http://www.asyura2.com/10/bd59/msg/861.html
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『生命知の殿堂』という本は「現代医学と日本政治の病理を抉る」という副題を持っており、個体から社会などの組織における健康と病気について論じている。随筆調の体験記のスタイルの本だが観察が几帳面なので、丹念に読むと相似現象を使った手法が成程と感心させられ、人間の病気と社会の病気の関係が良く分かる。
http://www.hikaruland.co.jp/books/2011/07/27153403.html
病気で重態に陥る患者の苦しみと政治の破綻で亡国に至る過程が、似たような苦痛と災難を伴っていることが明らかになって、今の日本が放射能汚染でのたうちまわり、地獄の苦しみを体験するまでの因果関係の説明になっている。
なぜ東日本地震が巨大な津波を発生させて、東電の福島原発を核爆発させて放射能をばら撒き、前代未聞の取り返しのつかない災難を日本人に与えてしまい、『中曽根大震災』と呼ぶべきになったのかについての記述があるのを読み、そう言うことだったのかと思って納得せざるを得ない、強烈な説得力を感じてしまうのである。その文章は次の通りだ。
「今回の東日本大震災の大規模な天災で、東北地方では予想外の津波で大災害を生んだが、東京電力の福島原発の大爆発は、中曽根首相が全力をあげて推進した、核武装のための原子力発電政策により、日本列島を生き地獄にしたものであり、3・11地震の悲劇は[中曽根大震災]と呼ぶべきものだ」。
この本にはケムトレールやHAARPについての記述があり、電磁兵器であるという指摘と簡単な説明もあるが、現在の日本で大流行している謀略説には加わらずに、米軍の秘密兵器として紹介しているに過ぎない。それはこの本が生命における免疫の役割を学問的に検討し、地球の医師(ガイアドクター)として治癒力やストレスを扱い、地質学者の立場で組織の病理を解明しているためと思われる。
だから、理学博士の著者は簡単に謀略説には組せず、現実主義に立って科学的に慎重な態度に基づく観察で状況を分析し、始めに結果ありの態度を取らないために、謀略史観に安易に加担しないとも言える。その点でベストセラー本やDVDを大量に売りまくって稼ぐ、副島隆彦ヤベンジャミン・フルフォード立ちの大衆相手の香具師商法とは異なり、地味だが質の高い読者を相手にする内容の本の形でまとめているので、目の肥えた読者には得難い本になっていることが分かるのである。
しかも、カミトロニクスという新しい読書方式まで発明して、読書の楽しみ方を激増することまで考えて実用化したお陰で、我々オールドジャーナリストにとって旧知に属して忘れていたが、読売新聞の石井君が奇妙な形で殺された事件に関し、その疑惑についての詳細なリポートの記事を読むことまででき、これは凄いと思わざるを得なかったのである。
http://www.asyura2.com/07/nihon22/msg/1007.html
そして小泉時代という実に異質な政治が支配したことにより、選挙の時に相手を倒すために刺客を送り込んだやり口や、辣腕記者の不審な死が頻発したのにそれを変だと考えないで、国民が熱狂にうなされたように小泉政権を支持したことに、ヒトラーにドイツ人が熱狂したナチス時代の悪夢を思い出したりできた。その熱狂に包まれた陰で日本解体が進み、日本長期信用銀行が解体されて禿げたかファンドに叩き売られ、郵政改革の名前で郵便局が持つ巨大な資金を抜き取る工作が、政治改革の名目で行われたのだから恐ろしい。こうした売国行為に対しての追及は全く行われなかったことは、中曽根康弘による核武装のための原発推進政治が日本列島を放射能の生き地獄にしたのに、メディアはその罪を全く追及していない状況に対応していると思わざるを得ない。その天罰が下ったのが3・11地震が津波を起こして福島原発を襲い、第三号炉の核爆発による放射能汚染を引き起こし、この前代未聞の災難が中曽根大震災になったということである。
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