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トルコ: イスラエルとの関係さらに険悪化 ドラマが原因 【毎日新聞】 http://www.asyura2.com/09/warb2/msg/754.html
いつの間に・・・ http://mainichi.jp/select/world/news/20100115k0000m030042000c.html
アヤロン副外相は11日、トルコで放送されたドラマ番組が反イスラエル感情を扇動したと抗議するため、トルコ大使を外務省に呼んだ。ドラマはイスラエル当局者を幼児誘拐集団の黒幕に描いていた。副外相は大使を自席より低いソファに座らせ、卓上にイスラエル国旗のみを設置。地元メディアに冒頭撮影を許可したうえで、ヘブライ語で「大使は我々より低い。その点に留意を」などと述べ、大使との握手も拒否した。 この一件はトルコでも大々的に報じられ、トルコ外務省は12日、イスラエルの駐トルコ大使を呼びつけて謝罪を要求した。アヤロン副外相は「今後はより外交的な態度表明を心がける」との声明で幕引きを図ったが、トルコの怒りは収まらず、ギュル大統領は13日、「今日中に問題が『解決』しなければ駐イスラエル大使を召還する」と警告した。 イスラエル外務省は謝罪を拒んだが、最終的にペレス同国大統領が介入。アヤロン副外相は13日夜になって、「侮辱するつもりはなかった」と正式に文書で陳謝した。 両国関係は1年前のイスラエル軍のパレスチナ自治区ガザ攻撃を機に悪化した。国民の大半がイスラム教徒のトルコはパレスチナに同情的なうえ、イスラム色の強いエルドアン首相が痛烈なイスラエル批判を展開。イスラエルは、世俗国家トルコが「イスラム化」した、と反発を強めた。 エルドアン首相は11日にも、イスラエルの「敵国」レバノンのハリリ首相との共同会見で、「イスラエルは過剰な武力を持ち、それを思うがまま行使している。世界平和にとっての脅威だ」と非難。これに対し、イスラエル外務省は「我々に倫理観を説教できる立場から最も縁遠いのがトルコ人だ」とかみ付き、舌戦も過熱している。 ◇地域情勢混迷に「拍車」の恐れも イスラエル首相府は13日、アヤロン副外相の正式謝罪に当たり、「両国間が乖離(かいり)している事実を憂慮する」と改めて指摘。ドラマ番組への抗議自体は正当だったとの認識を強調した。エルドアン・トルコ首相は謝罪を評価する一方で、「イスラエルはもっと地域の安定を考えるべきだ」とクギを刺した。 両国の摩擦は、02年にトルコでイスラム系の公正発展党(AKP)が政権を奪取して以降、顕在化した。地域大国として存在感を強めたいトルコは、従来以上にイスラムのつながりを重視し、アラブ諸国やイランとの関係を深化。イスラエルはこれに神経を逆なでされた。 トルコは昨冬のイスラエル軍のガザ攻撃前まで、イスラエルとシリアの間接和平交渉を積極的に仲介した。米欧主導の「対話」に手詰まり感が漂うイランの核問題でも、独自の役割を果たす用意を示す。トルコは中東情勢を巡り、米国が関与しにくい「すき間」を埋める立場になりうるが、イスラエルとの相互不信はそうした可能性を封じている。
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