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長期金利が上昇基調に転じる可能性に目配り必要=日銀金融市場リポート(ロイター) http://www.asyura2.com/10/hasan67/msg/151.html
長期金利が上昇基調に転じる可能性に目配り必要=日銀金融市場リポート(ロイター)
また、国際金融資本市場の改善は持続していると評価した上で、今後については、米国などで家計部門や銀行部門におけるデレバレッジ(債務削減の動き)がどのように進展し、どのような影響を金融セクターに与えるかが引き続き大きな着目点になる、との見方を示した。 <長期金利の上昇可能性に目配り必要> リポートは、グローバル投資家が着目している点として、主要国における財政バランスの悪化を挙げ、「民間部門のデレバレッジがマクロ経済の急激な縮小をもたらさないよう、政府が民間部門に代わって総需要の下支え役となったが、こうした公的部門のバランスシート拡大が、市場参加者の間で徐々にリスク要因として意識されつつある」と指摘。 「2009年下期は実体経済と金融政策への期待の両面で、長期金利を抑制する要素が働いたことから、長期金利の上昇圧力が著しく強まる展開にはならなかった」と振り返ったが、「財政バランスの今後の帰すうや見通し次第では、イールドカーブをスティープ化させる投資ポジションが拡大する可能性があるほか、長期金利が上昇基調に転じる可能性にも十分な目配りが必要だ」と警鐘を鳴らした。 <リスクアペタイトの上昇傾向は一服> 一方、足元の国際金融資本市場については「緩慢な景気回復ペースなどを眺め、リスク・アペタイト(投資家のリスクを取る意欲)の上昇傾向は一服したが、金融システム不安が和らぐ流れが持続したほか、主要な中央銀行が、低金利政策を続けるスタンスを明確化したこともあり、基本的にリスク・アペタイトはレベルを切り下げることなく推移した」と評価。 これと対応する形で、リスク性資産への資金流入も「幾分ペースを緩めつつも継続した」ものの、「先進国における低金利政策の持続期待が新興国への資金流入を加速する可能性や、期待の変化がフローの急速な巻き戻しを引き起こす可能性なども意識され始めた」と警戒感も示した。 <米デレバレッジ進展に引き続き着目> リポートは、今後の金融資本市場の動向を展望する上で「実体経済と国際金融資本市場の相互作用に影響を及ぼしうる要因に引き続き着目していくことが重要だ」との見方を示し、実体経済面では「デレバレッジによる下押し圧力が継続するもとで、各国経済が持続的な景気拡大を実現することができるかどうかが、市場が一段と安定性を増していくうえで、重要な要素となる」と指摘した。 「この点、米国などにおいて、家計部門や銀行部門におけるデレバレッジが、どのように進展し、その過程でどのような影響を金融セクターに与えるかが、引き続き大きな着目点になる」という。 一方、国際金融資本市場では「投資家の投資姿勢が、今後、どのように変化するか」に注目。「現在、グローバル投資家の投資姿勢は、回復してきているとはいえ、依然、ドバイ・ショックのようなイベント・リスクを含め各種リスクに敏感だ」と慎重な見方を崩さなかった。
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