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薔薇十字団の謎 (薔薇十字団とは何者であったのか)
1、薔薇十字団 の起源
Wikipediaによれば、薔薇十字団 ( Rosenkreuzer ローゼンクロイツァー 、der Rosenkreuzer 、 der Rosenkreuzerbruderschaft )は17世紀のドイツから出てきた。当時はガリレオの時代で、カトリック・ヴァチカンの勢力の絶対的な時代であった。そこでアンチ・ヴァチカンとして狼煙を上げた薔薇十字団は明らかに当時のユダヤ人の反カトリック組織であった。それは現在の世界権力を求めるイルミナティのNWOの原点であったに違いないと考える。一見、魔術、錬金術という当時の流行のカバラ思想同好会のような体裁を見せるが、実態は反ヴァチカンのユダヤ革命秘密結社であったのだろう。そして薔薇十字団 の核となる思想は、表面に見えるのとは異なっていて、世界同時革命と全世界権力を求める運動であったのではないかと考える。そして現代のイルミナティと寸分も狂いのない同一性格の組織だったと。
その隠された面の薔薇十字思想とは、当時のドイツユダヤ人銀行家の思想だろう。従来これをヴェネチアのゲルフ家、メジチ家の黒い貴族から来た金融思想だろうと推測されてきた。シュメールやアッシリアに求め、バビロニア・タルムードやカバラ哲学が源だと。しかしアシュケナジーユダヤの基本的心性は、スキタイ・カザールの古代から連綿と続く、掠奪生活様式からくるものだったのではないか。したがって、タルムードやカバラ哲学から彼らの本当の思想は導き出せないと考える。薔薇十字団 の悪魔たちの思想と信仰は、「シオン長老の議定書」が世に出るまでは、完全に秘密にされたのだ。すなわち当時の薔薇十字団のドイツユダヤ人銀行家の真の思想に一番近似するのは、「シオン長老の議定書」なのだろうと私は考える。
薔薇十字団で注目すべきなのは最初からきわめて異例なほどの匿名性があったことである。薔薇十字団はフィクションといわれるほどの厳格な組織の隠蔽は何を目的としていたのだろうか。それは権力奪取を目的にした集団なのだから当然なのだろう。原初からそのような革命やクーデターの意図があったと考えるのが合理的だ。
厳重な氏名の隠蔽、目的の隠蔽、それは現代のイルミナティと同じだ。現代のイルミナティと同じなら、MI6やADLやブナイ・ブリスのような武力暗殺組織を持っていただろう、歴史には現れないが。しかし、ほどなく英国でMI6が創設されるのだ。
そして、当時の話題となった「化学の結婚」という物語として出てきた薔薇十字団入団位階制により、多くの人が関心を持ったことは確かであろう。カバラ、魔術、錬金術の話で知識人や社会の上層階級を魅せ、釣って、リクルートしたのだ。仲間に引き入れる方法は現在のイルミナティと同じであろう。殺人をさせて暴くぞなどと脅迫するのだろう。島根の女子大生惨殺事件もおそらくこれだ。
リクルートした人々の中で使えそうな、世界革命計画を打ち明けてもいい仲間を集めたのだ。資金や人脈を集めた目的は権力の奪手だ。まず英国がターゲットであり、中央銀行、通貨をコントロールする権力の奪手であった。薔薇十字団の資料にこのあたりの経緯を記したものはない。その文書があったとしても隠蔽されて、のちの「シオン長老の議定書」に引き継がれているにちがいない。薔薇十字団の表に現れたオカルト文書は、厳密な検討を経て、表に出しても良いか検討し尽くされたものであり、殺菌消毒された、なんでもない資料に真実性を求めるのはばかげている。真実に接近するには、仮定を複数設け、妥当性を比較検討したり、ある程度の真実の断片であきらめるより他はないだろう。
まずWikipediaによれば、1614年 薔薇十字団の怪文書『全世界の普遍的かつ総体的改革』とその付録『友愛団の名声』から薔薇十字団 は始まるとされている。カバラ、魔術、錬金術の同好会のような秘密結社だが、知識人をリクルートする機能を持っていたのだろう。それから薔薇十字団員を自称するカリオストロやサンジェルマン伯爵が登場する。当時の知識人は、知的好奇心、かね(錬金術)、魔術、占星術、医術などをえさに釣られたのだ。釣ったり、脅したり、陥れたりする手管は、彼らは数百年の伝統があるのだ。
おそらく、資金をプールし合うユダヤ銀行家カルテルのような組織が、ドイツ薔薇十字団の起源であり、当時から、戦争に投資して利益を得ていたのだろう。そして実働部隊の人員をリクルートしていたのだろう。そして世界支配を進め、中央銀行と通貨を手に入れるため、動き出したのだ。ほどなく、薔薇十字団の成立はつぎの事件と結びつく。1618年にドイツを舞台とした宗教戦争である「三十年戦争」が勃発している。そして、クロムウエルの清教徒革命が起こる。オランダのオレンジ公のイギリス国王即位。そしてイングランド銀行の支配と英国支配へとつながる。こうして現在のオランダ、イギリスという2国か1国かわけのわからない国家が誕生する。そして、英国でフリーメーソンができる。ロスチャイルドのイルミナティの結成とともにフランス革命が起こったことと、それは相通じる。明治維新がおこる。20世紀に入り、ロシア革命など。BISやIMF,FRBなどが成立し、世界大戦が続く。最終的に薔薇十字団の意志をロスチャイルドのイルミナティが受け継ぎ、完遂したのだ。う、う、まだというべきか。
英国は当時薔薇十字運動に巻き込まれ、アイザック・ニュートンさえも取り込むことに成功している。20世紀アインシュタインを原爆開発に取り込んだのと似ている。世に知られた高名で高度な知性ある知識人が権威づけのため利用されるのだ。いかに人類最高の叡智たる人物とされた人々が、世界の背景を理解できなく暗愚蒙昧であったかがわかる。
そして、薔薇十字団をカモフラージュする目的でフリーメーソンが作られたのだ。フリーメーソンは社会の骨組みであるところの警察、司法、軍隊に強力に浸透した。現代日本の統一教会、創価学会、オウム真理教などと同じだ。現代日本がこれらにどれだけ汚染されているかは、想像もつかないほどだろう。
さて人智学から派生した「薔薇十字団」は南ドイツに現在でも存在。キリスト教のミサや礼拝に似た儀式を行っているらしい。しかしおそらく過去とは断絶した名前だけの組織だろう。ところが有名なジョージア・ガイドストーンがあるので、当時と同様の、裏の真の伝統的薔薇十字団が現在でも活動しているのだろう。
さてはてメモ帳 Imagine & Think! 邪悪な場所−ジョージア・ガイドストーン By Vigilant + 薔薇の棘?
http://satehate.exblog.jp/12455756/
薔薇十字運動の目的、組織を端的に示すのは、英国革命だ。清教徒革命などと見当はずれの名がついているが、ユダヤ国際銀行家たちの最初の成果だ。太田龍 著「血塗られた英国王室」 p20 にあるようにクロムウエルを担ぎ出して導くことにより、オランダのマナセ・ベン・イスラエルを介して背後の匿名集団、ドイツ薔薇十字団のユダヤ金融セクトと結びついて、英国銀行を手中に収めた。中心のそれはおそらくアスター家であろう。「イルミナティ悪魔の13血流」p46、そしてバンディ家p103、コリンズ家p109、これらはドイツが中心で、オランダではファン・ダイン家などで構成されたユダヤ銀行家であろう。
さらに第2次英国革命がロスチャイルドの手で起こされ、ネイサンによるナポレオンとのワーテルローの戦の合同作戦で英国銀行を完全に支配した。イルミナティの目的は薔薇十字運動の目的と同一だったのだ。
2、フリーメーソンの母体、イルミナティの母体としての薔薇十字団
薔薇十字団の存在を隠蔽するため、フリーメーソンが作られ、薔薇十字団の中からイルミナティが作られ、フリーメーソンの中に埋没されたのだろう。過去現在、薔薇十字団という陰謀の母体の組織は実在している。これがイルミナティの母体の存在なのだろうか。曖昧な、存在するかしないかわからない団体のほうが隠れ家としてよい。本来、隠れ蓑としての機能の団体が秘密結社なので、いろいろな種類の結社の数が多ければ多いほうが好都合なのだ。その時々に合わせて変幻自在に使えるのだ。だからイルミナティは、イエズス会の中にも内部秘密結社が存在するであろうし、薔薇十字団の中にも内部秘密結社が存在するのだろう。フリーメーソンをいくら調べても、玉ねぎの一番表面の皮をなぜているだけなのだ。秘密結社を構成するためのダミーなのだ。薔薇十字団、特に裏の薔薇十字団の活動くらいまで食い込めば、イルミナティの組織が現実に現れるかもしれない。
鬼塚英昭 著「20世紀のファウスト」上 p187にイングランド銀行内部のフリーメーソン・ロッジに入ることができる王室とロスチャイルド以外の人々の例があり、ブラウン家、アスター家、サッスーン家、デポンシア家などの貴族と記してある。ブラウン家についてはp151にある。この種の結社は基本的には薔薇十字団と同質のものだろう。p51〜にスカル&ボーンズの情報があるが、遡ればドイツ薔薇十字団から来ているものだろう。
「20世紀のファウスト」には副題として、「黒い貴族がつくる欺瞞の歴史」とあるが、私から言わせれば、「闇の薔薇十字ドラキュラたちのつくる悪魔たちの歴史」だ。これが悪魔文明の実相なのだ。西洋史は、人間がつくった歴史ではなかったのだ。人間の顔をした悪魔がつくった歴史だったのだ。英国の国旗ユニオン・ジャックは薔薇十字の偽装なのだろう。スイスは薔薇十字そのものだ。我々は英国史をまったく誤解してきたのだ。全世界は大英帝国の真の歴史をまったく理解せずに、何百年間も薔薇十字の魔術師の手元ばかりを見て騙されてきたのだ。歴史の奥に蠢く、人間の顔をした悪魔の作る秘密の政策を知らず、世界の人々は何百年間もカザール人の見えざる占領政策、人間家畜政策のままに翻弄され、屠殺されるがままにきたのだ。これが人類の歴史だったのだ。これもイルミナティの投げつける魔法なのだ。
そして背後にいる本当の悪魔たちとは、薔薇十字やイルミナティ、ロスチャイルドたちをコントロールしている現実世界に肉体を持って存在する異星人の可能性があると私は考えている。ホイットリー・ストリーバー著「宇宙からの啓示」p55に、ストリーバーがアブダクションされ、UFOらしき機体内部の英国風の植民地の食堂のような場所で、威厳のある白い生命体たちに対して大英帝国の興亡の歴史を講演させられるという奇妙な話がある。講演後、皮肉な嘲るような反応が彼らから返ってきたという。
また人間の悪魔としては、鬼塚英昭 著「20世紀のファウスト」において私は初めて核の父、原子爆弾の真の意味の開発者、20世紀を主導した、人間の顔をした悪魔、ヴィクター・ロスチャイルドの名を見出した。いままで革命的な技術の出現の裏にはおそらくロスチャイルド家のメンバーが中心的な位置にあったのだろう。アメリカ政府のUFOといわれるTR3ーBにも、エドガー・ロスチャイルド・フーシェがかかわっているらしいのは興味深い。
The TR-3B Edgar Rothschild Fouché
http://www.youtube.com/watch?v=gOa87kayqCk
また「諸世紀のメフィストフェレスたち」の物語も読みたいものだ。それは「裏赤い盾」という題名をつけることになるだろう。「勝手な憶測とあてずっぽうによって、はじめて世界の真の歴史を書くことができた」という副題がいいだろう。
また、薔薇十字とロスチャイルドとの関連性は乏しいが、すべての源はドイツ薔薇十字団から湧き出すようにみえる。この西洋史の原点を、誰も言わない。なぜなら、それは全ての証拠を隠滅させたからだ。オランダのユダヤ銀行家マナセ・ベン・イスラエル男爵を見ればわかるように、悪魔のこと以外なにも関心を持たないほどの強烈な悪魔崇拝が薔薇十字団を覆っているのだろう。それは外からはまったく見えないが。イルミナティの最上部すなわち、世界の支配層の人たちは、悪魔のこと以外なにも関心を持たない人々からなる狂人たちであるのだ。だれもがマスメディアによって流し込まれる偽装された世界観をまるで信仰のように、真理であると堅固に信じ込み、「マトリックス」の幻覚世界に生きて死んでいく500年間の歴史だったのだ。この世界を説明できる唯一の文書「シオン長老の議定書」を知ることなく、幻覚世界に生きて死んでいったのだ。
なお、ヴェネチアのゲルフ家、メジチ家の黒い貴族の英国支配の説がリンドン・ラルーシュによってクラブ・オブ・ジアイルズとしてある。太田龍 著「闇の世界超政府」の極秘戦略。ここでは実働部隊としてのMI6はすでに17世紀エリザベス1世時成立しているとある。MI6はモサドと同じく、ユダヤ諜報機関、薔薇十字諜報機関のひとつにすぎないのだろう。マナセ・ベン・イスラエルは多くのドイツの銀行家と連携したが、フランスの1人も存在したらしい。これが、ヴェネチアの銀行家の可能性があるのだろうか。だが主体はドイツ薔薇十字団のユダヤ銀行家のようにみえる。
なお、ゲーテはこの薔薇十字の思想に深く傾倒していたようだ。しかし薔薇十字団がヴァイス・ハウプトのイルミナティ団を警察に訴え、壊滅させたことから、自らに及ぶ危険性を察知し、手をひいたという。クリストファー・マッキントッシュ 著 「薔薇十字団」2003 p208 これは、ロスチャイルドが背後にいたと思われる薔薇十字団の陰謀なのだろう。偶然発見された文書手紙類から露呈したイルミナティの存在と危険性を消すには、壊滅したという伝説が必要だったのだ。これからも、イルミナティが薔薇十字団から出現したことの妥当性が推測され、陰謀の中心がロスチャイルドだったことがわかる。ゲーテのファウストはこのイルミナティ薔薇十字思想に大きな影響を受けて成立している。薔薇十字の「化学の結婚」とある意味似た思想である。
イルミナティと薔薇十字団とは、同一の組織を我々は見ているのだろう。時代によりさまざまな名前を名のるが、すべて起源はドイツ薔薇十字団だ。彼らは戦争と革命で国家の中央銀行をのっとり支配してきた。そして両者とも同じように悪魔を自分たちの主として熱烈に崇拝していたのだ。西洋史とは悪魔崇拝の「殺略と狂気の集団、薔薇十字団」が占領、支配してきた500年間の歴史だったともいえるのだ。そして、悪魔崇拝こそが薔薇十字団の秘密なのだ。
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