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リンダ・ニューカークの証し、私の人生における神様の御手(2) 驚いたことに階段の下の部分がもう見えないのです。
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投稿者 山ちゃん 日時 2010 年 5 月 01 日 12:28:03: XjtGJYeP2OT7g
 


リンダ・ニューカークの証し、私の人生における神様の御手(2)
驚いたことに階段の下の部分がもう見えないのです。


このような経験にもかかわらず、私の環境はいろいろな意味で依然荒涼たるものでした。お金がない、仕事もない。しかし、お金では買うことの出来ないもの、奇跡を与えられたのでした。


数日後、隣人に私が睡眠で困っていると話しますと、「L-トリプトファンを試してみたら。」と言う返事でした。私はそれを買って、二週間の間、一日あたり六個のL-トリプトファンのカプセルをのみました。二週間目の終わりまでには、ライオンは再び戻ることなく追い出されていました。


数年後、私は1985年の後半に受けた子宮摘出で生じたホルモンの失調からパニック発作を起こすということを学びました。また、私の免疫システムは自己免疫疾患によって弱くなりました。


1987年3月下旬のある日曜日の午後のことです。確か火事の二週間後のことです。また別の霊的な経験をしましたが、その時の驚きで私は完全に打ちのめされ、長い間精神的に大変苦しみました。この経験は酒(the spirits)の飲み過ぎとLSDから来る思いの経験だろうとあなたはお考えでしょうが、しかし「会堂のネズミのように冷静」という諺の通りに私は冷静だったのです。


私は日曜日の午後、昼寝をしようとソファーの上に横たわっておりました。眠い目で一枚ガラスの窓から遠くの雲を眺めていました。それが夢であったか幻であったかはわかりません。しかし、いつまでも続いた事が私の人生を変えてしまいました。


突然、私は他の場所に一人でいる自分に気が付きました。それはパーティーをしたり、ピクニックに行くような所ではありませんでした。他には誰もいないし部屋も景色もありませんでした。私の右手に豪華な金の飾りの付いた黒いドアがあって、そこを通って入ることができました。あるいは、左側の白い階段を昇って行くこともできました。その階段は白壁の後ろで見えなくなっていました。


私はしばらくそこに立って、どちらに行こうかと考えました。最初の方、それとも他の方。どちらか一方を選択しなければならないことははっきりしていました。


金の飾りの付いたドアに取り付けられた無数の明るい飾りに私は魅了されました。一体誰がこんなけばけばしい装飾の黒いドアを所有しているのでしょうか?選択の余地はありません。すぐに決定しました。この金の飾りの付いたドアを通って行きましょう。このドアは豪華な低い山々に囲まれた、眠たげな、曲がりくねった通りに向けて開いていたからです。


私は前に進んでドアの取手を引きますと、それは簡単に私の方に動きました。これは何かのトリックかな?そうだとすれば、だれがこれを作ったのでしょう?この魅力的なドアが黒い壁に向けて開いたからです。


困った私はどうせまた失望させられるかも知れないと思いつつも、階段の方に向きを変えました。好奇心もあったのです。私は階段を少しづつ上り始めました。ところが上るのがとても困難な仕事なのです。まるで足に鉛玉の重りを付けて歩いているようでした。


少し経ってから下を見ると、驚いたことに階段の下の部分がもう見えないのです。好奇心に刺激されて私は前進しようと決心しました。不吉な予感を感じるのが普通なのかも知れませんが、私の心にそんな気持ちは全くありませんでした。私の足は自動操縦装置の上にあってどんどん上の方へと上って行きました。


そのうちに、あの過度の重量感は次第に感じなくなってきました。重力の牽引力が減少して来たのです。私の足が一歩一歩滑走しているようで、私の身体はますます軽くなっていきました。喜びの感覚と内側の平和の気持ちが私を覆いました。


私はどれほどの時間上昇していたのかわかりませんが、気が付くと私の服がなくなっていました。それのかわりに、私は非常に美しい流れるようなきらきら光る金白色の光のガウンを着ていました。私の目がガウンの輝きに気が付いたとき、突然、驚きと意気揚々とした歓びが私を包みました。


それから、輝く金白色の光が階段をほのかに照らしているのに気付きました。その光の源はわかりませんが、光の力が私を素早く引き上げて階段を上って行くことはわかっていました。この光が直接私を引っぱり上げていたので、私の足はもう階段には触れていませんでした。何秒かの間に、私は階段の終点にやって来ていました。


優美なガウンが光の中で優しくなびいていました。私はこの階段の端にいて、両開きのドアの前に立ちました。このドアは金白色の光の大きな海に向かって開いていました。その広大さと魅力は全く夢中になる程でした。その光は純粋で並ぶももない壮麗さという完全なメロディーを創り出し、私は喜びと平和で満たされました。それは私の魂の中にまで浸透するような高い音階の天の交響曲でした。


私は両開きのドアを通って栄光の光の海の中に踏み込んで行きたいと切望しました。私はついに家を見出したように思えたのです。


私はびっくりしました。「戻らなければなりません」とその光が言ったのです。


突然、私はアパートに戻っていました。私は親か親友を失った子供のような気分でした。私の環境のわびしさが幾重にも拡大されてしまい、私は自分でも制しきれないほどに泣きました。私は冷たくて冷淡な世の中にあって、私の人生のとげは制御できないと感じました。


「神様はこんな方法で私をからかうとはなんと残酷な方でしょう。家のすぐ側まで連れて来ておきながら、なぜ連れ戻したのですか。こんなに美しいものを、ほんのちょっとの間見せただけで、なんですぐに取り去ってしまったのですか?」


理由はわかりません、ただ疑問が残りました。今度何が起きても私は以前の私ではないでしょう。私は完全に変わってしまいました。


世的な経験が途中でストップさせられたのなら、時間が経てば、他の何か良いもので紛らすことが出来るものです。しかし、階段を上って行く旅は始まりに過ぎませんでした。その光は私を永久に変えてしまいました。異常な経験は私の単純な心に侵入し始めました。私は他人の体の周りのエネルギー界(訳注:例えば電界や磁界のような「界」の意)を瞬時に見抜くことが出来ます。しばしば、私はこれらのエネルギー界は様々な層に明瞭に分けることが出来ます。他の時には、私が他人の病気をちょっと見ると、暗い塊のように見えることがあります。電線が電流と一緒に踊るのが見えます。壁のソケット、パソコンまたは電子レンジの周りの電界は見るとすぐにそれとわかります。暗黒の任務を持つ死の霊たちや不吉の霊たちが私の世界を塗りたくりました。しかし、すべてにまさって最も美しくへりくだっているのは炎のような目を持つ白いローブを身にまとった多くの守護の天使たち(guardian angels)です。


生来、私は悪魔的な存在と肉体を持たない霊たち(死者の霊、彼らは天にいる筈なのに地上にいるのです)の識別が出来ました。しかし、私の最大の疑問は「私は彼らについて何が出来るか?」ということでした。


人々がこの悪魔的な存在を背負って行き来するのを見るに付けても、何とも恐ろしくもあり、また興味深くもあり、言葉に出来ないほどです。時折り、レストランに行ってよく見ていると、10や15あるいは20もの悪霊たちを背負った客が出入りするという実に恐ろしい光景を眺めることもありました。「この人たちはこんな霊たちに憑かれて一体何をしているんでしょう?」


私が怖いのは、「見ること」についてコントロールが出来ないことでした。私の目が別の世界に開かれている時に、突然、自分の問題で手一杯になると、それ以上どうすればよいのかわからなくなってしまうのです。


神様は自分で制御できる力をあなたには与えない、と私に言われました。しかし、この点で私は神様に挑戦したのです。結局、私にはこの問題を取り扱うことができませんでした!


私は今起こっていることへの恐怖感の虜にされました。私はこの恐怖から逃れるためにジャック・ダニエルに走りました。私の孤独感は他人の反応によってさらに複雑化しました。「あなたはお父さんそっくりね。」と、私の母が言いました。私が自分の経験を話し始めると話の途中でカットされたり、電話は途中で切られたりしました。みな私が気狂いだと思ったのです。私の長年の親しい仲間の心理学者さえもが私のことを精神分裂病だと思うと言いました。私は様々な教会に相談して、様々な牧師たちと話をしました。彼らは私が枚数の足りないトランプを配っているようなものだと言うのです。私は引き下がるしかありませんでした。


神様は、その頃私に何か他のものを与え始められたのです。人の心を知る不思議な能力、特に霊的な事柄に関するそのような能力を与えて下さいました。教会を訪問して牧師と話していますと、私は神様と彼との真の関係の姿を見ました。私が見たものの故に教会は私を退け始めました。牧師が私に起こった出来事を説明できなければ、私は彼の教会に属する者ではありませんでした。彼らが神様との密接な関係を持っているなら、神様が私に何か特別なものを与えられたことを認識出来る筈だと私は推論しました。

つづく
 

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