれば人命に関わる。 最近の自動車はコンピューター化が進んで、アクセルからブレーキに至るまでコンピューター制御だから、プログラムにバグがあれば異常な動作をする事になる。プリウスのリコール騒ぎもブレーキ制御にプログラムの設定ミスがあったようですが、これからの車はこのような電子的な欠陥が増えてくるだろう。 最悪なのはエンジンが暴走してしまって、ブレーキも利かないといった故障ですが、アメリカで4人が死亡する事故に繋がっている。昔の車のようにキーをまわしてエンジンを止めるのではなく、スイッチを3秒間押し続けなければエンジンは止まらない。これからのドライバーはこのようなコンピュータ化された車の操作を覚えなければならない。 自動車はパソコンなどとは違って炎天下の砂漠や、氷点下のアイスバーンの道路などを走らなければならない。振動や気温の変動も激しく耐久性と信頼性が求められる。だからパソコンや家電製品に使われているような電子部品では使い物にならず、自動車用の電子部品を作らなければならない。 最近ではハイブリッドカーや電気自動車が販売されるようになりましたが、リチウムイオン電池パック一つとっても、家電メーカーが作った自動車用電池パックは使いものにならなかったそうです。パソコン用のリチウムイオン電池パックも発火事故などがありましたが、パソコンとは違って自動車は命にかかわる。 プリウスなどのハイブリッドカーには数百万ステップものコンピュータプログラムが書き込まれていますが、各場所のコンピューターとの連携に問題が起きやすい。パソコンソフトのプログラムも絶えずバグなどの修正が行なわれていますが、今回のプリウスもプログラムミスの修正が行なわれる。部品などの欠陥による原因の究明は分かりやすいですが、電子制御回路の欠陥は再現性も難しいから見つけるのが大変だ。 自動車がこのような電子化が進むのは、中央日報の記事にもあるように「部品の数と重量を減らして燃費を高めるには電子化しかない」そうです。ハイブリッドカーや電気自動車になればコンピューターの固まりとなり組み込まれたプログラムで性能が違ってくる。それらのプログラムこそが自動車メーカーの企業機密であり、高級車ほど電子制御が複雑になる。 ガソリンエンジンで走る自動車そのものは成熟産業であり、これ以上の性能の向上は困難だ。自動車産業への新規参入も難しく、積み上げられてきた技術の壁は大きい。自動車そのものは新興国でも出来ますが、性能の良さで売れる車を作るのは難しい。さらに電子化が進んでコンピューター制御技術の差が自動車の性能の違いになって現れてくる。 アメリカが異常なほどのトヨタバッシングに走るのは、GMやクライスラーが倒産してしまって、次世代の自動車作りに遅れてしまっているからだ。アメリカのEVのベンチャー企業がいろいろ立ち上がっていますが、なかなか量産化されたEV自動車が出てこない。電気自動車は試作するのは簡単ですが大量生産するのが難しい。部品レベルから全く新しく開発しなければならないからだ。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/
since 1995
▲このページのTOPへ
★阿修羅♪ > 国家破産67掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。 すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。 |