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(回答先: 殘念乍らグジーさんの切なる願ひは屆かなかつた 投稿者 不動明 日時 2011 年 3 月 28 日 20:40:06)
2012年の黙示録
なわのつぶや記 22
なわのつぶや記20110320〜“安全地帯”を探すよりも覚悟を決めること
http://www.h2.dion.ne.jp/~apo.2012/tsubuyaki20110320.html
● “安全地帯”を探すよりも覚悟を決めること 2011年3月20日(日)
被災地における傷跡が生々しい段階で、そのことをテーマに執筆することになりますので、最初に次の点をお断りしておきたいと思います。
私は、今回の地震で被災した地域に住む人は不運で、被災を免れた地域の人たちは幸運だったという考え方をしておりません。また、被災地においても、命が助かった人が幸運で、命を失った人は運が悪かったという見方もいたしません。それは主として次のような理由からです。
(1) 終末の大峠までには、世界中が今回の巨大地震よりもさらにスケールの大きい
自然災害に遭遇することになると考えているからです。要するに、私を含め今回
被災しなかった人たちも「明日は我が身」という考え方で心の準備をしておくこと
が大切だと思っています。
(2) 大規模な自然災害が相次ぐ中で、生き延びた人が「助かった人」ということでは
ないと考えているからです。新約聖書には、「終末において、多くの人は先に亡
くなった人を羨ましく思うような厳しい状況下におかれる」と述べられています。
結論としまして、本日の表題に掲げておりますように、これからは「日本の中でどこが安全か」といった「我善し」の考え方をするのでなく、「もはやどこにいても大規模な自然災害は避けられない」と覚悟を決めることです。そして、「自分が被災したらこうするだろう」と思うこと(たとえば「家族や食べ物、水などを大切にする」といったこと)を、普段から実践していくことが大切です。
――以上のような考え方で綴ってまいりますので、取り方によっては被災地の方々を傷つけるような表現があるかも知れませんが、ご容赦いただきたいと思います。
さて、私は「今回の東日本大震災は世界を裏から支配しているグループによって計画的に引き起こされたものだという見方をしている」と申し上げました。しかしながら、その証拠をお示しすることはできませんし、また証拠を見つけたところでどうすることもできないこともわかっています。彼らは既に世界中の政府やマスコミをコントロール下に置いていると見られるからです。
では、「彼らはなぜ日本を狙ったのか」ということですが、それは大本神諭や日月神示、お筆先といった我が国の神道系の一連の神示や、新約聖書などの記述が参考になります。要するに「悪魔は自分たちの世界の終わりが近いことを察し、神に対して最後の抵抗を試みている」ということです。
今日の世界を支配しているグループの頂点にいるのは異次元の存在であるということは、拙著や当サイトでもたびたび述べてきました。私はその異次元の存在を「サタン」と呼び、この終末の時代における彼らの計画のことを「サタンのシナリオ」と呼んでいます。その「サタンのシナリオ」について触れた拙著『2012年の黙示録』(たま出版)の中の一文を以下にご紹介します。
■日本はなぜ狙われるのか
サタンが日本を狙う理由は、日本が世界のひな型となっていることを知っているからです。日本が乱れると世界が乱れるのです。地形的にも日本は世界の縮図のようになっています。九州がアフリカ、本州はヨーロッパ・アジア、北海道は北アメリカ、四国はオーストラリア、それに日本と関係の深い台湾が南アメリカに対応しています。富士山の位置にヒマラヤ山脈があるところもピッタリです。気候までが不思議と対応しているのです。
いま、アメリカという国を使って日本人を骨抜きにするという巧妙な計画が、いよいよ仕上げに入ったということでしょう。ペリーの来航から始まった日本侵略のたくらみは、先の戦争で国土と社会を徹底的に破壊しつくしました。あと残るのは日本人の民間信仰の対象となっている神社仏閣の破壊ということでしょう。日月神示などの国産予言では、最終的には神社の建物もとことん破壊されると述べられています。
日本という国をとことん破壊し、国民の信仰の対象もズタズタにしてしまおうということでしょう。霊的世界から日本を守護している「結界」を破らないと、日本の破壊はできないのです。しかし、逆の見方をすれば、それだけ日本という国を恐れているということです。サタンのやることも所詮は神の掌での出来事です。結果的に物欲の生き方(経済至上主義)を人々に反省させる役割をするのです。そのような地獄絵図をみるまでに、「光の子」はそれを悟りますが、「獣」は恐怖心にかられて取り乱すことになるでしょう。
日本の予言には「神一厘のシナリオ」という表現があります。最後の最後に神の力がサタンを破り、次元アップが行なわれるということです。しかし、多くの日本人はそれまでに大変な苦難を味わうことになるようです。神の力が発動されるのは九分九厘まで日本が破壊されたあと、ということになっているからです。あなたはそのような苦難に耐える自信がありますか?
■終末においてサタンにはどのような役割があるのか
今回の終末のもう一方の主役を演じるサタンの存在と、その役割について考えてみましょう。この物質地球を破壊に導いたのは西欧文明ですが、それを裏から導いたのがサタンと呼ばれる霊的存在だと見られています。この世の中では「陰の世界政府」として世界の頂点に君臨し、アメリカをはじめ世界の主だった国の政治(権力)と経済(マネー)を思うように動かせるだけの力を持っています。彼らはオカルトに通じており、サタンに指導されていると見られているのです。その最大の目標は地球を支配すること、そのために人類を奴隷化することです。その体制はほぼ完成しつつあると言えるでしょう。
世界の政治、経済、マスコミ、エネルギー、食糧、科学、医療、宗教、軍事、警察権力、秘密諜報組織、などは彼らの意のままに操ることができるようになっています。いま表舞台に出ている大国の大統領や首相といった人たちが現実の世界を動かしているわけではありません。彼らはいわば操り人形、つまり使用人なのです。その雇い主はけっして表舞台には顔を出しません。
彼らはおそらくこれから地球の次元アップが起こることも、ある程度は知っているに違いありません。神の計画や、宇宙存在のこと、あるいは地球に近づいている彗星のことなども‥‥。
そういう事実から大衆の目をそらし、撹乱するために、最後の悪あがきをしているように思えます。予言によると、神界では既に結論が出ていて、サタンはこの終末において霊的に封印されるようです。俗な言葉で言えば、再び地獄の釜にフタがされるということです。人類を惑わすサタンの動きが封じられてしまうということです。
そこで、サタンは人間を道連れにするために、神を信じない人間、あるいは深く考えることのできないノー天気な人間を増やそうと必死になっているのです。蛇足ですが「私は○○宗教を信仰しているから大丈夫」という人は、ここでいう「神を信じない人間」に入ります。「自分は神の分身である」という事実に気づかず、物やお金、名誉、地位、助けてくれる神様・仏様、‥‥など外にある力に依存する人は、神を信じていない人になるのです。
法華経の中にもくり返し出てきますが、人は自分の中に最初から「仏性(仏の心・仏の力)」を持っていることに気づかず、力を外に探し求めているために「煩悩」という迷いの世界に入ってしまったのです。自分の中に最初から神の力、神の心が宿っていることに気づくこと、これがこの終末において最も大切なことなのです。
サタンはそれをさせないように、あらゆる誘惑と脅しによって、人間の心を惑わせようとしてきます。これが「試される」ということの意味なのです。サタンにも役目があるといわれますが、それは人間を誘惑したり、脅したりして「試す」役割があるということです。
■終末を彩る二つのシナリオが進行している
このように、新しい時代の実現に向かって2つのシナリオが同時進行しているのです。一つは神のシナリオ、そしてもう一つはサタンのシナリオです。そして、多分西暦2012年12月22日に大団円を迎えることになるでしょう。その時までに、人類は神人(光の子)と獣(闇の子)に分けられてしまいます。
神に近い心を持っている人は、より神に近づき、サタンに近い心の持ち主はサタンの餌食となり、進化が遅れるでしょう。今回の地球学校の学びでは卒業できないということです。しかし、もう物質次元の地球には住むことはできませんから、幽界または波動の粗い他の惑星に移されるか、最悪の場合はサタンのお供ということになるかもしれません。
ここのところはどの予言にも詳しく触れられていないのです。それを教えることが、必ずしも人間の進化に役立たないということかもしれません。小さな子どもに「お行儀よくしてないと、縄で縛って押入れに閉じこめるよ」と脅せば、子どもはおとなしくしてくれるかもしれません。しかし、それは体罰を恐れてすることですから、子どもの成長や気づきにはならないのです。罰の内容を強調する予言はサタン系列からの発信であろうと思います。本当の神様は罰を与えて人を導くことはしないのですから……。
■サタンは人類に気づきを与えるために悪役を演じている
サタンは「百匹目のサル現象」の原理を知り抜いているに違いありません。ですから、人類が「自分は神の分身である」ということに気づかないように、そして恐怖心からマイナスの想念を出すような手の込んだ仕掛けをいろいろとやってきます。
この世界でも、パチンコや競馬などのギャンブルに溺れて生活を破たんさせ、借金に追われて自殺をしたりする人がたくさん出てきています。一見、サタンが人間を破滅させるために誘惑しているように見えますが、実はこれこそ神の働きなのです。神は人間がそういう誘惑に負けず、途中からでも気づきを得て立ち直ることを望んでいるのです。だからあえてサタン的な誘惑を見過ごしているということが言えますし、より広い視野から見れば、それもみな神の掌の出来事なのです。
物につまづいて転んだ子どもを、行って抱き上げるのでなく、自分の足で立ち上がることを望んでいるのです。その痛い経験をすることによって、その子どもは次から同じような物でつまづかないためにはどうすればよいかということを学びます。そして、自分の足でちゃんと立ち上がれたことで自信をつけることにもなるのです。
そういう意味ではサタンも神の働きなのです。人類に気づきを与えるために、そのような悪役を演じていると見ることもできます。もちろん、神様は人が背負いきれないような試練は決して与えないといわれています。この終末のカタストロフィーも、人がこのような神の意図に気づきさえすれば、決して悲惨な姿ではないのです。私が終末を「産みの苦しみ」現象という意味はそこにあります。
―― 『2012年の黙示録』(たま出版)
――ということですが、多くの人にとってこのような話は信じがたいことでしょうし、私にもそれを証明する手立てはありませんので、このテーマはこのくらいにしまして、「では、彼らは次に日本のどこを狙ってくるのか」ということを考えてみたいと思います。
今回の巨大地震が彼らの手によるものであるとするならば、彼らは自分たちが打った手の威力を確認し、それによる我が国の混乱ぶりをじっくり眺めた後で、また次の手を打ってくるのは間違いありません。日本の国土の約半分に物理的な大打撃を与えた東日本大震災に続く次の手で、いよいよ日本の息の根を止めようと狙っていると見るべきでしょう。
単純に考えれば、「次は西日本か」ということになります。すぐに思い浮かぶのが東海地震あるいは東南海地震ということになるかも知れません。それが2012年12月までに起こるとすれば、九州や四国も被害を受けると思われますので、もはや日本の中には救援に駆けつけるだけの余力のある地域はほとんど残されていません。
今回の震災のあとで、サタンが画策する次の一手を日本民族の深層意識が予感しているためか、いま私の周辺(神戸市界隈)ではいろいろと食料品の備蓄をしている人が増えています。「明日は我が身」ということで、既に「サタンの次の手」に備えて身を守る準備を始めているのかも知れません。今回の東日本大震災が日本国民に与えたインパクトの大きさがうかがい知れます。
そのような行動に駆られている人の胸の内には「つぎは東海地方が狙われるのだろうか」「いやいや、首都圏を狙った直下型の地震が引き起こされるかも知れない」「ひょっとしたら富士山が噴火するのではないだろうか」「南海地震がくれば大阪にいても危ないだろう」……といった不安がよぎっているかも知れません。
マスコミを総動員して地震や津波の報道が繰り返されたことによって、日本だけでなく世界中の人々の心の奥底に恐怖心が植え付けられていったのです。私流の言い方をしますと、「恐怖心というカルマ(心の癖)が人類の集合意識の中に大量に蓄積された」ということになります。その新たなカルマは、同じような天変地異現象を生み出すエネルギーとなっていくことでしょう。恐怖心の拡大再生産ということになります。まさに、悪魔の思うつぼと言わなければなりません。
しかしながら、私のように終末の意味を(自分なりに)理解し、心の備えができている人間にとっては、今後もさらにスケールアップした形で展開されるであろう天変地異現象を恐怖することはありません。
そこで、表題のような結論になるわけです。つまり、「次は日本のどこが狙われるのか」と恐怖心を募らせるのでなく、「いつ、どんな形で日本列島が揺さぶられたとしても、日々身魂磨きを続けながら精いっぱい生きていれば、何も恐れることはない」という自信を持つことです。この終末の大峠においては、先に亡くなった人たちも含めて、大きなふるいにかけられることになると言われています。つまり、「死んだら終わり」ではないのです。
当サイトでも紹介している多くの霊界通信を参考にしますと、これまで人は死後その魂の波長に応じた霊界や幽界に赴いて、そこでさまざまな修行をすることになっていると言われています。そういう意味では、生きてこの世で修行をしながら終末の大峠を迎える魂と、一足先に霊界に行って、霊界で終末の大峠を迎える魂とがあるわけです。そうやって、いわば芋虫が蝶になるように「半霊半物質」の世界へと昇華していくということです。そういう意味で、先にこの世を旅立った人が運が悪いということではないのです。
そういう視点から、私が前出の拙著『2012年の黙示録』(たま出版)の中で、心を込めて読者に問いかけている一文があります。それをここでご紹介したいと思います。以下は「奥義編」の一節です。これからも予測される自然災害に翻弄されないためにも、ぜひお目通しいただきたい内容です。
■プロローグ
この世の終末を迎えつつある私たちにとって大切なことは、「どのような生き方をすればよいのか(幸せになれるのか)」と考える前に、「いま何のために生きているのか(この人生の目的は何なのか)」と自分に問いかけてみることです。
たとえば、私たちの生命の足場となってきたこの地球が間もなく崩壊し、人間が住むことのできない星になるかもしれないとしたら、私たちはそのことをどのように受けとめたらよいのでしょうか。「偶然生を受けた地球という星の上で、結構楽しい思いもしてきたから、死んでも悔いはないよ」ということでよいでしょうか。はたして、人をそのような考え方に導くことがこの宇宙の意志だったのでしょうか。
実はこのような考え方を卒業することが、これからの終末現象のなかで求められているのです。この宇宙を創造したスーパーパワー(=創造主、絶対神)は、そんなあなたに次のような質問を投げかけるでしょう。たぶんあなたの心の奥底から、静かに浮かんでくる問いかけという形をとります。
「私の人生の目的は、ただ自分がこの生をエンジョイすることだったのだろうか?」
ここまで読み進んでいただいたあなたの心の奥底には、「人間は死んだら終わり」「一緒に死ねば怖くない」といった強がりを言えない「気づき」が芽生えているはずです。
これから終末現象として展開されるさまざまな出来事は、私たち一人ひとりの心の岩戸開き現象ですから、あなたが強がりを言うことなく、素直に自分の心の中を見つめ直すように、見えない世界からのさまざまな働きかけが続くことでしょう。あなたが、その心の扉を開くそのときまで……。
―― 『2012年の黙示録』(たま出版)
私たちにとって一見ありがたくないように見える終末現象は、すべて私たちの気づきのために必要な出来事なのだ、ということです。そのことを述べた拙著『2012年の黙示録』(たま出版)の内容を続けてご紹介します。
■私たちは極限的状況の中で何かを気づかされる
これから始まる(おそらく西暦2012年まで続く)「極限的状況」の中で、私たちはこれまでの人生で価値があると信じてきた多くのものを失うことになるでしょう。そのことを通じて、あることに気づく(気づかされる)のです。
価値があると信じてきたもの、つまり財産や地位や名誉などを、私たちは失うことになります。それらは私たちの意識が引き寄せたものです。それらがいかにはかない存在であったかを、私たちは気づかされることになります。
人によっては、地震や洪水などの天災によって大切な仲間(家族、友人、恋人など)を失うという、大変悲劇的な事態を経験することにもなります。この時点で、まだ人の命がこの世限りだと思っている人にとっては、それは生き地獄ともいうべき悲惨な事態になるでしょう。
しかし、価値あるものを失う前にこの終末の意味を理解できた人は、目の前で繰り広げられるカタストロフィーを恐れ、慌てる必要はありません。私たちはもともと霊的な存在であり、物質の破壊・消滅によって何も失うものはないということが理解できるからです。この終末のカタストロフィーを経験することによって、ちょうど芋虫が蝶になるように、物質肉体を脱ぎ捨て、永遠の安らぎと歓喜の世界へ飛翔するだけなのですから。
そのことに気づき、心から信じられるようになること、つまり悟ることが、新しい時代への準備なのです。
■終末現象のなかで人は試される
カタストロフィーというのは、何も天変地異だけを言ってるわけではありません。人為的な戦争なども考えられますし、もっとも注目しないといけないのは、一人ひとりの人間自身が生み出す終末現象なのです。たとえば、食料が十分に手に入らない事態になったときに、天変地異以上に恐ろしい事態が起こるかもしれません。限られた食糧を巡っての人と人の奪い合い、場合によっては暴力による略奪などの動きです。
人が終末の時に「光の子」と「獣」とに分けられるといいましたが、この時に人は試されるのです。目の前の食料をめぐってどのような態度をとるか。それは私たちの心の奥深くに沈殿していたもう一つの心、私たちが自覚していない潜在意識が表面に出てくるのです。この潜在意識に影響を与えるのが、普段の心の使い方、そして言葉、食べ物なのです。
(中略)
「本性を現す」という言葉がありますが、終末の極限的状況の中で、人は試されるのです。地位や立場が保証された中では悠然と、また慈悲深く振る舞えた人も、それらが失われ、自らの生命の危機に直面する段階になると、心の底に沈殿していた本来の自分が浮き彫りになってきます。「君子豹変」が十分に考えられるのです。自分の心の底にどのような本心が潜んでいるかは、平和な時代にはなかなか分かりにくいものです。
■極限的状況のときに、人は仮面の下の顔を見せる
これから(たぶん西暦2012年までに)すべての人がそれぞれの極限的状況を経験することになります。「光の子」になるか「獣」になるかは、それぞれの心の癖によって自らが選択するのです。まず食べ物を巡って争いが起こるでしょう。買い占めや略奪、ひどい場合は殺人、そして自殺など、人は自らの本性を剥き出しにします。このように、今まで自分が拠り所としてきたものを失う事態のことを「極限的状況」と言います。
財産、名誉、地位、権力、愛する人、健康、‥‥などなどを失いそうになったとき、あるいは失ってしまったとき、人の仮面の下の顔が白日のもとにさらされることになります。日本全体からみれば局地的であった阪神・淡路大震災でも、そういう仮面の下の顔を見せた人がたくさんありました。次は、当時の新聞で紹介された一例です。
「避難所で食料や衣服を持ち去る人がいて気分がなえる」(高校3年生・男子)
「避難所から様子を見に戻るたびに、家のものがなくなっている。娘が結婚式でつけたネックレスや隠していた宝石も消えた。地震より人の心が怖い」(主婦・60歳)
「家はどうもなっていないのに避難している人が何人もいるんです。何で? と尋ねると、ここにいたら水はあるし、三食つきやから、って。救援物資で四畳半の部屋がいっぱいになったわ、という人もいて。人間の嫌な面をたっぷり見ました」(主婦・69歳)
一部のコンビニや地下の商店街がガラスを割られ、なかの商品を盗まれた事件も起きましたが、あまりマスコミでは報道されませんでした。
神戸を中心とした局地的な災害で、全国各地からたくさんのボランティアがかけつけてくれたなかでも、このような人間の弱い面が見られたのです。これが日本全体に広がったとき、人はどのような行動をとるのでしょうか。
―― 『2012年の黙示録』(たま出版)
神戸から宮城に支援に行っている私の職場の仲間の報告によれば、今回の地震の被災地でも治安のよくない町(町の名前は伏せておきます)があり、夜中にスーパーやコンビニの店舗のドアをバールのようなものでこじ開けて、中にある商品やお金を盗んでいくグループがいるそうです。
そのため、昼間は商品を並べて売っている店でも、売れ残った商品はすべて車に積んでいったん持ち帰るようにしているとか。そうしないと夜の内に盗まれてしまって、次の日に被災した人たちに販売する品物がなくなるからです。物騒なので、被災者は自警団をつくり、夜も交代で警備に当たっていると聞きました。
被災地における心温まる出来事がいろいろと報道されていますが、その陰で、このような悪質な姿を見せる人たちも現れているということです。極限的な終末現象の中で、ますます人の二極分化が進んでいるのを感じます。
最後に、心の和む一文をご紹介して終わりたいと思います。2004年11月5日の「なわのつぶや記」の内容です。 → 地震の時のおにぎり1個に感謝
http://www.h2.dion.ne.jp/~apo.2012/tsubuyaki041105.html
2012年の黙示録
なわのつぶや記 22
なわのつぶや記20110328〜地震・津波・原発事故は終末の予防注射?
http://www.h2.dion.ne.jp/~apo.2012/tsubuyaki20110328.html
さてはてメモ帳 Imagine & Think! :
フリッツ・スプリングマイヤーの警告はよく思い出しておかねばならない
+ プルトニウムの毒性
http://satehate.exblog.jp/16122586/
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