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日本アレルギー学会が25日から東京で始まり、花粉症になる子どもが年々増えるなか、子どもにとって負担が小さい治療法で、症状が改善されたという臨床結果が報告されました。
子どもの花粉症について、学会では、全国の耳鼻科を訪れた人を対象に行った聞き取り調査の結果、5歳から9歳の患者がおととしまでの10年間でおよそ2倍に増えたことが報告されました。また、三重大学耳鼻咽喉(いんこう)科の湯田厚司准教授は、スギ花粉のエキスを少量口に含み、舌の裏からしみこませる「舌下免疫療法」と呼ばれる治療法について発表しました。湯田准教授によりますと、この治療を6歳から15歳までの子ども61人に対して行ったところ、79%に当たる48人が、くしゃみや鼻みずなどの症状が改善し、32%に当たる19人が、花粉が大量に飛んでいても薬をまったく使用せずに済んだということです。この治療法は、エキスを注射する従来の治療法と比べると、痛みがなく通院する回数も少なく済むため、子どもにとって負担が小さいのが特徴で、ことしから臨床試験が行われています。湯田准教授は「花粉症の重い症状で夜眠れない子どももいる。注射よりも負担が小さいこの治療法が早期に保険適用されることを、期待している」と話しています。
子どもの花粉症に新治療法
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20101126/k10015462791000.html
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