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イエメンむしばむ合法麻薬、常習者拡大 (読売新聞) http://www.asyura2.com/09/warb2/msg/765.html
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100207-OYT1T00436.htm 国際テロ組織アル・カーイダ系組織の新たな拠点として注目されるイエメンで、覚醒(かくせい)作用のある葉カートの消費量が年々増え、社会や経済活動をむしばんでいる。 同国では合法扱いだが、世界銀行などは、テロ組織の温床となる貧困を助長するカートの撲滅は、イエメン安定化に不可欠としている。 首都サヌアは、午後3時過ぎになると、ほおをふくらました男たちであふれる。常習者によると、ほおにためたカートの葉をかんで葉液を摂取すると頭はさえ、安らぐ感覚になるという。 カートは、イエメンや東アフリカの高地に自生する低木で、常用すると精神障害を起こす恐れもある。日本や米国では違法だが、イエメンやソマリアでは、合法だ。 サヌアの市場では、両手いっぱいのカートが100リアル(約50円)〜5000リアル(約2500円)で手に入る。常習者は、子どもにまで及ぶ。最近の調査によると、男性の87%、女性の13%が「楽しむ」という。 常習者の広がりで、1970年に約8000ヘクタールだったカート畑は、2008年には約14万ヘクタールまで拡大した。 カートの時間になると街は静まりかえり、働く人たちも手を止める。世銀によると、小麦や野菜の畑をつぶして高収入を得られるカート栽培に転じる農家が続出し、主食のパンを作る小麦さえ輸入に頼る。栽培増加は、水不足も招いている。 社会に根付いた嗜好(しこう)品だけに法規制は困難を極める。政府は05年、政府施設や軍隊でのカートを禁止したが、数か月後にはうやむやになった。 テロ組織や北部で武装闘争を続ける反政府勢力の伸長の根底にあるのは貧困問題だ。地元記者は「カート規制こそ、貧困解消の第一歩」と訴えた。(サヌアで 福島利之)
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