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かつてサタンのエージェントであった男が主イエスの弟子となった話し(6)第6章: 誘惑と勝利
第6章: 誘惑と勝利
≪わたしの羊はわたしの声に聞き従う。わたしは彼らを知っており、彼らはわたしについて来る。わたしは、彼らに永遠の命を与える。≫ ヨハネ10: 27-28
キリストに転向した後に起こったことは、まず、海からの贈り物であった望遠鏡、テレビ、シャツ、私が海の研究所で撮ったスナップ写真、私の部屋に飾っておいた浜辺の女王の写真などが消え失せてしまったことです。
私がポートハーコートに戻ってから、私は主がして下さったこと証ししたいという衝動に駆られました。しかし、教会では許可されませんでした。亡くなったおじの奥さんもクリスチャンですが、彼女が私をある牧師の所に連れて行ってくれました。彼の質問はこうでした。「ペーパーを持って来ましたか?」 後で分かったことですが、このペーパーというのは「会員証明書」のことでした。私がキリストのパワーのことを証しすることや彼が私にして下さったことを証しすることと会員証明書となんの関係がありますか。神は私を暗闇の権威からご自分の御子の王国へと移して下さったのです。(訳注:コロサイ1:13)その御子の中で彼の血を通して私の罪は赦されて贖いを持っているのです。
サタンが若い改心者に証しすることを許さないことを知って私は残念でした。特に以前サタンの活動に深く関わっていた者にいろいろのことをして証しをさせないのです。主が私にはっきりと指示されたことを思い出しました。「行って、私があなたにしたことを証ししなさい。」そして、ここで私は拒絶に出会ったのです。恐らくまだその時ではなかったのかも知れません。
そこで、私は誰に対しても証しをすることを棚上げすることにしました。私は三人の商売人たちと一緒にアーバ(訳注:ポートハーコートの近くの町)からトーゴ(訳注:ナイジェリアの西一軒隣りの国、片道約1000kmの旅)までビジネスの旅をしました。そこで16万ナイラ分の品物を購入しました。私の所持金は7万ナイラでしたから、残りの9万ナイラはアーバの商売人から借りました。商品はレースの束、薬品類(特に抗生物質の)、注射、体温計などでした。ナイジェリアの国境の税関で足止めをされ、後になって袖の下を要求されました。私たちは拒否しました。すると、商品は仲間のものも一緒に差押えられました。数カ月後に私のものを除く仲間の商品は戻りました。
後になって私のものが戻って来ましたが、4万ナイラを要求されました。品物をチェックすると金目のものであるレースの束や注射、薬品などは既に盗まれていました。残っているものを評価しましたが、4万ナイラを税関に支払うことは損失が
増大するだけです。それで残りの品は諦めることにしました。
私がお金を借りた商人が私を追求し始めました。だれかが警察を呼びました。他の者たちが法律を手に私の命を奪うことを企てました。(訳注:この国は治安がたいそうよろしくない)唯一の解決法は私の銀行口座を閉じることと、有り金をはたいて借金を全部返してしまうことでした。神の恵みによって、ラゴスの家主のための1000ナイラを除いてすべて支払ってしまいました。私は完全に破産してしまって、タクシー料金の20コボさえ借りなければならない始末でした。
私は再スタートできるために、数人のビジネスをやっているクリスチャンに助けを求めました。だれも、イエスともノーとも言いません。ただ次の日も繰り返し私がくたびれるか支援者が見つかるまで来なさい、と言いました。私は神の言葉を知りませんでした。また私の心が混乱してしまって、聖書を読んでも何も分かりませんでした。
あれこれ思案しているうちに、私の村から緊急の電話が掛かってきました。急いで行ってみると、私が建てていた小さなビルが私のおじによって引き倒されていました。彼はまだ健在で、私を殺すぞと言って脅しました。私の中の古い性質が挑発されました。秘密結社にいた時のことを思い出しました。
彼は私に恐れをなしてひざまずいたものでした。しかし、彼は私が変わったことを知っていました。(どうやって知ったのか分かりません。改心以来、私は里に帰ってはいなかったのですが)今度はおじが私を脅したのです。私は主を呼び求めて言いました。 「あなたは私が挫折したり、敵が私をあざ笑うために私を救われました!」私は泣きました。そして、あの社会に戻る決心をしました。
少なくとも私はすべての混乱から救われたい、そして、おじには一生忘れないレッスンを教えてやろうと思いました。決定はしましたが、私の内側には二つの際立つ恐怖がありました。1、改心の時に主が私にはっきりと言われました。「これが君の最後のチャンスだよ。」あの社会へ戻ることは死を、肉体的ばかりか霊的な死をも意味していました。2、私が主に留まるなら、おじは私を殺そうと脅威の息を弾ませています。
私はとても混乱していて助けが必要でした。私は神の言葉を知りませんでしたから、上記の事について御言葉が何と言っているのかさっぱり分かりません。愛する読者の皆さん、私があらゆる混乱の中にあったのは、若い改心者への導きの欠如によるのです。若い改心者には導きが非常に重要です。クリスチャンはこのことを真剣に考えて戴きたいのです。自分が改心者を指導できないと思うなら、証しに出掛けないで戴きたい。イエス・キリストはペテロに質問された時に、このことを三回強調しておられます。「ヨハネの子シモンよ、あなたはこの人たちが愛する以上に、わたしを愛するか.....わたしの小羊を養いなさい。」(訳注:ヨハネ21:15)多くの改心者が後退するのは適切な導きがないからです。もしあなたがイエス様を愛するなら、彼の羊の面倒を見るべきです!」
サタンのエージェントとの戦闘
この間に浜辺の女王が私に対する追跡を開始しました。私は彼らの手によって非常に苦しめられました。私は夢にうなされました。1985年5月1日のことです。私が改心して一ヶ月後のことです。午前二時頃他の人たちはみ寝静まっています。私はこのエージェントたちに起こされました。彼らが家の外に出る様に私に命じました。私は言われたとおりに外に出ました。彼らは後ろからついてきます。すべては夢のようでしたが現実でした。私たちはポートハーコート市アーバ通りからはずれて、セントポール英国国教会のそばの墓地までやって来ました。
そこまで来ると、彼らは言いました。「戻って来い。いやと言うなら、我々は殺すか極貧にする。」その指示の後彼らは去りました。私は我に返ってから、自分がどうやって墓地まで来たのか不思議に思いした。私はベッドに戻って寝ました。彼らはその午後に攻撃を決定しました。時折、道を歩いていると、彼らが攻撃を仕掛けて来ました。まわりの人が私を見ると、空を打っているように、あるいは私が走るのを見ると人に追い掛けられているように見えたでしょう。私にだけ彼らが見えたのです。こんなことを四回やってストップしました。
今度は彼らのリーダーである浜辺の女王が引き継ぎました。最初の日、彼女は車に乗って来て、私たちの家の側に駐車しました。彼女は綺麗なドレスを着ていつものようにとても綺麗でした。まわりの人たちは彼女のことを私のガールフレンドと思ったでしょう。彼女はすぐに入って来ました。彼女がだれだかすぐに分かりました。彼女が来たのは昼の12時頃でした。それほど忙しい時間ではありませんでした。彼女は座るや否や言いました。「あなたは教会に行ってもいいわ。何を信じてもいいわよ。あなたが私のことを明かさなければね。あなたの生活に必要なものは何でもあげるわ。」私は聖書を知りませんでしたから、ただ彼女が歩くのを見ていました。彼女は私を説得して、なんとか彼女のところに戻って欲しいと嘆願しました。私はけっしてイエスともノーも言いませんでした。彼女は立ち上がり、車に乗って去って行きました。
私のおじの奥さんは二度ほど彼女を接待したことがありましたが、私は彼女の素性について、彼女が如何なる女性であるかは一切話しませんでした。最後の訪問のとき、彼女のアプローチの仕方が変化しました。その時、彼女はきつい警告の言葉を発しました。これまであなたに戻って欲しいと思っていたけれど、あなたが頑なだから私の訪問はこれで最後よ。もし、あなたが戻るのを拒み続けるなら、八月にまた来て、あなたを殺すか醜い姿にするか極貧にしてやるわ。そう言って彼女は去って行きました。
私は恐れました。そこである日私は教会に行って、一人の兄弟を呼び出しました。そして、私の問題と教会のあるメンバーについての私の見解などを話しました。この兄弟は聖書同盟(SCRIPTURE UNION(S.U.))のオフィスの住所をくれてから、私に言いました。「そこに行けば、助けが見つかります。」ついでながら、私がこの「兄弟」に会ったのはこれが最後でした。今日に至るまで、ポートハーコートのどこで会うこともできていません。私はその住所を受け取って、その翌日、タクシーでボニー通り108番地まで行きました。
そこにオフィスがありました。タイピストが聖書同盟活動の四半期プログラムをくれました。ルムオマシ巡礼団が私に最も近い所にありました。彼女が「日曜日に来てください。」と言いました。私はルムオマシ、聖ミカエル州学校のフェローシップセンターに行きました。午後二時でした。交わりは午後三時から始まるのを知らないでいました。しかし、祈りのバンドに出会いましたので、それに参加しました。
その日の交わりの後に、ここが私にとってふさわしい居場所だと分かりました。神は母親のようなクリスチャン婦人を与えて下さいました。彼女は私に神の言葉を教えることに興味を持ち導いてくれたのです。兄弟たちは私にたいそう興味を持ち、よく面倒を見てくれました。本当の愛を見ました。聖霊は私の御言葉への理解力を与えて下さいました。
そして、私の信仰は成長していきました。浜辺の女王は脅かした通りに現れることはありませんでした。詩篇第91篇、神の保護が私の生活において実現したのです。イザヤ54:17: 「すべてあなたを攻めるために造られる武器は、その目的を達しない。すべてあなたに逆らい立って、争い訴える舌は、あなたに説き破られる。これが主のしもべらの受ける嗣業であり、また彼らがわたしから受ける義である』と主は言われる。」 これも成就しました。
1985年の9月に、私はラゴスのシルバーブランドセメントの代理店として私の名が出ているので85年9月27にオフィスに来られたし、との連絡を受けました。私は85年9月26日にポートハーコートを発ってその日の夜にラゴスに着きました。次の日にオフィスに行くと、人事部長が私の割り当ては他人に譲渡されていると言いました。彼は85年9月28日にもう一度来て社長に会って欲しいと言いました。私は宿に戻る途中、ある通りを歩いていると、だれかが私の後ろから私に抱き付いて来て私を窒息させようとしました。つまり私の鼻と口を塞いだのです。私は死んでたまるかともがきます。人々は側を通っていてもだれも私を助けようとしません。
しかし、主が介入して下さいました。私が両手を使って争っていると、女性が叫んで私を押しのけながら言いました。「あなたの後ろにいる者はだれですか?」彼女はもう一度繰り返して姿を消しました。声からそれが女性であることは分かりましたが、それがだれだか見ることは出来ませんでした。私はぼーっとなってよろめきながら宿に帰り着きました。
ここで、再び、私の家主が怒り狂って言いました。 「お前は俺の貸した金を返さずに、なぜ逃げた?」今は働いていなくてお金がないけれども、お金が入ったら必ず返しますとひたすらお願いしました。彼が同意してくれたことで、この件は落着したと思いました。次の日85年9月28日に私は再びオフィスに行って社長に会いました。彼は私への割り当て分を他人に譲渡したことを謝りました。
彼がまだ話している間に、ある若者が入って来て私に尋ねました。「あなたはエマヌエルさんじゃないですか?」私が 「はい、そうです。」と言うと、彼が 「よし、ついにあんたを見つけたぜ!あんたの逃げ回るのはもう終りだ。俺たちは何度かポートハーコートに行ったが、いつもあんたの霊の母親と一緒だって事が分かった。
あの女は俺たちにとっては躓きの石だぜ。あんたがラゴスに来たからには、もう逃がさないぞ !お前はもうポートハーコートに戻ることはできねえ。お前の割り当て分を取ったのはこの俺さ。」私は受けて立ちました。 「君は私に何もすることはできない !」社長は自分のオフィスで起こっていることに驚いていました。私は彼に謝って、宿に戻りました。
それから数分後にドアのノックがあって、ニーナが入って来ました。彼女はポートハーコートに戻るのと訊きました。私はそうだと答えました。彼女は戻ってくれるように懇願してきました。私も訓練に加わっていた仕事コティパリ(ヨルバ語)がまだ未完成のままです、と言います。私は以下の訓練をしていたのです。
- 悪鬼のエージェントたちを担当すること。
- 世界の出来事をモニターすること、信号を送受信すること、パワーたちを動員する「海の管制室」を担当すること。
- 浜辺の女王の次席となること。これは儀式や犠牲、また彼女による特別な課題の実行だけではなく、他の説明困難な事柄にも関わることになっていました。
- 暗闇の勢力の支援によって、新しい秘密結社を設立すること。これは無害に見えて実は若者たちや教会出席者たち(訳注:church goers 「教会に行くだけの人たち」)を引き付けるための組織です。
彼女が言うには、もし私が彼女と一緒に行けば、二階級昇進と多くの祝福が待っているということでした。私の持ち物を一切盗んでいったことや、おじを唆(そそのか)して私の建物を破壊したこと、また私を殺そうと脅したのも彼女らの差し金であったことを告白しました。もし私が彼女の言うことに従わなければ、彼らはもっと酷いことをするし、私もうまく行かないであろう。彼らは私の霊の母とも戦うことを決めていました。「彼女を獲得すれば、あなたはこっちのものよ。」と言います。それに対して私は彼女に語り始めました。彼女は立ち上がって言いました。 「あなたは騙されているのよ。」そして、彼女は去って行きました。85年9月28日の夕刻のことでした。
彼女が去って15分も経たないうちに、またノックが聞こえました。今度は四人の男たちでした。彼らが手招きします。私は彼らに同行していました。二本のポールを過ぎた辺りで一人が訊きます。「俺たちを知ってるかい?」 知らないと言うと、男は続けます。「俺たちはお前の家主に雇われてお前を殺しに来たのさ。」男が話している間に他の男が銃を取り出しているし、別の男がダガー(訳注:全長10〜30cm程度の諸刃の短剣)を取り出しています。私には防御はありません。私は殺されると思いました。しかし、神は超自然的な方法で奇跡を起こして下さいました。それで私も彼らもびっくりしました。
男が私目がけて引き金を引いたのですが音がしませんでした。ダガーの男が私の背中を刺そうとしたのですが、刺さらないばかりか棒を当てるような音がしました。私が恐れていたように彼らも恐れました。神の御霊が私に来て下さって私は説教を始めました。彼らのうち三人は逃走しました。しかし四番目の男は倒れて泣き始めました。そして、祈ってくれるようにと懇願しました。その時、私はどう祈ったらよいか分からないものですから、ただ、こう言いました。 「主よ、どうぞ彼を赦して下さい。忘れて赦してください、アーメン!」
彼は自分の命をキリストに捧げました。それで、ペンテコステ教会に連れて行って、牧師に経緯を話しました。彼をその牧師に託して私はそこを去りました。私が家に行くと家主が走り出て来てひざまずいて言いました。「どうか私を赦してくれ。私の金(1000ナイラ)のことで、君がポートハーコートに逃げるに違いないと思ったんだ。」私は彼を赦しました。そして、最終的に分割払いで支払うことで合意しました。
その夜、午前二時頃、主が私を起こされました。なぜ目が覚めたのか分からずに、私はリビングに行きました。するとそこに大きな亀が私を見ていました。すぐに私はポートハーコートの聖書研究で御言葉の力について学んだことを思い出しました。そこで私はこう言いました。「亀よ、私が生まれて以来、亀の住まいは藪の中か海の中だ。
ところが、お前は戸も窓も閉まっているのに私の家に侵入してきた。お前は罪を犯した。だから、お前は死なねばならぬ。」私がこう言うとすぐに亀は消えてしまいました。私は部屋に戻って寝ました。二度目に目を覚ますと、リビングで音がします。行ってみると、私の前に恐ろしい形相をしたハゲワシが立っていました。私は同じ言葉を繰り返して、私が 「この罪を犯したからには、お前は死ななければならぬ。」と言うと、同様にハゲワシも消え去りました。ラゴスの旅の間に私は神の善と偉大さと忠実さとを見ました。
翌朝の85年9月29日、私は豪華バスに乗ってポートハーコートに向かいました。オレに入ったところで、バスが木にぶつかりました。バスはダメージを受けましたが、だれも怪我はしませんでした。運転手がバスを道に引き戻しました。そして、運転を続けましたが、バスが右に左にと蛇行を始めたのです。ニーナの脅しを思い出しました。そこで、私はバスの中で立ち上がって乗客に語り、こう言って結びました。「こんな事故が起こるのは私がいるからです。しかし、これから先はイエスの御名によって、私たちがポートハーコートに着くまで、事故は起こりません!」そして、私は座りました。事実、私が座った時、自分の語ったことが不思議でした。そして、その通りになりました。ポートハーコートまで車は無事でした。
一切、事故も故障もありませんでした。御言葉は正しく言っています。「たとい争いを起す者があっても、わたしによるのではない。すべてあなたと争う者は、あなたのゆえに倒れる。」(イザヤ54:15)彼ら(浜辺の女王とそのエージェントたち)は試みました。彼らの集合は主に対してではなく、主の子供に対してではありましたが、彼らはみな躓き倒れたのでした。「敵が洪水のように押し寄せても、神の霊は彼に対して砦を築かれる」(イザヤ59:19訳注:この言葉は別写本によるものであろう。普通はこのことばではない。) 私に代わってご自身の強さを見せて下さったことゆえに、すべての栄光を神に帰します。
つづく
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