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2011年6月9日
マントラはなぜ効くのか? よいマントラを活用しよう。
世の中には多くのマントラ(真言)があります。これは効果があるようです。
私がマントラは効果があるのだな……と知ったのは、1980年代のはじめにTM(超越瞑想法)を知った時が、はじめてです。
大発見だというので『超瞑想法TMの奇跡』(85年5月 PHP研究所刊)を出しましたが、この本はよく読まれ、日本にTMブームをひきおこすとともに、「マントラ」というコトバも普及させました。
私は、どんなことでも論理的、体系的に納得しなければ認めないという変った特性のある人間なので、当時、凝っていた元イエール大学教授で天才といわれたハロルド・サクストン・バー博士のLIFE FIELD論(見えない生命にも鋳型のあることを発見した論理)を当てはめ、マントラも一種の鋳型をつくるのだろう……と考えてこの時は納得したのです。
それ以降、私の現象認識は、いずれも私見ですが、「波動の法則」と「鋳型論」で、ほぼ100%納得できるようになりました。
もちろん波動の法則の方が、鋳型論よりもすべてに通用する上位の考え方で、「劣位の波動でできた鋳型」より「優位の波動の鋳型」の方が効果はありますし、「優位の波動」で「劣位の波動」を変更することも可能だと思っています。
波動も鋳型も「確信する」と強固になるのが分りましたので「良いことが実現できる、と確信しなさい」、と’90年ごろからたえず言うようになったのです。これは真理だと思っています。
ところで、きょうはよく効くマントラの話しをしようと思います。
先月のことです。船井総研で私の秘書をしていた女性(愛称 みいちゃん)が「最高のマントラを見つけたので、お知らせします。おやりになりませんか?」と空海や日蓮がよく唱えたという虚空蔵求聞持法のマントラを教えてくれました。それは100日間で100万回唱えると効果が絶対だというのですが、
「ノウボウ アキャシャ ギャラバヤ オン アリ キャマリ ボリ ソワカ」という真言でした。
それだけでなく、この真言は、北海道で成功塾(?)を開いている鈴木公一さんが詳しく、いま大人気だとも教えてくれたのです。
その後、忙しく鈴木さんのブログを一通り見ただけで、それ以上はまだ調べていませんが、興味のある方は自分でお調べください。
ところでこれは効きそうです。鈴木さんは「能望真言」と言っているようです。
ホ・オポノポノの効果も同様原理だと思います。日本でもかなり流行してきましたので、日本語の「ありがとう、ごめんね、愛しているよ」が鋳型になり、段々と効くようになってくるでしょう。
私や加治将一さんの活用しているマントラも、(今年1月24日の当ホームページ掲載)も、確信して説えますと、急速に効果を発揮するでしょう。いまはそうなりつつあるようです。
やはり先月、森美智代さんが宗教学者の町田宗鳳さんとの共著『「ありがとうを言う」と超健康になる』(マキノ出版、今年5月28日刊)という本を送ってくれました。
これを読んで、日本では「ありがとう。健康と幸せになったよ」が非常によさそうなマントラで、はじめに対象者名を入れると、さらに効くだろうとも思います。
具体的には「○○さん、ありがとう。あなたは健康で幸せになりましたよ」と一日に何回か声に出してもよいし、出さなくとも思うだけでよいでしょう。思いも波動ですから、ライフ・フィールド(鋳型)をつくるように思いますし、これなら分りやすく対象がはっきりしていますから、それなりに効果的でしょう。
前述の鈴木公一さんは「能望真言が、エネルギーを高め、高次元にアクセスできる唯一の言葉だと思う」と言っていますが、彼にはそれだけの確信があって、人たちに奨めていると判断すればよいのです。アカシックレコードにもアプローチが可能だと鈴木さんは思っているようです。
「般若心経」も一種のマントラです。
また最近、多くの人に唱えられている「ひふみ祝詞」もマントラ効果が急速に出て来ていると思います。どう考えても「すばらしい真言」と言えそうです。
もしも、マントラとか鋳型論に興味のある人は、絶対にハロルド・サクストン・バーの名著『LIFE FIELD』(1972年刊)か、その日本語訳の『生命場(ライフ・フィールド)の科学』(神保圭志訳 85年 日本教文社刊)は一読しておかれた方がよいと思います。
同書には、「それは測定できる」と測定法まで書かれています。
きょうはいま効きそうな多くのマントラを紹介しようと思っていたのですが、考えればムダだと思うのでやめます。その代りに私の鋳型論では、@虚空蔵求聞持法 Aひふみ祝詞 Bありがとうマントラ の三つのどれかが日本ではよさそうだと言っておきます。もちろん、このうちの二つ以上を併用しても良いと思います。
さいごに、ハロルド・サクストン・バー博士が『LIFE FIELD』で書いている「生命の鋳型」について少し紹介しておきます。
生命の鋳型
目に見えず、触れることもできない電気力場というものを、科学者でない一般の人向けにわかりやすく説明するのは、なかなか骨のおれる仕事である。そのため、これからお話しすることは、しばしば卑近な例を引用しているが、そうすることによって、この「生命場」――これからは「ライフ・フィールド」と呼ぶことにしよう――の実態および、その重要性について理解する手掛かりが得られるものと思う。
ハイスクールの理科の授業で、磁石の実験を行なったことのある人は、ぜひそれを思い出してもらいたい。紙片の上に鉄粉を一面に撒き、その下に磁石を近付けると、鉄粉はひとりでに磁力線に沿って並び、「磁場」のパターンを描き出したはずである。そして、鉄粉をそっくり入れ換えて、もういちど同じことを繰り返してみても、そこには従来とまったく同じ文様が出現する。
ずっと複雑ではあるが、これと同様のことが人体の中でも生じているのだ。われわれの肉体を構成する分子や細胞は、絶え間無く壌れ去っていく一方、食物から供給される新鮮な素材によって、新たに再生されている。だが、このように生成流転しながらも、肉体がほぼ、過去と同じ姿かたちを保っていられるのは、「ライフ・フィールド」が存在し、それによってコントロールされているおかげなのである。
最近の研究が明らかにしたところによると、われわれの肉体の物質が入れ換わる速度は、従来考えられていたよりずっと速いという。たとえば、体内の蛋白質がそっくり入れ換わるのには6ヵ月もあればよく、なかでも肝臓などの組織はもっと短い期間で、どんどん新しくなっているのだ。
半年ぶりで、ある友人に会ったとしよう。彼は一見、何の変わりもないようにみえるだろう。だが、彼の顔面を構成している分子は、半年前とは全然別のものになってしまっているはずなのである。それでも顔面パターンが友人のものだと、支障なく識別できるのは、古い分子と同じ位置に「ライフ・フィールド」が新しい分子を配列してくれるおかげなのである。
最新の測定器がライフ・フィールドの存在を明らかにするまでは、絶え間無い新陳代謝を通してつねに物質が入れ換わっているのに、肉体がその形状を保っていられるのはなぜなのかという問題が、生物学者たちを随分と悩ましてきた。だが、いまや、その謎は解かれたのだ。物質自体がいかに変わろうとも、肉体の電気力場が「母胎」もしくは「鋳型(フィールド)」としての役目を果たすために、肉体の形状は従前どおり維持されるというのが、その真相なのであす。
(中略)
では、ライフ・フィールドの測定とは、具体的にはどうするのだろうか。まず、道具には、特別な電圧計および電極が使われる。これを使ってライフ・フィールドのさまざまな部分について、電圧パターンもしくは電位差を計測し、記録すれば、その姿がしだいに明らかになってくるのである(転載ここまで)。
この文を読んでもらいますと、私の考え方の「鋳型論」がほぼお分りいただけると思いますし、「波動の原理や法則」と合わせて、世の中で起こることの全てを納得している……という理由もお分りいただけでるでしょう。
ともかくマントラ(真言)は効くようです。効果のあるよいマントラとお付きあいしましょう。
=以上=
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