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原発事故は全てを破壊する。 4月7日早朝から窒素の充填を福島原発1号炉の格納容器へ行っていると言う。ある程度の圧力上昇が見られたと言うことで、確実に窒素の注入ができていると言うことだ。窒素注入は水素爆発を防止するためだと言う。放射線によって水がわずかながらも分解して酸素と水素が作られていて、それが格納容器中で5%程度の濃度になると水素爆発が発生するからだ。窒素が多量に存在すれば、水素の比率が相対的に下がると言う理屈だ。圧力容器内で水素爆発が起これば、ほぼ確実に格納容器も壊れてしまい、大規模な放射性物質の吐き出しが始まるだろう。 水素爆発も問題だが、再臨界も可能性がある。溶けた燃料棒から核燃料ペレットがこぼれ落ちて、一塊になり再臨界になる可能性だ。少しずつこぼれ落ちるので反応も少しずつ進み爆発的なエネルギーは生産されないが、核分裂生成物は多く発生してしまう。また、臨界状態では多量の中性子が発生し、中性子線はなかなかそれを防ぐことが出来ない。また、核分裂反応の結果、多くの放射性物質が作られる。 核燃料が装填されている場所は圧力容器の底よりも上にある。現在、燃料棒のジルコニウム被覆はほぼ壊れてしまい、ウランのペレットが溶融し崩れかかっていると言う。もし、これらが圧力容器の底にたまった水へ一塊になって落ちれば、いっきに水蒸気爆発が起こる。これでどの程度圧力容器や格納容器が破壊されるかは分からないが、修復はできず、かなりの量の放射性物質の吐き出しが何年も続くことになるだろう。 ある程度の規模の爆発が起これば、爆発それ自体によって不揮発性の核物質が細かいチリ、ダストになって広範囲へ飛び散る。当然、風雨に直接さらされる場所に多量の核物質があるので、それが何年も続くことになる。 爆発が起こらないにしても、現在の福島第一原発事故は冷却水の循環ができず、炉心を通った汚染された水を海へ大量に吐き出すしかないだろう。何年間も、多分、10年以上この状態が続くはずだ。同時に、空気中へも揮発性の放射性物質が吐き出される。結果として、野菜、牛乳、食肉、飲み水が汚染される。農地が汚染され、河川や地下水が汚染される。問題は、一度汚染されると、その汚染を除くことが基本的には不可能で、数十年、数百年、数万年続くということだ。 原発事故は全てを破壊する。その意味は、現世代が生活できなくなるというだけでなく、未来の世代そのものを破壊するからだ。 チェルノブイリ事故での放射能汚染の結果起こった新生児奇形のビデオの検索結果: 放射能による新生児奇形の画像検索結果: *6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは?」から一連番号を付しています。<<495>>
http://www.youtube.com/results?search_query=deformation+babies+radioactive%E3%80%80%E3%80%80chernobyl&aq=f
http://www.google.co.jp/images?hl=ja&rlz=1I7ADFA_ja&um=1&q=deformation%20babies%20radioactive&ie=UTF-8&source=og&sa=N&tab=vi&biw=956&bih=515
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