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@ 世の中には変わった人がいるもので、臨死体験をして「あの世?」を見てきた人がいるそうだ。「あの世?」とは、まさに究極の「ワンダーランド」というべきものであろう。
そこで、ワンダーランドの実在性と臨死体験について考えてみたい。
A ワンダーランドとは
人それぞれに異なり、チョウチョが飛び交うお花畑とか、暗いトンネルを抜けると光の世界が広がったとか、天然色豊な七色の世界だとか、まさに「百家争鳴」の状態であるそうだ。
(私が見た世界は「こうだった」と言われたら、「はあ、そうですか」と答えるより仕方がない。
B 臨死体験の考察
@ 臨死とは仮死状態の世界である
人間は眠ると誰でも夢を見るのだが、臨死体験は夢とは異なる体験であって、死の一歩手前に行って見る夢でもあるが、体験した人でないと、信じることも理解することも出来ないような世界観だと言える。
A 臨死は完全な死の世界ではない
人間は完全に死ぬと、仏教世界で言う「中陰(ちゅういん)」とか、「中有(ちゅうう)」と呼ばれる世界に入るそうだ。(神道系では中陰や中有に対応する期間の明確な判断をしていないようだが、死んでから「五十日祭」と呼ばれる儀式を行うそうだ)。
つまり、人間は死んでも直ちに「あの世」に行くわけではなく、生前の行状に対して、行き先の審判を四十九日間かけた後に行き先が決まると言うことだ。
(すると、臨死体験で見た世界は、49日経ってから行く「あの世」ではないから、「あの世」とは違う世界を見てきたことになる)。
B 幽体離脱の謎
臨死体験者の中には幽体離脱をして、自分の死体を見ていたとか、近親者の会話や行動を見ていたとかの報告も寄せられている。
(幽体離脱については科学的には解明されていないが、テレパシー(遠隔通信)とか念写とか透視などの超常現象・超能力が報告されているので、一概には否定出来ないのだ)。
C 臨死体験をした人が特別な世界を見て来たということは否定出来ないが、100パーセント全ての人は「あの世」を見ていないと断言できる。
それは、確実に死なないと行けない世界だからだ。そしてまた、確実に死んだ人は二度と「この世」に戻ってきて「あの世」で見たことを話すことは出来ないからだ。
(この世に戻ってくるという時点で、(あの世の入り口にまで行ったとしても)、あの世そのものには未だ入場していないということになるのだ)。
余談になるのだが、臨死体験をした人の中には、「あの世」の手前で「まだ来てはいけない。帰りなさい」と言われて、「この世」に引き返した人もいるそうだ。
あの世とは、人間が集合無意識の夢の世界から抜け出して、真実の自分の世界に戻ることかも知れないが、神々は、そう簡単には「あの世」を見せてくれないようだ。
そこで、臨死体験者は、せいぜい「虚無のワンダーランド」を妄映して、手土産代わりに「この世」に持ち帰ってくるのかも知れない。
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