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http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20100722-00000002-sbunshun-soci
子どもの理数離れとは裏腹に、今、大人たちの間で数学がブームになっている。
以前は文系講座が主流だったカルチャーセンターでも、最近「数学I」「微分積分」などの数学講座が人気。
「理系講座には人が集まらないのではと心配しましたが、実際は大好評でした」(工学院大学・朝日カレッジ講座企画担当 新海太郎氏)
受講者層は二十〜八十代と幅広い。
「昔ちゃんと学んでなかったから、など学び直し目的の方が多い印象です」(同前)
学び直しを後押しする書籍も多数出版されている。昨年七月に発行された数学解説書『もう一度高校数学』(日本実業出版社)は「難問は避け、基礎を理解しやすい構成にしたところ、現在までに五万部を記録。弊社の他の数学書の倍以上の売れ行きです」(同社第一編集部 生田敏郎氏)。
〇七〜〇九年にかけて、数学をテーマにした小説『数学ガール』(ソフトバンククリエイティブ)も出版された。高校生が、高校数学やフェルマーの最終定理などの難問に挑戦していく物語で、小説自体はライトノベル風だが、数学的にはかなり難易度が高い。
「それが三シリーズ累計で十万部を突破し、我々も驚いています」(同社数理書籍編集部 野沢喜美男編集長)
さらには完全な学術書も好調な売れ行き。
「十九世紀フランス人数学者、ガロアの理論を解説した『ガロアの群論』は、今年五月出版で、早くも三刷に突入しました」(講談社 書籍第三販売部 ブルーバックス担当 桑井真歩さん)
その動きを受け、書店でも「数学者の専門コーナーを設けるなど工夫をしている」(八重洲ブックセンター本店三階理工書売り場)という。
とはいえ高等数学は完全な学問。仕事や生活に直結することはないのに、なぜ?
「数学や科学は現代におけるリアルな“冒険”。何百年も解けなかった難問の存在やそれが解けたときの熱狂など、ドラマ性に惹かれる人が多いのでは。答えのある学問だけに、解に辿り着いたときの充実感も大きいのでしょう」(自然科学雑誌「日経サイエンス」中島林彦編集長)
政治も景気も不透明。ならばせめて数学で達成感を味わいたい? (さのちあき)
(週刊文春2010年7月29日号「THIS WEEK 流行」より)
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