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小泉純一郎の売国政治と強姦事件を掘り起こした記事
http://www.asyura2.com/10/bd59/msg/650.html
投稿者 バルバロッサ 日時 2011 年 6 月 04 日 18:24:15: 8pgEgZDDPobpk
 


東北日本大震災で致命的な災害を受けた日本の復興のために、復興院の総裁として目覚しい活躍をした後藤新平について調べ、関東大震災で虐殺された大杉栄や朝鮮人についてチェックしていたら、偶然にも小泉純一郎が強姦事件を起こしたことを論じた記事を見つけた。驚いたことに、この記事は小泉内閣が発足して間もない時期に、『財界にっぽん』2002年6月号に掲載されていて、小泉純一郎の犯罪を明らかにしていたのに、日本人はこの破廉恥男のいかがわしさを放置し、日本を滅茶苦茶にしてしまったのだ。

<貼り付け>
3268―29 大杉虐殺犯とされる甘粕正彦考

 

 「大杉栄と甘粕正彦を巡る不思議な因縁」を転載しておく。実に興味深い話が証言されている。
大杉栄と甘粕正彦を巡る不思議な因縁
国際問題コメンテーター 藤原肇 vs 元フランス三井物産総支配人 小串正三

「わが社なら課長止まりの人材ですから、そんな人に首相をやらせるのはかわいそうです」
「小泉首相が三十年前に起こした不祥事と留学経歴の真相」とは…。
 日蔭茶屋から日影茶屋への時代の変遷
藤原 だいぶ以前のことだったと思うのですが、食事 をしながら小串さんの思い出話をうかがった時に、関東大震災の時のドサクサに紛れて虐殺された、アナキストの大杉栄に良く出会ったという話を聞きました。 そこでお願いですが、今日はその話をもう一度じっくりと聞かせて頂きたいのですが……
小串 そうですか.実は大杉栄と会ったのは 未だ子供だった頃です。不思議な縁とでも言ったら良いのでしょうか、彼は東京外語のフランス語科を卒業しており、三十年ほど遅れて外語のフランス語科に 入ったので、いうならば、私は後輩になったという関係になります。しかも、私は子供の頃に逗子に住んでいたので、葉山の日蔭茶屋という割烹旅館に滞在して いた大杉さんに、何度も出会っているという体験をしています。
藤原 小串さんと大杉栄とが不思議な縁で結 ばれているとしたら、今の私はそれ以上の因縁があるみたいであり、実は今度の訪日の前に作家の小島直記さんから手紙が届き、「逗子の日影茶屋でお食事を差 し上げたいので、滞日中に時間が取れるなら連結を頂きたい」というお招きを受けました。そんな有難い招待が縁結びになりまして、数日前に逗子に出かけ葉山 の日影茶屋で鮮魚料理をご馳走になりました。
小串 そうですか、それは良かったですね。日蔭茶屋の料理ならば最高のもてなしであり、あなたも得難い経験をなさったことになります。
藤原 幸運でした。また、大杉栄が利用して いた頃は日蔭茶屋として、割烹と旅館を兼業していたということですが、戦後は看板を日影茶屋に改めて料理屋だけになり、同じ発音でも営業内容が変わったの だそうです。そういえば、大杉が殺された関東大震災から既に八十年ちかくも経っており、「明治は遠くなりにけり」というが大正も遠くなって、時代の移り変 わりには目を見張るものがあります。
小串 本当にそうですな。また、葉山の日蔭茶屋と言えば、大杉栄が若き日の神近市子に刺された彼の常宿として有名ですが、小島さんがあなたをそこに招いた理由には、大杉栄がらみの話が関係していたのですか。
藤原 そのようです。実は最近の雑誌に活字 になった記事を幾つか、「オリンピアン幻想」(東明社)と一緒に小島さんにお送りしたのです。そうしたら、小島さんがそれに関連して雑誌の連載記事に、 「藤原氏のエッセイ、対談記事を読み、全文にあふれる憂国、愛国の熱情に、久々に青年のような興奮を感じた。日本のジャーナリズムは、藤原氏の指摘に耳を 傾け、コマーシャリズムに毒された現状を謙虚に反省すべきである」と書き、その掲載誌と共に日影茶屋への招待の手紙が届いたのです。「アナキストの大杉栄 は内相を務めた後藤新平のスパイだった」ということが、雑誌に出た記事や拙著の中に書いてあるので、そこで小島先生は日影茶屋を思い当たったのでしょう。
小串 確かに、日蔭茶屋は大杉ゆかりの場所としてピッタリです。

 特高の尾行付きの大杉栄に続く東郷元帥の散歩姿
藤原 そこで食事をしながら大杉栄や甘粕正 彦が話題になり、フランス物産の総支配人だった頃の小串さんが、パリで私を息子にようにして下さったことを始め、東京外語の先輩の大杉栄に葉山で何度も 会った話が出ました。そこで、今日は小串さんが大杉栄に会った時の模様について、より詳しい説明をして欲しいのですが……。
小串 そうでしたか。私が未だ小学校の一年 か二年生の頃でしたが、母親に連れられて良く葉山の海岸を散歩しまして、その途中で大杉栄に何度も出会ったのです。向こうから難しい顔をした小父さんが歩 いてきまして、軟禁されているのかいつも後ろに特高警察が付いており、それが大杉栄という人だと知ったわけです.
藤原 特高警察は制服ですかそれとも私服でしたか。また、大杉は洋服ですかそれとも着物姿でしたか。
小串 着物姿でブラブラと散歩しているので す。大杉栄の後ろに付き纏う特高はもちろん私服ですが、別に隠れて尾行しているのではなくて、そばに近づいたり離れたりで黙って歩いているのです。大杉栄 も監視されているのを知っているから、自分のペースで散歩しているわけであり、ボディーガードのつもりかも知れません。
藤原 当時の大杉は日蔭茶屋を仕事場にして いて、そこに愛人たちが訪ねて来て泊まったりしていたことは、大杉の「自叙伝」(岩波文庫)に書いてあります。彼は四谷の家に妻の保子を置き去りにしてお り、本郷の菊富士ホテルでは伊藤野枝と同棲しながら、仕事部屋にしていた日蔭茶屋の二階の部屋に、時々だが愛人の神近市子が訪れたりして、実に奇妙な四角 関係で絡み合った生活をしてます。
小串 アナキストだった大杉流の自由恋愛で しょう。話を散歩の場面に戻しますと、いつも向こう側から特高付きの大杉栄が近づいて来るので、それを見ると私の母が「あの小父さんは悪い人だから、近づ いてはいけません」と言って、手をぐいぐい引いて横道に引っ張って行くのです。どうして悪い人か良く分からないから、きっと伝染病でも持っているのだろう と思い、私は恐い人だという印象を強めました。そして暫く行くと今度は散歩している東郷元帥が近づくので、そうすると母親がニコニコ顔になって、「あのお 爺さんは良い人だから、お辞儀をしなさい」と言うから、近づいて行って「小父さん今日わ」と挨拶すると、「おお、坊や元気かい」と頭を撫ぜてくれるので す.そんなことが何度もあつた記憶が鮮明に残っていて、これが大正時代の思い出になっています。
藤原 東郷元帥も逗子に住んでいたとは面白いですね。
小串 海軍の拠点だった横須賀や久里浜に近いので、逗子の町に隠棲したのでしょう。
藤原 それで、小串さんは逗子のお生まれですか。
小串 生まれたのは山梨県ですが.赤ん坊 だった頃に父が転勤になったので、逗子で子供時代を過ごしたのです。というのは、父が「真白き富上の嶺」の歌の遭難事故で有名になった逗子開成中学の国文 の先生をしていました。関東大震災で家が潰れて東京の滝野川に引っ越し、西ヶ原にある東京外語のフランス語科に入ったので、恐い小父さんだった大杉栄の後 輩になったということです。
 
 パリに繋がる東京外語のフランス語科人脈
藤原 大杉が学んだ東京外語フランス語科と言えば、読売新聞のパリ特派員だった松尾邦之助さんも、小串さんと同じフランス語科の出身ですが、私は彼からフランスの新聞の読み方を教わりました。
小串 松尾さんは大先輩でお世話になってお り、私が学生だった時ペンパルを持つのが流行していて、丁度その頃に彼がパリに駐在していたので、ペンフレンドを捜してもらったりしました。松尾さんがパ リの新聞に広告を出してくれて、山のような返事の手紙が学校に届いたので、クラスの仲聞と手分けして相手を選びました。そして、「自分はフランソワーズと マリアンヌにする」とか「君はアンリエットにしろ」と言う具合に、女の子だけを選んで分け合ったことを覚えています。
藤原 私も中学生の頃にアメリカやフランスにペンパルを持ち、苦労して手紙を書いた思い出があるが、同じように女性を文通相手に選びましたよ。
小串 いつの世でも男の子の考えることは似 ていて、異国のマドモワゼルと文通することに憧れを抱き、外国に行く夢の実現を目指したものです。今時の若者には余りはやらないかも知れないが、昔は外国 が非常に遠い存在だったこともあり、海の彼方の国に対して大きな憧れを持ちました。だから、外国に行けるということが最大の理由になって、私も三井物産に 入社したのですが、最近の若い人は海外に転勤になると聞くと、会社を辞めるという人が商社でも増えているそうです。
藤原 私の青春時代は未だ海外渡航も制限さ れていて、外国に行くこと自体が憧れの的だったが、先ずは言葉の勉強をすることが先決でした。私は中学生の頃にフランス語の独習を始め、高校の2年から大 学生にかけて市ヶ谷の日仏学院に行き、一般教養の授業をカトリックの神父から受け、彼らの博識ぶりや議論好きに驚きました。ユーゴやモリエールの訳読に苦 労しましたが、仏文和訳などは武者小路実篤の戯曲がテキストだし、授業の中にフランスの新聞購読というのがあり、松尾邦之助さんの手ほどきで「フィガロ」 や「ル・モンド」を読み、一年ほどじっくり生きた言葉の訓練を受けました。
小串 松尾先輩はサムライ記者だったから、パリでは人生を大いにエンジョイしたようで、エッセイ作家として軽妙な本をかなり残しています。
藤原 彼がフランス娘と同凄していた青春賛 歌を始め、エロスにまつわる面白い本を書いていたので、甘美な生活を楽しんだのは確かでしょう。それを画家の藤田嗣治やパトロン男爵の薩摩次郎八と重ね合 わせて、パリの生活のイメージを思い描いたものです。でも、ある日のこと洗足池の近くの松尾家を訪ねて、松尾さんもパリ戻りの明石元二郎と同じであり、日 本では実に地味な生活をしていました。
小串 当時の日本人は単身赴任で外国に出かけたから、向こうでは同棲でも冒険でも何でも自由気儘だったが、日本に帰国すれば世間のしがらみの中で、永井荷風や南方熊楠のように日本化して、土俗的にならざるを得なかったのでしよう。

 後藤新平内務大臣のスパイだった大杉栄
藤原 大杉栄と一緒に殺された伊藤野枝は個 性的な女性で、福岡から上京して上野高等女学園の生徒だった時に、教師だった辻潤と同棲して大スキャンダルになり、その後に辻と結婚して息子を二人つくっ ています。そして、次に大杉栄と同棲関係に入って子供を三人生み、中でも有名なのは「魔子」と名づけた娘です。
小串 辻潤はオスカー・ワイルドの小説を翻訳したりして、ダダイストとして一世を風靡した作家ですね。大杉栄と一緒に殺された伊藤野枝が、辻潤の妻だったとは迂闊にも知らなかったけれど、辻さんもパリに足跡を残した文化人です。
藤原 松尾さんから聞いたように思うのだが、辻潤は読売新聞の海外文学特派員の肩書きで、パリに常駐して活躍していたらしいです。何か辻のパリでの話について聞いたこととか、それに関連した本について御存じないですか。
小串 松尾さんは大学もパリ生活も大先輩だが、それよりも古い時代のことだから私は良く知りません。しかし、辻の愛人だった伊藤野枝が日蔭茶屋にいた所に、神近市子がやって来て話がこじれてしまい、大杉が神近に刺されたのが葉山事件です。
藤原 刺 される直前に大杉が後藤内務大臣の所を訪れて、三百円の資金を内密に貰って来た話は,「自叙伝」の中に書いてあるから知られており、これが大杉スパイ説の 根拠になっています。後藤新平は板垣退助が岐阜で演説している時に、襲撃されて「板垣死すとも自由は死なず」と叫んだ現場に駆けつけ、医師として治療をし た経験の持ち主です。しかも、各地の県知事を歴任した安場保和の次女の和子を妻に持ち、愛知県病院に勤務していた若き日の後藤は、恩人で岳父の安場の引き で中央官界に出たのだし、この安場は横井小楠の弟子でもありました。また、福岡県知事だった安場を玄洋社の頭山満や杉山茂丸が尊敬し、しかも、後藤が民生 長官として仕えた児玉源太郎総督に対して、政界の大黒幕だった杉山茂丸が私淑していたのです。
小串 じゃあ、後藤の人脈は高野長英だけでなく、横井小楠にまで広がるわけですね。
藤原 し かも、「夜明け前の朝日」(鹿砦社)の中に書いてあるが、後藤が名古屋時代に作った娘の静子の息子が、メキシコに渡った左翼演劇家の佐野碩であり、彼は画 家のシケイロスと組んでトロツキー暗殺に関連しスターリニストだったと考えられています。また、静子が結婚した医者の佐野彪太の兄が佐野学で、野坂参三と は遠戚関係で繋がっており、野坂の身内は神戸のモロゾフ製菓の筋でして、その周辺には警保局長や特高課長が多くいる。しかも、後藤新平は凄い国際感覚と政 治手腕の持主だから、弾圧し易いようにシンパを結集するために、共産党を組織してスパイを潜り込ませたり、ソ連の外交官ヨッフェと親交を結ぶことで、英国 流の帝国主義の実行を試みています。
小串 後藤新平は初代の総裁として満鉄を育て、日本における東インド会社にしようと考えたのだし、その延長線の上に満州国が作られたのです。

 大杉栄の渡仏とパリに錯綜するスパイ人脈
藤原 そうです。ただ、当時の日本は軍事至上主義に毒されていたし、民主的な植民地経営を実現するためには、ソフトの分かる人材が不足していたために、秘密警察によるスパイ工作と思想統制によって、全体主義国家にと偏向してしまったのです。
小串 後藤新平が野坂参三や佐野学などを効果的に使い、共産党を作ったという藤原さんの仮説は、これまであなたが著書で強調していたから、ここでは素直に受け入れて置くとしましょう。そうなると、伊藤野枝が大杉栄の内妻になったのは、純然とした恋愛ではなくてスパイのためであり、「くの一忍法」であると考えるわけですか。
藤原 さあね、その辺は個人の内面問題に関 係するので、本人以外がこうだと断定するわけには行かないし、大杉栄だってそこまで疑わなかったから、何人も子供を作って可愛がったのだと思います。ま た、金を渡すことで大杉の軟化を試みるように、後藤に入れ知恵したのは杉山茂丸だろうし、杉山ならそれくらいの工作は朝飯前に等しく、太っ腹の後藤なら一 つ返事で了承したに違いありません。しかも、大杉のフランス行きの半年前に日本共産党が誕生しており、アナキストとはいえ大杉はポリシェビキと一緒に、協力してやっていけると信じていたことは、後藤が考える路線と共通していたから、スパイの秘密任務を引き受けていたかも知れません。
小串 後藤のスパイである伊藤野枝の影響もあり、大杉がフランスに特殊任務を帯びて渡ったとなれば、その目的はどんなものだったのでしょうか。
藤原 今 の段階ではあくまで仮定の推論だが、陸軍のシベリ了出兵の背後関係を始め、フランスのフリーメーソン(大東社)の動きについて、調べることだったのではな いかと思います。だが、脇が甘くじっとしていられない大杉は、ボルトーマイヨーに近い日本人会への出入りを始め、パリに住む多くの日本人画家とつき合い、 持ち前の派手な行動を大胆な形でやったわけです。しかも、第一次大戦後の円高のお蔭で当時のパリには、二百人を超える日本人画家が住み着いていたし、その 頂点に立つ藤田嗣治は陸軍に頼まれて、怪しい日本人に対しての監視をしていたのです。
小串 あの藤田画伯が陸軍のスパイ役とは不思議ですね。
藤原  ちょうどソ連邦が誕生したばかりであり、シベリア出兵がらみで後藤外相が動いたし、当時パリにいた佐藤紅緑は大杉に会った時に、後藤新平の支援で渡仏した のかと聞いたほど、国際関係は非常に流動的だったのです。だが、そんな微妙な情勢を無視する大杉の大胆な行動は、彼一流のスタンドプレーヤー的性格のせい で、メーデー集会で演説を試みて警察に捕まり、パリの南のサンテ刑務所に拘留されてから、国外追放ということで放免になり帰国したわけです。また、大杉が 日本に帰国して二ヶ月後に関東大震災が起き、その時に彼は伊藤野枝や甥の橘宗一と共に、東京の麹町憲兵隊で虐殺されています。
小串 下手人は憲兵大尉の甘粕正彦だと言いますね。
藤原 え え、そう言われています。ほとんどの歴史書には甘粕が殺したとあるが、彼が真の下手人だったかどうかは大いに疑問です。むしろ、甘柏大尉が殺人の罪を負っ て服役したので、陸軍全体に対して貸しを作ったことにより、その後の地歩を築いたような感じがします。だから、釈放されてから満州に渡った甘柏は、協和会 の総務部長に就任することによって、新天地を築き上げる足場にしたと思います。
小串 甘粕が殺人犯ではなかったとすると、歴史を書き換えなければなりませんね。

 甘粕大尉が大杉栄たちを虐殺したという歴史の虚構
藤原 そ うでしょう、特に満州国に対しての関東軍の支配において、甘粕正彦の果たした役割と軍事謀略については、もっと詳しく調べ直す必要があります。五族協和と 王道楽土の建設を理想にして働いた、多くの真面目な人々の希望を砕いたのが、満州に新しい利権を築いた高級官僚や軍人たちであり、岸信介を筆頭にした植民 地官僚を始め、板垣征四郎の狂信思想に毒された軍人たちは,亡国路線に大日本帝国を導いたのです。
小串 そうなると甘粕の位置づけはどうなりますか。
藤原 今 の段階では未だ十分な事実分析がなされておらず、甘粕大尉が虐殺の下手人でないなら、なぜ責任を取って服役したのかという理由や、刑期の三年間を本当に刑 務所の中にいたかは、徹底的に調べ直さなければいけません。当時は第一次世界大戦後の混乱の時期であり、ソ連の成立でコミンテルンが発足したので、陸軍の シベリア出兵の後始末のやり方を始め、満州国が成立するまでに至るプロセスが、どのようなものであったかについて、世界史的な視点で検討することが必要で す。
小串 私が生まれたのが大正三年(一九一 四)ですから、中学の途中までは大正時代に生きたわけで、殺される前の大杉栄も目撃できたのだし、時代の空気は子ども心にも良く覚えています。そして、大 正時代というと白樺派や民本主義を考えて、直ぐに大正リベラリズムを思い浮かべますが、前半の日本は戦争景気で賑わったにしても、後半期は恐慌や関東大震 災が起きて大変でした。だから、一九八〇年代のバブル景気で沸き立った後で、十年以上も続いている大不況の日本の姿は、大正時代の生き写しに他ならない し、この数年間は既に昭和の大不況と重なっていて、大変な時代なのに誰も自覚していません。
藤原 ジャーナリズムが堕落して真実を伝え ないから、日本人は自分たちが置かれている状況に対して、どれだけ危機的であるか気づかないのです。日本政府を始め銀行や企業も債務超過であり、破産状態 に陥っているだけでなく、政治もまともに機能していないという意味では、今の日本は幕末の幕府より酷い状態です。ところが、経済大国の幻覚から未だに覚め ない日本人は、支離滅裂で政治がまともに機能しなくて、日本の外交能力は北鮮よりも酷いと世界が見ているのに、そんなお粗末な小泉内閣を支持し続け、口先 だけの人気取りに完全に騙されたまま、亡国の淵に引きずり込まれています。
小串  前の森首相が余りにも愚劣すぎたから、その反動で小泉首相の人気が高くなっただけで、野党の民主党が情けないほど腰抜けなために、潰れて当然の政権が生き 長らえているのです。小泉首相は細かいことは実に熱心にやるが、大局的なことは考えない一種のオタク族の仲間で、わが社なら課長止りの人材ですから、そん なレベルの人に首相をやらせるのは可哀相です。

 無政府状態の擬態としての日本政府
藤原 今の政治家に見識を求めるのは無いも のねだりだが、田中外相(当時、以下同じ)には常識や歴史意識が欠けていたし、あれほど凄まじい自己中心的な人間に、外交を任せた小泉首相の判断力のなさ は、無政府状態に等しい政治の断末魔です。一国の存亡を決定づける外交の場において、あんな酷い被害妄想に支配されたオバさんが、最高責任者の地位を弄ん でいるというのは、日本の運命にとって致命的なことです。歴史を見れば似たような愚行の例があり、オレゴン訛の英語を喋った松岡洋右外相は、誇大妄想でス タンドプレーを得意にしたが、中華民国の顧維均外相に強い劣等感を持ち、日本の運命を徹底的に狂わせています。
小串 そういえば、顧維均外相はウエリントン・クーとも呼ばれて、名外交官として松岡外相を議論でキリキリ舞いさせ、国際連盟で名外交官ぶりを謳われましたな。
藤原 コロンビア大学を出て仏独英語を流暢 に喋る顧外相は、国際政治を専攻して学位を持つだけでなく、外交官として洗練されたマナーを身につけ、格調高い論理で、松岡外相を論破しています。出たと こ勝負を得意にする松岡外相は、満州問題の討論で顧外相の論理に追い詰められ、国際連盟を脱退して世界の孤児になり、挙句の果ては日独伊三国軍事同盟を締 結して、大日本帝国を滅ぼしてしまいました。
小串 しかし、政治家としての能力では松岡 洋右が遥かに上で、松岡と田中では全く比較にならないし、中年女の気紛れによるヒステリー症は、見るに耐えないことばかり目につきます。平気で次から次に 嘘を言う田中外相は、とても外国の要人から信頼を得られないし、国家の信用を損なうという意味からしても、即座に首を切るのが日本のためです。ところが、 奇妙な応援団が田中真紀子の周辺にいて、田中外相を批判すると過剰な反応を示し、抗議の電話やファックスが押し寄せるのです。税金を払ってこんな愚劣な茶 番劇を見せられたのでは、いやはや長生きはしたくないと思いますな。
藤原 世論調査で幾ら高い人気を誇るとはい え、人気で政治をやろうというのは本末転倒であり、そんな安易な考えは亡国に至る落とし穴です。近衛文麿首相が人気で政局を乗り切ろうとした時に、最後の 元老だった西園寺公望元首相が、「今さら人気で政治をやれると思うのは、軽率の極みだ」と言ったそうです。内閣支持率という人気だけを頼りにして、優先順 位の高い肝心なことは何一つやらず、巧言令色に明け暮れる小泉内閣は、腐り切った自民党の利権政治を粉砕する前に、日本を破滅させてしまいそうで心配で す。
小串 私もそう思います。太平洋戦争におい て敗戦を前にした時でさえ、今の迷走状態の政治よりは遥かにマシだったし、黒船の出現に動転した幕末の時だって、今の小泉内閣よりは政治も外交も機能して います。何度も口にして耳障りかも知れませんが、こんな情けない醜態を目撃するなんて、長生きはしたくないという思いひとしおです。
藤原 世界に対して恥ずかしい人物を外相に選び、失態の責任を取らせられない小泉首相は、売春防止法で逮捕歴を持つ森喜朗と並んで、日本の憲政史上における最低の首相として、記録に残る破目に陥るのではないでしょうか。
小串 私もそんな気がします。でも、日本の 政治は完全なまでに腐り切っていて、国民は政治改革を是非やって欲しいと期待しているし、実行しそうなゼスチャーを示すために、小泉内閣は高い支持を集め ているのです。しかも、田中真紀子が全面的な支援をしたお蔭で、小泉純一郎は総裁選挙において勝てたから、田中外相をカンバンにしていることもあって、簡 単に首を切れない悩みがあるのです。しかし、こんな次元の低いことで無政府状態を放置すれば、日本は国際政治から取り残されるだけです。

 政治家が隠蔽する不祥事を追及しないメディアの怠慢
藤原 小串さんはパリを始め世界各地で仕事 をして、三井物産の総支配人を歴任して来たお蔭で、海外の日本人社会の裏話に詳しいと思うが、親が財界や政界の有力者である子供たちの中に、変わり種に属 す者がいたのを御存じでしょう。色んな形で不祥事やスキャンダルを起こして、ほとぼりが冷めるのを暫く待つ目的で、留学の名目で外国に出てきた例がかなり 多く、それを身近に知っていると思うのです。私が留学したグルノーブルの場合でも、変な行動をして妙な噂を持つ人がいたので、パリの場合は世界の流れ者の 吹き溜まりだから、そんなケースも多かったのではないですか。
小串 秘書と駆け落ちして来た政治家の娘と か、ヤクザに騙された売れっ子の女優を始め、傷害で海外逃亡中の大会杜の社長の息子や、刑務所代わりにパリにいる閣僚の御曹子など、商売柄いろんな話を腐 るほど聞いています。もっとも、ちゃんと勉強している留学生も随分いて、当峙の日本人は真面目な人が多かったが、流石にパリは別天地と言われているだけ に、中に指名手配の人も混じっていたでしょうな。
藤原  今回の訪日で昔の経歴を知ったせいで、三十年あまり前の話で思い当たることがあり、読者の新聞記者に過去を調べてもらい、確証を得た実に興味深い話がある のです。パリで一緒に食事をした人の話の中に、閣僚の息子で婦女暴行で捕まった男が、留学という名目でロンドンに来ており、余り勉強もしていないと言うの です。防衛庁だか自治庁だか記憶にないのだが、大した役所ではなかったことは確かで、今回の訪日で小泉首相が三十年前にロンドンに留学し、親父が防衛庁長 官だったと知りました。この線は何か臭いと直観的に感じましたが、小泉も橋本龍太郎と同じ慶応ボーイだし、政治家の二世や三世だという点で、尻癖が悪くて も不思議ではないです。
小串 婦 女暴行罪で警察沙汰になったとすれば、そう簡単に済むことではありませんが、パリには男女問題で逃避している人は多かつたし、オランダ人の女学生の肉を食 べたために、国際問題を起こした留学生もいました。だから、婦女暴行や強姦ていどの猟奇事件は、人の噂も七十五日という程度のことで済み、これはパリもロ ンドンも同じでしょうな。
藤原 で も、万が一にそれが小泉純一郎の過去だったら、フィーリングを売り物に女性の人気を集め、高い内閣支持率を集めている偽善は、糾弾されて然るべきだと思い ます。そこで親しい新聞記者に糾弾の可能性を聞いたら、ある新聞社が調査したという話ですが、警察のガードが予想以上に固いために、非常に難渋していると 言うのです。
小串 最近の日本のメディアは全く無気力で、痛快なスキャンダルの発掘をしないために、私もいささか退屈しているところであり、この閉塞感を吹き飛ばして欲しいですな。
藤原 今 の日本は司法界が腰抜けであるために、「噂の真相」が森首相の売春防止法違反を追い、警視庁に検挙された過去について調べ、犯歴番号や指紋番号まで報道し たのに、警察は保有情報の公開を拒絶しました。お蔭で噂の真相社は名誉棄損の裁判に負け、東京地裁から和解と罰金を申し渡されたが、東京高裁に控訴して戦 うようです.
小串 し かし、首相になった人が破廉恥罪で検挙歴を持ち、警察にはっきり記録が残っているのに、圧力をかけ情報の隠蔽をしただけでなく、逆に名誉棄損で訴えたとい うのは、盗人たけだけしいと呆れ果ててしまうね。全く道理に合わない不将な行為だのに、日本の新聞や雑誌は事件の真相を追及して、こんな人物を首相にした 責任を問い、狂っている日本の政治の姿を明らかにして、国民の審判を問わないのか不思議です。

 権力者のしたい放題が罷り通る平成幕末の日本
藤原 売春防止法違反で検挙された森喜朗の 場合は、彼が中曽根内閣の文相になっているだけに、教育界への悪影響の点で実に悲惨であり、子供達への示しが付かないだけでなく、荒廃した教育の現状を象 徴していました。ところが、首相と呼ぶのも恥ずかしい森は居直って、破廉恥罪で検挙の過去の否定だけではなく、嘘八百を並べ立てて偽証を重ねたし、噂の真 相を名誉棄損で訴えたのだから、全くあきれ果てた根性だと思います。
小串 最近は強盗や詐欺師を政治家に比較す れば、あんな連中に較べるなと怒られるほど、政治家の評価が低くなってしまいました。それは責任感の喪失と素行が悪いせいであり、利権漁りで心が卑しく なったためですが、立派な顔の人が余りいなくなりました。それにしても、売春防止法で逮捕された過去を持つ人が、首相になるとは全く世も末ですな。
藤原 森の破廉恥な過去をスクープしたの は、神戸新聞の記者を辞めてトップ屋になった、西岡研介という若いフリー記者ですが、「噂の真相トップ屋稼業」(講談社)と題した本を書き、取材の経緯に ついてレポートしています。それによると森が検挙された犯歴は、警視庁の犯歴照会センターに保存されているが、東京地裁の裁判長が提出を要求したのに、警 視庁はそれに対し拒否回答したのです。それで東京地裁は腰砕けになり、「売春容疑に対しては原告、被告ともに、確かな証拠を提出したとは言えないため、判 断の対象外にする」という、実に無責任な判決を出しているのです。証拠は警察が隠して出さなかったのであり、日本では情報公開が行われていないだけでな く、明らかに隠蔽しているのが分かっても、裁判所もマスコミも見て見ぬふりをしました。
小串 そんな出来レースが横行しているようでは、社会正義などおよそ期待できるわけがないし、悪人は好き放題をやり安心して高鼾ですな。
藤原 警察が権力の忠実な番犬の役目を果た し、国民の信頼を裏切ったのは確かですが、西岡記者の熱心な取材活動に協力して、内部情報を提供したのは現職の警察幹部で、たとえ一部でも正義感を持つ幹 部がいたのは、腐敗している日本の警察にとって救いでした。しかも、その幹部は森の犯歴番号の数字だけでなく、左手と右手の指紋を示す番号の数字が、七七 九六七と七九九九七だということまで、西山記者にそっと教えているのです。
小串 それでも森は警察に圧力をかけて、過去の犯罪の露見を防いだわけですか。
藤原 上に立つ昔が破廉恥罪を犯したなら ば、潔く責任を取って辞任するのは当然だが、それさえ放ったらかしのままであり、世界中から政府が物笑いになっているのに、日本人は未だに気づかないでい るのです。今の日本は風紀紊乱と網紀の緩みで、亡国の危機の中で痙攣しているから、国民の信頼関係が崩れてしまいました。
小串 信頼関係が崩れたので将来が不安であり、身を守るために誰もが無駄な出費を控えるから、景気が一向に良くならないのは当然です。
藤原 そんな森政権を支えていたのが小泉で あり、その小泉が首相になって人気稼ぎに明け暮れ、ことによると新たな情報の隠蔽が始まって、日本は更なる亡国の混乱で呻吟するのです。大震災があった大 正の末期の日本で、大杉栄も甘粕正彦も刑務所に入っているが、甘粕の場合は本当に殺人者かどうか疑問であり、二人が共にいわれなき罪で服役したとしたら、 日本が法治国家という幻想は空中分解です。
小串 しかし、大杉栄が後藤新平から金を受け取ったことが、スパイだという論法に従うならば、政治家は圧力団体や政商から献金を受けるので、一種のスパイ役をしていることになるから、金の動きには細心の注意が必要ですな。

 大杉栄の虐殺を巡る甘粕大尉の謎と大杉のフランス探訪旅行
藤原 懐 柔目的に金を貰えばスパイと同類であり、復古主義を主張しているご用文化人たちは、権力に小遣いを貰って動いている点で、現代版のソフトなスパイに相当し ています。藤田嗣治画伯だって陸軍に金を貰ったので、スパイだったと言う人もいるわけだし、名目はベルリンの「国際アナキスト大会」への出席だが、大杉栄 がパリに行ったのは後藤新平に、調査を頼まれたとも言われています。どこまでがスパイ行為かは厳密に区別できないが、大杉は後藤新平の指示を受けて渡仏 し、かつて甘粕がたどった足跡を探るために、フランスで行動したと言われています。
小串 でも、それは変です。甘粕大尉は大杉栄たちを殺した罪で服役し、関東大震災の四年ほど後に奥さんと一緒に、初めてフランスに渡ったのであれば、甘粕大尉の足跡を探るための旅行というのは、どう見たって辻褄が合わないと思います。
藤原 そ れは通説に従った甘粕の捉え方であり、彼の公式記録は一九一五年から一八年にかけて、三年問にわたって記録の欠落があるから、一九一七年頃に最初の渡仏を した可能性があります。それを追及したのが落合莞爾であり、彼の「陸軍特務・吉薗周蔵の手記」によると、甘粕は一九一七年頃に最初の渡仏をして、フリー メーソン(大東会)に入会しています。だから、通説や角田房子の「甘粕大尉」(中公文庫)が言うような、出獄後九ヶ月経った一九二七年二月に、初めて渡仏 したという記述は疑問符付きであり、その辺のきちんとした検証が決め手でしょう。
小串 もしそれが事実であると証明されれば、大きな歴史の謎が解明されることになり、大正時代の日本史が書き換えられますね。
藤原 吉 薗周蔵が残した手記の解読によると、甘粕は上原勇作元帥の忠実な手下であり、スパイとしての特殊任務でフランスに行き、ヨーロッパ工作を密かにやったよう です。(上原元帥はフォッシュやフォン・マッケンゼーと並んで、近代戦史における三大元帥と呼ばれていて、日本陸軍が生んだ異才だと言われています。
 彼は若い頃に野津道實少佐の玄関番をして、大学南校に学んでから陸士を首席で卒業し、フランスに留学した経歴の持ち主であり、陸軍が始まって以来の読書家だったそうです。
小串 上原元帥がフランス派の鬼才であり、大読書家だとしたら油断できませんな。
藤原 そうですね。また、運命の不思議な巡り会わせになるが、彼は私が留学したグルノーブルの山岳師団に配属され、工兵隊の指揮をした後で日本に帰り、陸軍の要職を全てにわたり歴任しています。 しかも、上原が留学中にフランス人との間に娘を作り、このハーフの娘が甘粕正彦の愛人になりまして、最初に渡仏した時に親密だったことが、落合莞爾の努力によって検証されているのです。
小串 歴史の謎を追うと奥行きが実に深いから、頭がくらくらするような気分に支配されるが、本当にそんなことがあるとすれば、隠れた真相の解明は興味が尽きませんね。
藤原 だから、われわれの行く手には未知の地平が広がり、困難を乗り越えてチャレンジすることによって、新しい歴史を書くことが可能になるのです。〔文中敬称略、01年11月収録〕


しかもこの記事は、『賢者のネジ』(タマイラボ出版)に収録されて、全国の図書館で閲覧されるようになっていたのに、小泉内閣は安泰だったのだから情けない。
http://www.nextftp.com/tamailab/
賢者のネジ(螺旋)

藤原肇
2004年6月30日発行 税込価格 \1,575
A6判 並製 270頁 ISBN4-88636-077-7 C001
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まえがき

 文字の発明は官僚制度に伴う副産物だが、承伝は文字が生まれる前から存在しており、神話や歴史を伝える最も正統な手段として、文化や文明を育て る上での原動力だし、古代巨石文明は言葉が支える文明であった。コミュニケーションにおける最古のスタイルは、言葉を使って状況や思想を表現する口承であ り、太古の文明は言葉の活用に習熟していたので、文字を使った記録を必要としなかった。
 だから、螺旋や雷紋などの文明初期の絵模様は、シュメールの楔形文字やエジプトの神聖文字に先行したし、フェニキア人やインカ人は歴史を文字で 記録せず、波動としての言葉を使って情報を伝えている。言葉は人間の意思疎通の基本であるから、議論が活況を呈す中で社会が生まれ育ったのであり、そこに 文字や記号が残ったにしても、顕の裏側には常に密の世界が広がっていた。
 情報の活用は関係の発見の歴史でもあり、人類が体験した数千年にわたる歴史を通じて、形にはなり得ない生命活動の渦の中から、量子言語に始まり 文字や人工言語が誕生した。しかも、システムは根源的に開かれたものだし、文明の進化はシステムの発展を伴っているので、隠れたものと顕われたものの共立 を認めて、顕在の背後に隠れているものを読み取り、暗黙知(Tacit Knowing)に精通する必要がある。
 古代巨石文明の長大な時間の経過を通じて、対話の積み重ねの上に宗教や哲学が生まれ、一緒に飲みながら喋るシンポジウムの形で、プラトンの「饗 宴」に見る共通話題を論じながら、人間が意思疎通する上での場が育った。また、プラトンが好んだ対話の展開による話法は、懐疑に根ざす応答の繰り返しを通 じて、冴えた批判精神を常に研ぎ澄ますことで、対話のエトス(行動様式)の意味を知る限り、権威への盲従やドグマ軽信の回避に繋がった。
 しかも、知的な関心に基づく対話の醍醐味は、見解の差や問題の正当性と客観性に対して、相互に認め合うことで高い次元での合意に至る。
 だが、自分の頭を使って考えようとせずに、権威や体制に順応する生き方に馴れるならば、短期的には苦労がなくて安易にみえても、長期的には波間に漂う根無し草と同じで、主体性の放棄と同じ結果を生んでしまう。
 社会活動のベースは情報を交換することにあって、自分の生き方を求めて意見を表明したり、相互確認に至るまでの理論的な展開を行い、知的なゲー ムを楽しむことは大きな喜びだ。また、自分の直観の正しさや判断力を確認して、不足なら鍛え上げるための機会を活用し、議論を使った座談会や討論会を経る ことで、集会が学園やアカデミーに発展したのが、宗門や学校がたどった学びの歴史だった。
 「仏典」、「論語」、「聖書」などのほとんどの章句は、語りと会話の集大成から出来ているし、プラトンの著作も対話で成り立っている。そして、 古典の多くは修辞学の基準に従って、創案、配列、表現、発生、想起の手続きを踏み、スムーズに流れる語り口のリズムで、古人が生んだ叡智を後世に伝えてい る。これは泰西のギリシアやローマだけでなく、紀元前後のペルシアやシナでも同じだし、日本の空海が「三教指帰」を鼎談で試みたように、会話が生む閃きを 楽しむ醍醐味は、古今東西を通じて真人が遊ぶ境地である。
 「誰でもが一度は読んで置きたいと思いつつ、読まないまま人生を終わるのが古典の運命」であるが、古典との巡り合いは幸運に属す事柄だ。そんな 気持ちになるのは人生の峠を越える頃であり、私も不惑の歳を迎えた頃に読書不足を痛感し、「良書を読むより愚書を読まない」生き方の秘訣が、対話する古典 の妙味にあると気づいた。 こうした自覚が一つの契機をもたらしたお蔭で、それまでの論評や観察事項の執筆に対して、自己主張の延長だと感じるようになり、若い時代が一段落したとい う気分になった。そして、論文より対話形式を好ましく感じて、会話による智慧の味わいを探るために、興味深い体験や思索の軌跡を持つ人を訪れ、魂の深さに 人生の薀蓄を感じ取る目的で、語られていない余韻の妙味を求め始めた。
 最初の頃は中江兆民の「三酔人経綸問答」を手本に、「中国人・ロシア人・アメリカ人とつきあう法」や「教育の原点を考える」という鼎談を試み、 それが「日本が斬られる」や「脱ニッポン型思考のすすめ」のような時事対談を経て、「間脳幻想」や「宇宙巡礼」の世界に踏み入ると共に、天命の意味が納得 できる境地に至った。
 「秘すれば花」という世阿弥の言葉の意味に、何となく共鳴する歳に近づいたことで、「野ざらしを心に風のしむ身かな」の心境に向けて、数歩ほど踏み出したということだろうか。
 それからは評論と対談が組み合わさる形で、著書として軟硬が織り混じった本が生まれたが、実態としては対談の優位で還暦を迎えた。そして、最後 の仕上げにホスト役を受け持つ立場で、これはという人と忌憚なく話したことが、「賢者の螺旋」と題した本の誕生に結びついたのである。
 敬愛する老子が「知足安分」と言ったように、これからは「天爵を修める」ことが課題になるし、残った人生を会いたい人を訪ね歩いて、最後は「この道や行く人なしに秋の暮」という、芭蕉と同じ心境で大地に還るのだろう。
 知的好奇心に満ちた若い頃に先ず本を読み、次の段階で自然観察から法則性を抽出し、最後に社会を教科書に真理に目覚めるのが、進歩の過程として 人間がたどる正道だ。しかし、今という時点の上に置いてみるならば、現状は技術主義という時代精神に毒され、プロセスより結果だけを求めてしまうために、 飽食の中でハングリー精神の喪失が目立つ。
 現役時代には緊張の中で対話を試みたので、青年層に知的な刺激を与えていた人だのに、脳の研究をしていた先生が定年になり、読み終えた後で何も 残らない本を出して、「バカの壁」と題した変なお説教をし始めた。しかし、それは「脳内革命」の亜流に過ぎないものであり、知識を切り張りした知恵のない 漫談だから、学問の評価を貶めて気づかないために、幾ら大学生が本を読まなくなったとはいえ、低下した学生の知性に変化を及ぼすこともない。
 このようなネジの緩んだ日本の現状を前にして、潰れたネジ山を加工して締め直すためには、インテリジェンスに基づく意識改革の導入で、賢者が伝 える螺旋のピッチを教わる必要がある。しかも、同じ生命現象に生涯を賭けた学者でも、器質を扱えば「バカの壁」の前に佇むことで終わり、印税長者として浮 かれ騒ぐだけだが、場の側面から挑戦し続けた清水博のように、日本には潜む竜人(Adept)は晩節を飾り、柳生石州斎の新陰流の神髄に迫って、対話を含 む「生命知としての場の論理」(中公新書)の奥義書を著している。
 週刊誌と同じように読み捨て用の新書なら、石炭と同じでトンの単位で計量するし、紙くず新書は何百万部でも目方の問題だが、新陰流の奥義書に似 た特別誂えの新書は、同じ炭素でもダイヤモンドの輝きに満ち、金剛石の評価は三つのCとカラットで決まる。それと同じ価値基準に従う賢者のネジは、意思は 石でもイシスの密儀に由来しており、「夜半に白く煌めき燃える太陽を見る」ことで、自ら輝いて光子(フォトン)を体現するのである。
 人心が荒廃している国土の中を訪ね歩き、日本の賢人を探し求めるのは至難の業だが、世界に目を向ければ選択の幅が広がって、意志で貫かれた賢者の石を裡に秘めた人は、竹林で清談を楽しむだけの心得を持つし、「嚢中の錐」が賢者の螺旋だとは当意即妙である。
 こうして宇宙巡礼はアジアの地に帰り着いたし、日本列島の外にまで広がる人材群の中に、古典に親しむ台湾の読書人が目立つのは、自ら鍛えた人が 多いせいかも知れない。それにしても、日本の政治が人材枯渇で亡国の色を強め、閉塞感で意気が悄然としているの中にあって、「帰去来」派の隣人が際立つの は意味深長ではないか。
2004年春たけなわの砂漠の庵にて   藤原肇
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目次
まえがき

第一章 世界の一流ホテルの条件と発展するホテル文化
     謝森展(台湾日本研究学会理事長)
     文化を体現するホテルの役割
     首都にふさわしい近代ホテル建設の努力
     欧米のノウハウを消化する日本人の卓越した能力
     名門ホテルの文化と歴史の積み重ね
     一国の顔としての一流ホテルの条件
     皇族屋敷のプリンスとインフレの錬金術
     アメリカとヨーロッパの文化の違い


第二章 地球(ガイア)の恵みと生命力の根源
     佐藤法t(真言宗神道派住職)
     常念必現の世界
     カッパドキアでの神秘な読経
     ダイナミックな古代人たちの行動半径
     地球が焼いた白炭ゼオライトの不思議な作用
     ゼオライトとアスベストの相関関係の謎
     ミネラルの持つ偉大な効用
     トルコの日没とミトラ教
     宇宙波動とシンセサイザーの響き
     陰と陽で動くエネルギーの場


第三章 高等教育と世界を舞台に活躍する人材の育て方
     将基面貴巳(英国学士院研究員)
     米国大学の知的水準は西欧に劣る
     大学は政治権力と対峙すべき存在
     米国式MBA教育の最大の欠陥
     翻訳学者が横行する不思議な国
     大学教授の英国留学事情
     「どこの大学」より「誰に学ぶか」が問題
     海外で学ぶことの真の意味は何か


第四章 低迷日本の悲劇とアジア経済の活路
     黄天麟(台湾総統府・国策顧問)
     台湾からアジアを見る視点
     他力本願の資金に頼る世界の二つの覇権大国
     極端なまでに切り下げられた人民元の威力
     アメリカ市場を中国に明け渡した台湾の教訓
     アジア金融危機の原因は人民元だった
     日本は米国の先制攻略(イニシアチブ)で叩きのめされた
     人質としての外貨準備と捨て金になる借款
     中国が世界貿易機構(WTO)に参加した影響
     崩壊寸前の中国の銀行が潰れない理由
     日本の外交上手が日本を国家破滅から救う


第五章 明るい社会を築く不老長生の秘訣
     赤木厚史(中国仙道健康研究会会長)
     文化大革命で潰された中国の仙道
     ポスト文化大革命版の気功と演出されたオカルトブーム
     健康を支える食餌法としての地丹
     長寿地域が物語る不老長生の秘訣
     誤解されている房中術と人丹の陰陽原理
     ニセモノを有難がる日本人の評価力の乏しさ


第六章 近代日本の基盤としての「フルベッキ山脈」
     小島直記(伝記作家)
     42歳の時の「申さんショック」の体験
     人材を育てることへの強烈な自覚
     日本が真に豊かな経済大国である条件
     帰りなんいざ、田園まさに荒れんとす
     幕末にアメリカに渡った日本人留学生
     人材教育が導いた幕末の改革
     フルベッキが育てた大隈重信の国際感覚と見識の成果
     近代日本へのオランダの暗黙の影響
     世界を舞台に彷徨えるオランダ人と無国籍だったフルベッキ


第七章 迷走する日本の高等教育と技術立国を損なう状況
     山田久延彦(ベンチャービジネス経営者)
     袋小路に入り込んだサイエンスの現状
     巨大装置への投資と村興しへの功績
     シカゴ大学とマンハッタン計画の隠れた遺産
     平安京の持つ興味深い意味論
     本当に優秀な研究者は冷遇に耐えて生きる日本の悲劇
     息切れ状態を見せる日本の最先端科学
     天下りの蔓延と税金の無駄遣い
     産学協同の逸脱とオーバードクターの押し付け
     会津大学物語と情報テクノロジー(IT)に見る惨状
     日本の高等教育の没落と数理教育の急務


第八章 大杉栄と甘粕正彦を巡る不思議な因縁
     小串正三(元フランス三井物産総支配人)
     日蔭茶屋から日影茶屋への時代の変遷
     特高の尾行付きの大杉栄に続く東郷元帥の散歩姿
     パリに繋がる東京外語のフランス語科人脈
     後藤新平内務大臣のスパイだった大杉栄
     大杉栄の渡仏とパリに錯綜するスパイ人脈
     甘粕大尉が大杉栄たちを虐殺したという歴史の虚構
     無政府状態の擬態としての日本政府
     政治家が隠蔽する不祥事を追及しないメディアの怠慢
     権力者のしたい放題が罷り通る平成幕末の日本
     大杉栄の虐殺を巡る甘粕大尉の謎と大杉のフランス探訪旅行
     (基本参考資料)
     A):中野正剛の「戦時宰相論」
     B):藤原肇の「小泉純一郎の破廉恥事件における日本のメディアの腰抜け」
     補説
     「二つの亡国時代における日本版[離騒]の顕現」若月弦一郎(評論家)

第九章 明るい未来社会の建設と経済至上主義の克服
     彭栄次(台湾輸送機械有限公司・董事長)
     「カネ有りて山河なし」の時代に突入
     金儲け主義と国内産業空洞化の悪循環
     国民党の蒋経国路線を追従する中国の共産党政治
     政治における指導者としての条件
     会社なら課長止まりの人物が首相になる国の悲劇
     人材が払底した日本の政界に救いはあるか
     及び腰で隙だらけの日本の政治が曝け出した欠陥
     狭い台湾で体験した多様な世界への開眼
     良禽は木を見て棲むの教訓
     老害の克服と国際感覚に富む人材が活躍する時代

     註:(肩書きは対談が行われた時点のものを記しました)

編集子より(玉井禮一郎)
     「螺旋(ネジ)を締めるドライバー」

初出一覧
[藤原肇の著作目録]
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編集子より


螺旋(ネジ)を締めるドライバー
玉井禮一郎

 本の題名ほど難しいものはない。
 「一斑をもって全豹を推す」すなわちそのタイトルを見れば大概の内容が推察され、しかもおおかたの知的好奇心を刺激するものがよい。
 ホストの藤原肇さんが提示した題は「理知の螺旋(らせん)」というものであった。しかし編集子はただちに反論して、「賢者の螺旋(ネジ)」を提示して、容れられた。
 宇宙の構造は、星雲のかたちに見られるように、螺旋状(スパイラル)になっている。サザエのような小動物からDNAにいたるまでこの構造になっている。人間の世界もしかりで、陰陽二相一対となって、まんじともえとなって回っているところに妙味がある。
 藤原肇のおびただしい著作物の大半は対談であるが、ただの対談ではない。各分野の専門家を引きずり出してきて、ぶっつけ本番で丁丁発止(ちょうちょうはっし)と語り合う真剣勝負である。
 対談というと軽く見られがちだが、仏典も論語もプラトンも、基本的には対話で成り立っている。
 仏典は弟子の質問に答えるかたちの対話であり、論語もプラトンも聖書も弟子たちとの対話を基本にした「言行録」なのである。
 藤原肇の守備範囲は広い。
 文字を操る著作者は、理数科に弱いが、フランスの大学の地質学博士号を持った藤原肇の発想の根元は、「石」に由来するという。そういえば、この大宇宙の始まりである「光」も、波動であると同時に、極微の「石」といえる「光子(フォトン)」である。
 シャーマンが異次元を旅するためには、次元の壁にある螺旋状の穴を通過しなければならないが、藤原肇は「光子」となってやすやすと次元のジャンルの壁をのり超えて、21世紀に飛翔するための「最終(・・)戦略(・・)」を惜しみなく提示している。
 万事、アタマのネジのゆるみっぱなしの時代にあって、この本はネジを締めるドライバーの役割りをはたしている。

小泉がいかに卑劣な売国政治家であったかについては、最近になって日本人のほとんどが知るようになったが、当時の日本人はまったく気づかなかったのである。
http://www.geocities.jp/swapkid2004/koizumimassatsu.html

小泉純一郎弾劾サイト
 
 1 人類最低の寄生虫総理の小泉純一郎
 2 日韓関係が緊張してもなんだか他人事(ひとごと)のような
  発言を繰り返す在日韓国系帰化人の家系の小泉純一郎
 3 韓国の漁船が日本の排他的経済水域で違法操業後、日本の海上保安庁の巡視船
  に追跡され、韓国側排他的経済水域で韓国海洋警察庁の警備艇に
  この漁船が止められた際、船長以下の違法操業の実行犯の韓国側と
  日本側の間で何時間も睨み合ったことが報道されたが、
  小泉売国奴総理は何と言ったか「話し合ったらいい」だとよ。馬鹿か。
  当事者意識の希薄な亡国首相。こんな馬鹿総理は一刻も退陣したほうがいい。
 4 小泉強姦魔は若い時分の無軌道な女漁りの果て、慶応の女子大生を強姦したとの
  噂は有名だ。噂であっても心証的には黒だと思う。こいつの犯歴情報は完全
  に抹消されているだろう。何しろ、こいつの父親は元防衛長官の小泉純也だ。
  政治の圧力を司法当局にかけたのか。
  この当時事件のほとぼりを冷ます為、英国に逃げて、3ヶ月程滞在したという専らの噂だ。
 5 政策より政局だと嘯いていて一度も勉強したことがない馬鹿野郎   小泉純一郎。
 6 対米追従しか能がない国賊、売国奴、小泉純一郎強姦野郎総理殿。こいつの
  十八番(おはこ)の郵政民営化はアメリカの対日年次改革要望書に盛られている
  簡保200兆円をアメリカに差し出す極め付きの国益売却政策だ。
  冗談ではない。国賊小泉は国民の手で一刻も早く処刑せよ。
 7 ここまでアメリカに虚仮にされても米国債を買うしか選択肢がない、小泉純一郎の
  思考力ゼロの低能ぶり。 こいつの頭蓋骨のなかには糞が詰まってるのだろう。
  それとも、こいつの脳は蛆虫によって食い尽くされてしまったのか。
 8 2度目の北朝鮮訪問の際、金正日と2匹だけで10分間、密談したが、小泉は、
  何らの外交的成果の上げられなかったにも関わらず、帰国後、朝鮮総連に
  祝電を送るなど、ご機嫌伺いに終始したが、空白の10分間で自らの強姦スキャンダルを
  種に脅されて、日本の国益を売り飛ばした可能性が取りざたされている。
  事実とすれば国家反逆罪ものの犯罪である。
 9 小泉純一郎一族の地元、横須賀での産業廃棄物処理を巡る疑惑が、
  週刊誌で報じられているが、そういえばこの業界は在日朝鮮人の縄張りである。
  小泉の出自が朝鮮半島由来であるのは、一部で報じられていたが、
  こういうところで利権を貪っている小泉在日強姦魔総理。
10 小泉は警察組織を使って政敵退治に躍起であった。経済評論家の植草一秀、
  かつての盟友の加藤紘一、外務省利権の鈴木宗雄、社民党の土井たか子、辻本清美、
  民主党の管直人等。警察権力が小泉の命に従って、文字通り、犬の本性丸出しで
  動いた結果である。
11 個人情報保護法はその立法目的が前総理の森善弘の買春疑惑(こいつは昭和35年頃、東京都の
  買春防止条例での逮捕歴疑惑がスポーツ紙などで報じられた経緯がある)や、
  小泉純一郎強姦魔総理の若かりし過去のおぞましい醜聞(慶応の学生であった頃、
  慶応の女子学生を強姦したとの疑惑が取沙汰されていたが)を封じ込める目的であった。
12 今となっては確認しようがないが、小泉純一郎の無頼、無軌道の若い時分、
  結城純一郎と名乗って、女を求めて、漁色に励んでいたとの噂も有名だ。
13 信念もなくただ、日本遺族会へのパフォーマンスだけで、靖国参拝を毎年繰り返す
  国賊、売国奴小泉純一郎。
14 信念もないから、周辺国から抗議されると、8月15日を避けて、元旦に
  いってみたり、日付をずらしてみたり小細工を弄して取り敢えず、参拝しました、
  との形を繕うだけの遺族会むけのポーズに終始し、外交関係悪化を恐れて、
  こっそり国民に内緒で国益を売り渡す究極の売国奴、国賊小泉純一郎。
15 究極の売国奴、愚劣漢、国賊小泉純一郎、はやく、こいつの呼吸を止めるべし。
16 韓国人にはその人種的、生来の遺伝子に由来するのか、強姦魔が多いが、
  小泉純一郎が若し過去に強姦事件を起こしていたとすれば、きっと先祖から
  受け継いだ韓国人の血がそうさせたのか。
17 韓国人の血を引く小泉純一郎に愛国心を期待しても無理か・・
18 日本政治史上、最悪最低のくず、寄生虫、国賊の強姦魔、の小泉純一郎、
  こいつの十八番(おはこ)の郵政民営化だが、民営化後の公務員共済年金の原資が
  何と、7兆円ほど積み立て不足、つまり民営化後の郵政公社の職員の退職後の年金
  給付に対して決定的に債務超過ということである。そこで茶坊主で脱税王の蛆虫男で
  金融担当大臣の竹中平蔵は、、郵政公社の公務員共済年金をそのまま厚生年金に吸収
  統合させると、集中砲火の批判を浴びるので、民営化後、暫くは、共済年金の形態をとる旨、
  発言しているが、何れにしても、債務超過の穴を埋めるしかないから、税金でこっそり補填するか、
  暫く経って、ほとぼりの冷めるのを待って、やはりどさくさに紛れて、厚生年金に統合してしまう
  腹である。
19 障害者自立支援法なる危険な希代の悪法が上程され、今国会で成立しようとしている。
  新自由主義、或いは新古典派経済学に立脚する、これら構造改革派と称される連中の意向、
  言い換えれば現在の財界の意志が反映されつつある。これが成立すれば、
  障害者やその家族に社会の荒波の中に彼等をいかだに乗せて放り出すようなものである。
  自立支援という名前がいかにも羊頭狗肉、看板と実態が真逆の法律である。
  冷血爬虫類の小泉純一郎には凄惨な人生の最後を、残虐な死の最後の苦痛を
  与えるべきではないか。具体的にこいつを殺害する手段も予定も、現時点で殺意もないが、
  国民の中から小泉殺害すべしの声が沸きあがることを期待したい。
  要はこいつが早く殺されればいいということである。
20 腰抜けのバカボン、人類のくず、蛆虫、小泉強姦魔総理は中国の潜水艦が
  日本領海内を潜航航行し、領海侵犯したとき、わざわざ、中国潜水艦が
  領海外にでるのを待って、大野防衛長官に指示して、海上警備行動を
  発令したが、小泉強姦魔はいざとなると、腰が引けて毅然とした行動が
  できない、国賊、売国奴である。
21 こいつも行動は、全て、靖国にしても、ただのパフォーマンスである。
  劇場型政治屋の小泉爬虫類男総理は、常に大衆の耳目を自分にひきつけて、
  政治屋としての存在を誇示しようとする。信念に基づくものではないのである。
22 売国奴小泉は信念なきパフォーマンスの靖国参拝で韓国や中国にそれと引き換えに、
  日韓漁業問題や、在日韓国人の特権的永住権保証や、東シナ海の海底瓦斯田、竹島、
  尖閣など領土主権、日本居住の韓国人の犯罪、中国人の強盗殺人や、
  肝心の問題でずるずると国益を売り飛ばしているのである。
23 政権が安部にかわっても裏でこそこそ売国に励むなりすまし朝鮮人小泉純一郎 
 24 幹事長の中川秀直は間違いなく半島系の隠れ朝鮮人である。小泉は国家反逆罪並みの重罪人であるから逮捕を免れる為に阿部を後継者に指名したのである。  政権の監視役として朝鮮人の中川と世耕とかいうこれも朝鮮人2匹を政権に送り込んだの である 
 25 強姦魔小泉成りすましの半島人はなんとしてもその血族もろとも  この世から葬るべきである。オリックスの宮内 竹中部落民似非学者 御用売文家でもと労働組合の専従のかくれ在日猪瀬 こいつらは極刑に処すべし。  

小泉の犯罪は数え切れないほどある。
http://yippr.es/video/9-11-/i87iCr7yzZs.html

小泉純一郎・竹中平蔵が仕掛けた 「郵政民営化」 とは、在日・同和の連合売国奴等による
http://knowledge.livedoor.com/42273

小泉純一郎・竹中平蔵が仕掛けた 「郵政民営化」 とは、在日・同和の連合売国奴等による

『日本叩き売り!』

実施計画ダッタ!!!!!!!!!!!!


小泉純一郎 (在日と同和のハイブリッド!)

竹中平蔵 (同和)

飯島 勲 (小泉秘書官 在日)

宮内義彦 (オリックス会長 在日)

安倍晋三 (在日)

中川秀直 (在日)

奥谷禮子 (ザ・アール社長 日本郵政社外取締役 在日)


コレで小泉純一郎が、

「格差がアッテ何が悪い!!!!!!」

と、公衆の面前でウソブイタ真の意味とは、

「日本人が極貧に喘(あえ)いデモ、オレの知った事カ!!!!!!!!!!!!」

という意味ダッタ事がヨク判るダロウ!!!!!!!!!!!!


宮内義彦と奥谷禮子がグルになって、2002年の 「規制改革委員会」 で昨今の派遣切り・雇い止めに直接繋がる 「派遣法の抜本改悪」 を提案・成立させ、

「日本に労働基準監督所は要らナイ!!!!!!」

「過労死は自己責任!!!!!!」


と言い放って、大ブーイングを浴びたコトは、小泉の言葉と同様、

「日本人を地獄の底に叩き落としテモ、何でもナイ!!!!!!」

というヤクザ(同和6割 在日4割)や富永義政等、非日本人悪辣弁護士、日本人を死ぬ迄 働かせようとスル財界人に共通の特有のメンタリティでアル!!!!!!!!!!!
 

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コメント
 
01. 2011年6月04日 19:10:07: 8ctyczve7U
>>噂は有名だ。噂であっても心証的には黒だと思う。

小沢氏を貶めるマスゴミやネトウヨと同じ思考回路なんですね。
そうい人種なんですかね?


02. 2011年6月04日 23:54:25: gfG8ZNTpps
さも碩学の藤原肇氏の論稿を引用する形を取りながら、ここにも別口の「阿修羅掲示板」を引っ掛けようとしている仕込みがされているな。

★阿修羅管理人♪は気をつけた方が良い。これまでになく露骨になってきている。


03. 2011年6月05日 09:09:40: snlVsuwtTQ
下劣な小泉純一郎が売国奴だったことは今なら誰にも分かるが、当時の日本人はそれに気づかず熱烈に支持したことは、郵政選挙の結果を見るだけで歴然としている。同じように無能な菅直人の松下政経塾内閣が売国奴だのに、不新任することもできなかったことが、同じ過ちを繰り返していることを物語っている。こんな日本の政治がまかり通っていることが情けない。

04. 2011年6月05日 20:50:37: ljhZ73Goft
小泉純一郎がいかに卑劣な政治家であるかについては、創価学会の協力によって葬られたという『小泉純一郎と日本の病理』という本の中に、詳しく書いてあるのでそれを読んだらいいだろう。しかも興味深いことに、この創価学会が嫌悪して抹殺したはずの本は、電子化されて復活したので、もはや地上から姿を消すことがなくなったのである。
http://www.asyura2.com/11/cult8/msg/134.html
小泉の犯罪と売国行為は、全世界に永久に記録され伝わり続けるし、創価学会の危険な野望も同じように世界中を駆け巡ることになる。

05. 2011年6月06日 04:42:41: NoB4T4uYVg
阿修羅さんへ
小泉純一郎はこの様な「噂」が出る以上おそらく(十中八九)犯罪者ですから、小泉シンジロウは親をブタ箱にぶちこんで初めて人並み評価であると認識すべきです。
そうでなければ私は小泉シンジロウも純一郎同様「メリケンの走狗」であるとの認識を変えません。

06. 2011年6月07日 11:01:30: Qu72JblA8l
「噂」が出る以上(十中八九)犯罪者って本気で言ってるのか・・・?

07. 2011年6月07日 11:26:06: qSDNupw8HY
小泉の本当の犯罪は『皇室典範』を改めて、女系天皇の婿として外国人を取り込むことで、日本を外国に売り渡すことを狙っていたのだ。
http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E6%AD%A3%E4%BD%93%E2%80%95%E8%AC%80%E7%95%A5%E3%81%AE%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%8F%B2-%E3%81%93%E3%81%AE%E5%9B%BD%E3%82%92%E6%94%AF%E9%85%8D%E3%81%99%E3%82%8B%E6%A8%A9%E5%8A%9B%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0%E3%81%A8%E5%BD%B1%E3%81%AE%E5%AE%9F%E5%8A%9B%E8%80%85%E3%81%9F%E3%81%A1-%E3%83%9F%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%83%A0%E3%83%83%E3%82%AF-%E5%88%A5%E5%86%8A%E3%80%8E%E6%80%96%E3%81%84%E5%99%82%E3%80%8F-%E9%AB%98%E6%A9%8B-%E4%BA%94%E9%83%8E/dp/4813064639/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1307413197&sr=1-1
そのことは『日本の正体』に書いてある。売国奴と大逆罪が小泉の犯罪だ。

08. 2011年6月08日 08:54:30: pFT9QxyX9w
これが事実ならとっ捕まえて首を刎ねるべきであろう。


09. 2011年6月09日 18:35:38: dNqKs0BUEg
小泉を処罰せずに放置した天罰が大地震と津波ではないか。

10. 2011年6月11日 03:18:11: AiChp2veWo
7番さん応援します。現与党のそれぞれの人相顔ぶれを最初見たとき、議員、公務の方にも失礼ながら、まるで、小さな会社の社員か、田舎の支所の役所職員のような感じを受けた。どうしようもないピンボケさと甘さ、変な意味の素人臭さや微妙な異常さがにじみ出ていてどうしようもない。評価はともかく、ほんの最近まで、二階堂さんや三木さんや 佐藤さん、他にもたくさん立派なお顔の政治家がいらした。まずは、巨泉の麻雀、競馬、ウヰスキー、そしてジャズ、などを軽薄に用いた
馬鹿浮薄大人の増産と、その後ややあって、若者白痴化戦線、「いいとも」、が始まって以来、急速に国家国民の、矜持、知仁勇が腐敗落下し始めた。そこに手ぐすねひいた、ヘヤー解禁、という馬鹿増産洗脳が施され一挙に国民全体が色情化ぼけへと加速した。外国ポルノの流入も日本人民を腐体化させたが、その結果、腐体腐心化した大人たちは、女子が腐心化するのを熱望し、淫に激情して母になるべき女子を容易に堕落せしめ、その堕落化の後についてくる国家の腐体腐心の闇が判らず、上から下まで大人が下劣化し男女長幼もこれに続いた結果が現代社会である。その隙に偽日本人が跳梁跋扈しはじめた。人を殺してなぜ悪い、などと、およそ奇天烈の思想家などが千年も昔に言い出したような戯言を、いかにも真実の探求者のような言を痴れ者錯覚者が口にしたり、複数多数がよってたかって残虐極まりない暴力淫虐犯罪殺人を、十代の学生女子に加えるなどの世となり至った。楊貴妃もびっくりの淫虐殺人も増えた。顔や目や姿は、確かに、人の内面の真実を物語る。失礼いたしました。

11. 2012年9月12日 04:22:17 : 7uPtGleutM
http://www.youtube.com/watch?v=Xk5oLfYjg9k

小泉はフリーメイソンだといってるね。慶応はメーそんだとね。馬鹿だからユダヤ人以外や外国人を使うためにフリーメイソンをユダヤがつくったのに、利用だけされて世界政府が成立したら始末されるだけだ。


12. 2012年9月12日 04:28:12 : 7uPtGleutM
関東大震災の時に朝鮮人が暴動をおこして日本人を大殺戮して強姦したのは事実らしいよ。嘘の歴史をおしえられてきたようだね。日本人による半島の奴婢解放によりならずもの達がユダヤのてはずにより大量に日本に密航してきたんだよ。それらが破壊工作を大規模に実行した。終戦時の朝鮮進駐軍と同じ組織的なものかもしれんね。どうも背後に偽ゆだが指図している可能性がいわれてるがね。

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