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09年自動車生産・販売:7社が過去最大の減少率【毎日JP】
http://mainichi.jp/select/biz/news/20100126k0000m020098000c.html
国内の自動車大手8社が25日発表した生産・輸出・販売実績によると、09年の世界生産台数は8社合計で前年比21%減の約1758万台と落ち込んだ。
08年秋のリーマン・ショック以降の世界同時不況による年前半の減産が響き、全社が前年実績を割り込み、スズキを除く7社が過去最大の減少率となった。
足元は国内外の景気刺激策による販売復調で生産も持ち直し傾向にあるものの、トヨタ自動車をはじめ過剰生産能力問題はなお解消していない。
トヨタ自動車の09年の世界生産台数は22.4%減の637万1291台。
ピークの07年(約853万5000台)に比べると、約220万台の余剰能力を抱えている計算になる。
ハイブリッド車(HV)「プリウス」の爆発的なヒットで国内販売は昨年5月以降に急回復したが、これまで収益の柱としてきた米国など先進国の需要回復が遅れ、輸出が伸びないのが主因だ。
このため、国内生産、海外生産とも過去最大の減少率となった。
HV「インサイト」の好調などで09年の国内販売実績が8社の中で唯一前年実績を上回ったホンダも、世界生産台数は23.9%減の301万2637台と大幅に落ち込んだ。
海外生産は約2割減にとどまったが、輸出の落ち込みで国内生産は3割以上も減った。
日産自動車の世界生産も19.2%減の274万4562台と2割近い減少となった。
一方、足元の昨年12月単月の世界生産は、トヨタが32.8%増の63万6102台と3カ月連続で前年実績を上回るなど回復基調が見られる。
ただ、「08年秋以降の急激な生産調整の反動」(トヨタ広報)との面も大きい。
対照的に新興国では、中国やインドなどを中心に現地生産が拡大。
09年の中国での生産台数は、トヨタが9.5%増の59万8521台▽ホンダが16.3%増の60万1920台▽日産が44.3%増の54万7236台−−など、軒並み大幅な増加となった。
中でも世界生産が唯一、1ケタのマイナスにとどまったスズキは海外生産が5.3%増の147万9231台と過去最高を記録した。
09年は新車販売で中国が米国を抜いて世界最大の市場となったが、生産の面でも新興国の役割が急激に拡大していることを裏付けた。【大久保渉】
毎日新聞 2010年1月25日 21時27分(最終更新 1月25日 22時02分)