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池田信夫氏[http://news.livedoor.com/article/detail/5420854/]より
ここの読者の人なら、「楽観的すぎる」と感じるかもしれない。
ただし、筋の通った解釈ではあるので、
悲観論一色に陥らないためにも、参照しておいて欲しい。
ただし、過信は禁物で、総合的に判断してください。
また、評論のような内容なので、空耳にしておきます。
『
おなかがいたくなった原発くん
池田信夫提供:池田信夫blog
2011年03月17日09時56分
おもしろくてわかりやすいアニメ(八谷和彦作)があるので、紹介しておこう。福島第一原発の事故は、ウンチ(核廃棄物)がおなかにたまって、おなら(水蒸気)が出ている状態だ。ウンチそのものが外部にもれると大変な汚染が起こるが、オナラだけなら大したことはない。ちょっとくさいが数日でにおいは消える。
チェルノブイリでは、ウンチを広範囲にまきちらして多くの人がそれを浴びる大事故が起こったが、スリーマイルではオナラだけですんだ。福島でも、最悪の事態になってもウンチがまき散らされる事故は考えられない。したがってにおいの残る発電所の周囲は立ち入り禁止になるだろうが、遠くまで被害が及ぶリスクは小さい。
このアニメは、大事な区別を正確に表現している。福島第一では運転は止まっているので、チェルノブイリのように核燃料が暴走して原子炉を破壊し、ウンチを半径数百kmにばらまく事故は起こりえない。最悪の場合、核燃料が再臨界になって温度が上がり、火災が起きてオナラが大量に出る可能性はあるが、これはウンチが飛散する事故とは違う。
だからオナラのにおいが直接届く福島県の人々は警戒が必要だが、それもウンチが直接出るわけではないので、それほど恐れる必要はない。まして100km以上離れた首都圏では、非常に精度のいい計測器でオナラの分子をいくつか検知することはあるだろうが、人体への影響は考えられない。放射線の健康への影響は発癌性だが、毎日タバコ1〜9本吸うことによる肺癌リスクは3.4シーベルトだそうだ。
池田信夫blog
池田信夫
経済学者。上武大学経営情報学部教授、SBI大学院大学客員教授。著書に、「使える経済書100冊 (『資本論』から『ブラック・スワン』まで) (生活人新書)」など多数。
』
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