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核原爆をかかえた核原発を促進するというのは、ウラン・プルトニウムといった核兵器を日本列島に貯蔵するということだった。
正力と中曽根が立ち上げた日本での原子力暴走計画だが、これは東電と国家権力による超管理システムの完成をめざすことでもあった。
おそらく東電にはソ連秘密警察的な組織も内臓していたと思われる。国民の洗脳機関は満州の電通だった。
国民を監視する超管理システムは完成したと、東電と電通、国家官僚は妄想していた頃、311が起こった。311が911と違うのは、911はアメリカ国民を髪の先から足の先まで監視管理するための計画だったが、311は福島原発第一の事故であり、東電と電通、国家官僚による超管理システムの破綻であった。
今後、福島原発第一から周辺30キロは、人が入れぬ危険地帯として設定されていく。その場合、福島原発第二はどうするのか? という問題がある。福島原発第二も廃墟となる運命にある。311の検証は、あらゆる分野で今後、深められていく。
311福島原発第一とは長期持久の空虚と絶望をかかえた日本精神の病となる。日本精神史は311によって断絶した。311以前の世界と311以後の世界はまったく別な仕様となった。しかし核原発推進書式はいまだ変換されていない。
正力と中曽根が立ち上げた日本での原子力暴走計画によって日本は破綻するのか? 冷厳な事実が2011年に現出した。311だった。
誰もが福島原発第一をめぐって推理している。原子力専門家も推理している。TVでは毎日、東大原子力学閥による安全・安心の推理が充満している。これこそ制御不能にメルトダウンした象徴でもある。
恐ろしくて誰も福島原発第一で進行している事実をみたくない。制御不能になった日本を超管理に置く、これが国際社会の理念であろう。すでに官邸では米日合同対策チームがつくられ起動している。今後、福島原発第一はアメリカの指導のもとで一進一退を繰り返し「一歩前進二歩後退」になるだろう。
日本政府が主体的に独自で福島原発第一を解決できなかったという事実は今後、日本国債の暴落につながる。311から20日間経過したが、責任が東電にあるのか、経済産業省にあるのか、保安院にあるのか、日本政府にあるのか、菅政権にあるのか、まったく未知の領域なのだ。
これが第2次世界大戦後の結語であった。主体性の巨大な欠落であり、巨大な空虚が露呈したのである。敗戦後の日本的テーゼであった大経済効率主義の大破綻だった。豊かな平和を享受してきた時代は311によって終焉した。
マスメディアは現状肯定にもとづく安全・安心という永遠の自己解釈による自己推測を展開し、永遠なる異常の自己運動を今日から明日へと継続していくだろう。
正力と中曽根が311福島原発第一核戦争を引き起こしたのだが、憲法第9条こそが日本を戦争から守るという共同幻想空間の人々は内部核戦争の前に何を思っているのだろうか。 核戦争は外部からではなく、福島原発第一という内部から起こったのである。
311福島原発第一核戦争によって、日本ではこれから巨万の難民が現出する。
中曽根は1980年代中期に「日本を原子力不沈空母」にすると、提唱し、国際宣言した。
原子力不沈空母は島原発第一によって今、沈没しようとしている。
中曽根の原子力不沈空母その夢のドームのなかで安住してきたのが安全・安心を希求していた日本消費動物としてのわたしだった。
「何もないところへ本多はきてしまったと思った」
三島由紀夫「豊穣の海」最終行である。
豊穣の海とは月のことだが、インドのシバ神が地球の一部をえぐりだし、ほうり投げたて生成したの月であるらしい。えぐりとられた巨大な場所が太平洋になったらしい。
太平洋プレート、フイリピンプレート、ユーラシアプレート。
偉大なる政治家中曽根康弘、かれの日の出山荘は今でもあるのだろうか?
1970年に切腹すべきは、三島由紀夫ではなく中曽根康弘だったのである。
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福島原発第一でいま何が起きているのか 藤田祐幸
http://www.asyura2.com/11/genpatu7/msg/880.html
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