http://www.asyura2.com/10/bd58/msg/488.html
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(回答先: プーチンとメドヴエージエフの微妙な關係 其の背景には宇宙人の存在が關係してゐるのか 投稿者 卍と十と六芒星 日時 2010 年 8 月 06 日 23:21:50)
第三代 露西亞聯邦共和國大統領
ドミトリー・アナトリエヴイチ・メドヴエージエフ
政治に偶然と云ふのは無い。
ワシントンで行はれた米露首腦會談直後に起きた、
あの露西亞人スパイ逮捕事件はをかしい。
プーチンにしてみれば飼ひ犬に手を噛まれたやうなものだらう。
もつとも、
プーチン自身がオリガルヒのチユバイスに取り立てられて出世した、
と云ふ説に從ふならば、
人の事は言へた義理では無いと云ふ事に成る。
CNN.co.jp:米ロ首脳会談、ロシアのWTO加盟など協議
http://www.cnn.co.jp/world/AIC201006250004.html
2010.06.25 Web posted at: 10:24 JST Updated - CNN
ワールド
米ロ首脳会談、ロシアのWTO加盟など協議
ワシントン(CNN) オバマ米大統領と訪米中のメドベージェフ・ロシア大統領が24日、ホワイトハウスで会談し、経済関係の強化に向け協力することで一致した。
オバマ大統領はロシアの世界貿易機関(WTO)加盟を支持する姿勢を打ち出し、ロシアは米国からの家禽(かきん)肉輸入再開を表明した。
会談後の共同記者会見の場で、両大統領は米ロ二国間関係の強化を強調した。オバマ大統領は、世界的な景気後退からの脱却やイランと北朝鮮の核開発問題、テロ対策といった課題に直面する中、世界は米国とロシアの強力な関係を必要としていると述べ、両国の結びつきを「改めて位置づけ、かつ拡大する」姿勢を示した。メドベージェフ大統領は、「(両国経済の)潜在的可能性に匹敵する水準の経済協力」が必要だと訴えた。
ロシアは現在WTOのオブザーバー国となっている。同国のWTO加盟についてメドベージェフ大統領は、加盟に向けて国内法の整備などを進めていると説明。9月末までには準備が整うとの見通しを明らかにした。
また、今年に入ってロシアが米国産家禽肉の輸入を停止していた問題で、輸入を再開することも発表された。ロシアは米国産家禽肉の主要輸出先の一つだが、ロシア国内で禁止されている塩素系消毒剤が検出され、輸入が停止されていた。
オバマ大統領は、家禽肉輸入再開やエネルギー分野での交流などを引き合いに出し、ロシアのWTO加盟に向けた真剣な取り組みの現れだと歓迎した。
今回の会談で、旧ソ連諸国のNATO加盟問題やグルジア問題などでは米ロの見解が異なることが再確認されたが、アフガニスタン政策では、ロシアはアフガニスタン地域の安定化に向けた米国の政策を支援する旨を表明した。
露米大統領 ワシントンで会談: The Voice of Russia
http://japanese.ruvr.ru/2010/06/25/10702461.html
露米大統領 ワシントンで会談
25.06.2010, 16:39
メドヴェージェフ大統領とオバマ米大統領はワシントンで会談し、世界の安全保障問題、とくに新たに締結された戦略攻撃兵器削減条約について審議した。
ロシアは米国との同時批准を再三呼びかけている。メドヴェージェフ大統領は、米上院・下院両方で条約に関する公聴会が行われることになっているのだから、活発な議論が同時批准に影響を与えるはずだと強調し、次のように述べた。
―オバマ大統領と私は、自分たちにできる貢献をした。今は新たな戦略攻撃兵器削減条約を含めた安全保障分野で、両国がしかるべき決定を採るよう、我々は強く期待している。
アフガニスタン情勢に関しては、現在最大の課題のひとつにアフガニスタン軍強化のための国際支援があると述べた。ロシアで製造されたヘリコプターが提供されているなど、この文脈内で露米はアフガニスタンでの協力の可能性に共に取り組んでいる。メドヴェージェフ大統領は、オバマ大統領との共同記者会見で次のように述べた。
―第一に、現在米国や他の幾つかの国は、住民の希望通りアフガニスタンが主権国家となって効果的に機能し市民社会や経済が再興するよう、同国民を援助している。この面でロシアは米国の努力を支持してゆく。近いうちにアフガニスタン国民が統制力を持った国家と近代的な経済を手にできるよう望んでいる。そのためもうしばらく努力しなければならない。だがこのようなやり方こそが、近年あった中で最も悲しむべき事態を繰り返さないための保険となる。
キルギス情勢に関しては、大統領選と議会選挙の過程で、国家が抱える課題を解決できる完全な政権が組織されるよう希望を表した。しかし最悪の事態を迎えることになればキルギスは崩壊するだろうし、残念ながら一部地域が分離する可能性は十分にあると警告。キルギス政権に原理主義者が近寄ってくる恐れがあり、そうなればアフガニスタンが現在抱える問題を、キルギスも抱えることになる。しかし今のところ、露米はキルギスに部隊を派遣する予定はないと指摘した
―キルギス情勢調停で部隊を派遣する可能性について、キルギスは独力でこの問題を解決すべきであると私は考えている。ロシアはこのテーマで協議はしたが、キルギスへ平和維持部隊派遣を予定したことも、また予定することもない。いずれにせよ、ロシアはキルギスを戦略的パートナーとみなしており、同国に協力してゆく。
また今回の会談で採択された共同声明のひとつが、テロ対策分野での露米協力拡大に関する合意だ。メドヴェージェフ大統領は、テロが露米両国民の脅威となっており、露米関係「リセット」の枠内で過激主義に対抗するため協力を深めていくと強調。一方オバマ大統領は、米国にとって国内安全保障での最大の利益は、ロシアとの敵対ではなく協力を通じてのみ最大限効果的に実現しうると発言、露米関係の「リセット」に力を注いでいる。
後ろに寫つてゐる店員のTシヤツに”GO TO HELL”と書いてある
"Ray's Hell-Burger"と云ふ店のやうだから、制服なんだらうか
此の露西亞人も魂賣りましたよと云ふ意味か
だが、それにしてもそのまんまだなと
恐らく此の爲だけにわざわざこんなジヤンク・フードを食つてゐる場面を演出したのだらう
米露首脳がハンバーガーで庶民派アピール - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/america/100625/amr1006251038004-n1.htm
米露首脳がハンバーガーで庶民派アピール
2010.6.25 10:37
アーリントンのハンバーガーレストランで、昼食を取る
オバマ米大統領(右)とメドべージェフ露大統領(左)
=24日、バージニア州(ロイター)
【ワシントン=佐々木類】オバマ米大統領とワシントン訪問中のロシアのメドベージェフ大統領は24日、首脳会談を終えた後、報道陣に事前の連絡なく郊外のハンバーガー・レストランで共に昼食をとり、庶民派をアピールした。
レストランは、首都ワシントン隣のバージニア州アーリントンにある「レイズ・ヘル・バーガー」。オバマ大統領の大のお気に入りでもある人気店で、大統領は昨年もバイデン副大統領と一緒に訪れたことがある。
ちなみに、ホワイトハウスによると、オバマ大統領はチェダチーズ・バーガー、メドベージェフ大統領は、マッシュルームなどをトッピングしたチェダチーズ・バーガーをそれぞれ注文したという。
スパイ事件、米露関係に暗い影 ナゾ残る逮捕のタイミング - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/america/100630/amr1006301915009-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/world/america/100630/amr1006301915009-n2.htm
スパイ事件、米露関係に暗い影 ナゾ残る逮捕のタイミング
2010.6.30 19:13
ロシアスパイ団のひとりアンナ・チャプマン容疑者。
ロシアのウェブサイト「アドゥノクラシニキ」より(AP)
【ワシントン=佐々木類】ロシアのスパイ11人が米連邦捜査局(FBI)に逮捕された事件は、米露両首脳が親密ぶりを演出する裏で、冷戦時代さながらのスパイ活動がいまなお行われていることを浮き彫りにした。特に、強制捜査が訪米したメドベージェフ大統領の帰国直後だっただけに、露側は顔に泥を塗られた格好だ。「リセット」(オバマ大統領)したはずの今後の米露関係に暗い影を落としそうだ。
「(今回の事件を)オバマ大統領には十分かつ適切に伝えた。司法省は適切に法を執行した」。ギブズ米大統領報道官は6月29日の記者会見でこう強調し、大統領に捜査を事前報告していたことを明らかにした。
ただ、強制捜査が首脳会談3日後の27日であることをホワイトハウスが正確に把握し、大統領に伝えていたかどうかは不明だ。米当局者の一人は、「オバマ大統領はこのタイミングでの強制捜査に不快感を持っていた」と証言する。
米紙ニューヨーク・タイムズによると、米政府当局者は強制捜査に踏み切った理由について「容疑者のうち1人が27日に第3国経由でロシアに向けて出国し、米国に戻らないことが判明したためだ」と語った。司法省のボイド報道官は逮捕時期をめぐり「さまざまな検討」があったことを認めており、政治的判断が働いた可能性を示唆した。
29日にキプロスで逮捕された容疑者以外の10人はカップルで、うち4組が夫婦。ニュージャージー州で捕まった自称リチャード・マーフィーとシンシア両容疑者には小学生の娘がおり、近隣住民も「スパイには見えなかった」という。
バージニア州アーリントン市内の公園で接触した容疑者の一人はFBIのおとり捜査官の前で、協力費として5000ドル(45万円)入りの封筒を包んだ新聞紙をわざと落としたという。同市内に住むミハイル・セメンコ容疑者は露英中西の言語に堪能で旅行代理店に勤務。ビッキー・ペラス容疑者はスペイン語紙記者という顔を持っていた。
容疑者らは、旧ソ連国家保安委員会(KGB)が前身のロシア対外情報局(SVR)の指令で米政府の政策決定者に接近、小型核爆弾の開発やアフガニスタン情勢、米露新核軍縮条約への米政府の立場などを探っていたという。米連邦裁判所の訴状によると、特殊ソフトを使った携帯用パソコンでSVR関係者と暗号化した文章で交信していた。
スパイ特有の手口を割り出しながら、FBIはなぜスパイ容疑ではなく司法長官に事前通告せずに政治活動を行った容疑を適用したのか。スパイ容疑なら協力した側の米国人の摘発が不可欠なため、立件の容易な非合法政治活動容疑を適用したものとみられる。
今どき「ロシア人スパイ」逮捕のなぜ | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
http://newsweekjapan.jp/stories/world/2010/06/post-1399.php
今どき「ロシア人スパイ」逮捕のなぜ
Russian Spy Case: Why Now, and What It's About
米露首脳会談の直後の逮捕劇で憶測を呼ぶロシア・スパイ事件だが、スパイ集団は核兵器研究の関係者やオバマ政権高官も標的にしていた可能性がある
2010年06月30日(水)16時48分
マーク・ホーゼンボール(ワシントン支局)
まるで冷戦時代を彷彿とさせる事件だ。アメリカ政府は28日、一般のアメリカ人を偽装していたロシアのスパイ集団を逮捕した、と発表した。逮捕された10人は直接のスパイ容疑で逮捕されたわけではなく、今のところはマネーロンダリング(資金洗浄)や、事前登録のないまま外国政府の要請に基づいて政治活動を行った疑いがもたれている。ロシア外務省は29日、事件を「根拠がなく誤りだ」と強く否定した。
FBI(米連邦捜査局)の捜査はずっと続いていた。捜査当局者によれば、捜査期間はおそらく10年近くに及ぶ。逮捕の数日前には、訪米中のドミトリー・メドベージェフ大統領がバラク・オバマ米大統領と米露関係の新時代を宣言したばかり。なぜ、捜査当局はこのタイミングでアメリカに潜入していた10人のロシア人スパイを逮捕したのか。
米露首脳会談直後に逮捕した理由
米当局者によると、その理由は機密扱いだが、1つだけ明らかにされていることがある。それは、少なくとも容疑者の1人が国外に出る直前だったこと。「今回の逮捕が日曜日に行われたのは、捜査上のいくつかの重大な理由からだ」と、司法省の広報官ディーン・ボイドは言う。「容疑者の1人がアメリカを発つ予定になっていて、出発前に逮捕する必要があった。そういう捜査上の判断が、この時期に逮捕した唯一の理由だ」
現在のところ、「違法」に長期にわたって活動していたロシアの潜入工作員に対する容疑は、アメリカの機密情報や防衛情報を盗んだり、盗もうとしたりしたものではない。裁判資料によれば、彼らはアメリカの政策立案者や政府の機密情報にアクセス可能な影響力のあるアメリカ人を特定し、関係を築く活動を行っていた。標的にされたアメリカ人は、別のロシアスパイからさらに積極的な勧誘工作を受け可能性があった。
裁判資料によれば、ターゲットにされた個人には、安全保障関係の元高官や核兵器研究に携わっていたアメリカ人がいた。また「政界でも有名」なある政党の「活発な資金提供者」で、「現政権の高官」と「個人的に親しい」「著名なニューヨークの資本家」とFBIが説明する人物も含まれていた。資料には個人名や個人が特定できる情報は書かれておらず、「現政権の高官」も特定されていない。
「現政権の高官」とは誰なのか
だが裁判資料の中には、ニュージャージー州を拠点にしていた容疑者同士の09年2月3日付の電子メールのやり取りがあり、そこには、この「著名なニューヨークの資本家」がシンシア・マーフィーという名を使ったロシア人スパイと何度か会っていたことが示唆されていた。この件に詳しいある政府当局者(敏感な問題なので匿名を希望)によれば、「現政権の高官」とされる人物は、09年1月にオバマ政権発足時に政権のメンバーになった人物らしい。
10人の容疑者は、これから数日で東海岸にあるあちこちの連邦裁判所に送られることになる、と政府筋は言う。ドナルド・ヒースフィールド、トレーシー・フォーリーという名を使う被告2人は、マサチューセッツ州ボストンで7月1日正午に拘留尋問が予定されている。マイケル・ゾットーリ、パトリシア・ミルズ、ミハエル・セメンコという名前の被告らに対しても、バージニア州アレクサンドリアの連邦裁判所で1日正午に拘留尋問が行われる。
リチャード・マーフィーとシンシア・マーフィー、ファン・ラザロとビッキー・ペラエズに対しては、ニューヨークのマンハッタンで1日午後4時に拘留尋問が行われる。アンナ・チャップマンという名の被告は、6月28日に行われた最初の出廷で拘留に反論したが、保釈申請は却下された。AP通信によれば、今のところどの被告も罪状認否を行っていない。
ロシア外相、ロシア人スパイ逮捕で米に説明を要求 2010/06/30(水) 18:01:56 [サーチナ]
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0630&f=politics_0630_006.shtml
ロシア外相、ロシア人スパイ逮捕で米に説明を要求
2010/06/30(水) 18:01
米国がスパイと見られるロシア人10人を逮捕したと発表したことを受け、ロシアのラブロフ外相は29日、訪問先のエルサレムで「米国側の説明を期待する」と述べた。中国国際放送局が伝えた。
ラブロフ外相はまた、米国がこの情報を公開したタイミングは非常に微妙だとの考えを示したほか、ロシア外務省は「米国からの情報は矛盾している」とした上で、ロシアが調査を行っていることを明らかにした。(編集担当:村山健二)
米のロシア人スパイ逮捕 関係への影響は: The Voice of Russia
http://japanese.ruvr.ru/2010/06/30/11140842.html
米のロシア人スパイ逮捕 関係への影響は
30.06.2010, 21:48
Photo: EPA
28日に米国で明らかになったロシア人スパイの逮捕劇。 米政権内の動きから今後の両国関係への影響まで、様々な観点から報じられている。
米司法省は28日、ロシアの情報機関のスパイとして同国内で情報収集などを行ってきた疑いのある10人の逮捕を発表した。この時点で行方不明とされていた残る1名もキプロスで身柄を拘束され、現在は保釈された模様だ。
事件が注目を集めたのは、訴追資料から明らかになったその手口である。ネットの画像に埋め込んだ画像で本部と連絡をとったり、路上でバッグを交換したり、地面に埋めた資金を数年後に掘り返したりと、スパイ映画さながらである。彼らはフランスパンの似合う奥さんとして、ソーシャルサイトに写真を載せる旅行会社の添乗員として、社会に浸透していた。ロシア外務省のネステレンコ報道官は声明で、容疑者たちがロシア国民であることを認めている。
時期についても憶測が飛び交う。メドヴェージェフ大統領は週末開かれた2つのサミットを前に米国を訪問していた。西海岸のシリコンバレーでは、シスコシステムズやアップル、ツイッターといった企業を訪問し、経済構造改革における米国の協力の必要性を明確にした。また、ワシントンへ移ってからも、オバマ大統領とハンバーガー屋で昼食をとるなど、首脳間の信頼強化を印象付けた。単なるアピールではない。ロシアの世界貿易機関加盟について、米国が支援していく意志を共同声明の形で採択した。
新たな核軍縮条約のプラハ調印を経て、オバマ大統領が掲げる「関係リセット」が実を結びつつあるなかでの発表である。ロシアのラヴロフ外相は、訪問先のイスラエルで声明を表し、大統領の帰国直後という時期になんらかの意図があったのではないかと疑いを語っている。
リセットの鈍化を狙ったものなのか。露下院(国家会議)安全委員会のグドコフ副委員長は、ポリート・ルーからの取材に対し、「逮捕劇を仕組んだ勢力は、ロシアが米国を邪魔する狡賢い国だということを米国民に今一度伝えることに成功した」と語る。その上で露米関係への影響については、逮捕劇が「オバマ氏やその周辺と調整した上で演出された場合」にのみ悪化するとの見方だ。
オバマ氏は事件についてコメントしていない。ただ、ギブズ報道官は、大統領が事前に報告を受けていたことを明らかにしている。操作の過程で数度に渡り情報を得ていた。ただ、時期については捜査機関の判断だったという。
グラニ・ルーは、ロシア側も情報提供を受けていたのではないかと報じている。これまでのスパイ事件の時に比べて反応が小さいというのが理由だそうだ。例えば4年前にグルジアで発生したロシア人将校の逮捕事件では、プーチン大統領(当時)が「グルジアにはベリヤ(スターリンの側近で)の習慣が残っているようだ」と皮肉った。今回もクリントン元大統領との会談で冗談を飛ばしたが、関係悪化への配慮も見せた。先日ドイツの内務相がロシアの産業スパイを指摘した際には、外務省が「冷戦時代から借りてきたような根拠のない批判」と断固とした立場を示した。
ルグナム通信は専門家のアレクセイ・プシコフ氏の発言として、「当事国双方で合意があるなら、こんな事件が明るみに出るはずはない。公になったのは、片方がもう片方に教訓を垂れようとしている場合だけだ」と報じた。アフガニスタンへの支援問題、ミサイル防衛網への反対、対イラン制裁への消極姿勢など、ロシアへ言いたい事は多いだろう。
同時に、対露友好路線を進むオバマ氏に反対する勢力が仕組んだという見方も非常に強い。米国カナダ研究所のヴィクトル・クレメニューク副所長は、「誰と付き合っているのだ、誰を信じているのだとオバマ氏は問われるだろう。守りに入らなくてはならなくなる。そうなって喜ぶ勢力はいるのだ」と語った。露米双方にいるという。
クレメニューク氏は、ロシアでも対抗措置を求める声が上がり始めると予想しつつ、「目には目をではいけない。それこそリセットから冷戦への後戻りだ」と警鐘を鳴らした。
今回の出来事はソ連時代から変わることのない冷戦時代さながらの「影のロシア像」とうまく合致した。もちろん諜報活動は長期的な視野を必要とする安全保障の手段であり、入国時期から判断して、ソ連時代から引き続き指令が下っていた可能性を指摘する専門家もいる。ただ、米国をはじめかつての西側陣営と戦争する可能性は極めて低くなり、国際テロという共通の敵も存在する。事件の真相は定かでないが、そんな新たな時代における情報戦は我々の親しみやすい固定されたイメージとはかなり違った姿をしているのではないか。
プーチン首相、スパイに「明るい未来」を約束 「裏切り者はろくな死に方しない」 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100725/erp1007251801006-n1.htm
プーチン首相、スパイに「明るい未来」を約束 「裏切り者はろくな死に方しない」
2010.7.25 17:56
ロシアの会員制交流サイトに掲載されたアンナ被告の写真(AP)
【モスクワ=遠藤良介】インタファクス通信によると、ロシアのプーチン首相は24日、米露のスパイ交換で帰還した自国の諜報(ちょうほう)員10人と面会したことを明らかにし、「彼らには興味深い、明るい人生が待っているだろう」と述べた。訪問先のウクライナで記者団に語った。旧ソ連国家保安委員会(KGB)出身の首相として、米国でのスパイ団摘発で諜報機関の士気が低下するのを避ける狙いがあるとみられる。
この中でプーチン氏は、“美人スパイ”チャップマン諜報員らとの面会で人生について語り、生演奏で歌ったなどと説明。米国でのスパイ団摘発は「裏切りの結果だ」とし、「裏切り者はろくな死に方をしない。たいていは酒かクスリにおぼれてのたれ死にする」と語った。また、「裏切り者」の名はすべて把握していることを確認した。
露大衆紙の報道によると、“美人スパイ”らはモスクワ市内の閉鎖施設で綿密な事情聴取を受けているとされる。プーチン氏が面会した日時などは不明だ。
プーチン氏は一方で、スパイの業務が過酷なものであるとも指摘。「外国語を完全にマスターし、何年にもわたって、外交の保護を当てにせずに祖国のために課題を遂行する。自分と、そして自分が何者であるかすら知らない近親者は日々、危険にさらされる」などと述べた。
プーチン氏は少年時代からスパイにあこがれてKGB入りし、1980年代に当時の東ドイツで諜報活動に従事していた。
ロ首相、米との交換スパイと面会 「明るい将来」約束 - 47NEWS(よんななニュース)
http://www.47news.jp/CN/201007/CN2010072501000078.html
ロ首相、米との交換スパイと面会 「明るい将来」約束
【モスクワ共同】ロシアのプーチン首相は24日、訪問先のウクライナで、米国でスパイ容疑で逮捕・起訴され今月9日に米側とのスパイ交換でロシアに戻った情報機関員の元被告らと面会したことを明らかにした。面会の時期や場所は言及しなかった。インタファクス通信が伝えた。
首相は「彼らには立派な仕事があるだろう。面白くて明るい人生が待っている」と強調した。旧ソ連国家保安委員会(KGB)出身の首相自らが元被告らを直接激励することで、米で要員の一斉逮捕を受けたロシア情報機関の士気低下を防ぐ狙いがあるとみられる。
首相は「美ぼうのスパイ」などと騒がれたアンナ・チャップマン元被告にも会ったとし、皆と歌を歌ったりしたと述べた。
米での一斉逮捕は「裏切りの結果だ」と断言。「裏切り者がろくな死に方をしないのは世の習いだ」と強調した。
2010/07/25 09:55 【共同通信】
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