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ロボット・傭兵が戦う「アバター戦争」 すでに現実に
1000万人の観客突破を目前に控えた映画「アバター」には、傭兵とロボット戦争という異色の素材が登場する。遠い未来や映画の話のようだが、実はそうではない。 イラクやアフガニスタンの戦場ではすでに現在進行形だ。
実際に両国の戦場では民間傭兵の数が連合国正規軍の兵力を上回っている。 03年にイラク戦争が始まった当時1台もなかった地上ロボットは1万2000台以上に増えた。 米軍は2012年までに人間兵士とロボットが合同作戦を繰り広げる実戦部隊を創設する計画だ。
戦争が変わった。 国籍や忠誠心、道徳的名分とは距離が遠い民間傭兵が正規軍に代わって銃を握っている。 いまやロボットは戦争を補助するのではなく、戦争を主導している。
昨年末アフガニスタンの米中央情報局(CIA)支部では自爆テロ事件で7人のCIA要員が死亡した。 CIA史上最悪の惨事の一つだった。
1983年にレバノン米大使館の自爆テロでCIA要員8人が死亡したが、これに次ぐ事件だった。 AP通信など米メディアはCIA要員7人のうちジェレミー・ワイズ(35)とデイン・ファレッシュ(46)は民間戦争代行会社ブラックウォーターの職員だったと伝えた。 軍で特殊作戦に参加した2人は、退役した後、ブラックウォーターの職員になった。
CIA支部は無人攻撃機の爆撃作戦に必要な情報を収集するところだった。 アルカイダは「米国の無人機空襲に対する報復だった」と明らかにした。 米国の報復攻撃にもロボットの無人戦闘機が動員された。 その間6回の爆撃で少なくとも20人が死亡した。
米軍がイラクを侵攻した03年、地上には作戦遂行用のロボットが1台もなかった。 しかし今、イラクとアフガンの戦場には1万2000台以上の地上ロボットが配置され、空中には約7000台の無人機が浮いている。 無人戦闘機プレデターがその代表だ。 高空偵察機リーパーもある。
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=125397&servcode=A00§code=A00
プレデターが出撃できなければ作戦が取り消されることもある。 全長が約15メートルのプレデターは24時間滞空できるロボットだ。 対戦車ミサイルを積んで目標物を正確に打撃する。 デビッド・デプトゥーラ空軍中将は、プレデターが発射したミサイル600機のうち95%が目標物に命中した、と明らかにした。 プレデターは06年、アルカイダ指導者ザルカウィを射殺するのに核心的な役割を果たした。 アルカイダ最高指導者20人のうち半分以上が無人機爆撃で死亡した。 こうした活躍のため無人戦闘機の利用はさらに増えることは間違いない。 実際、ロバート・ゲーツ米国防長官は「1台を制作するのに5億ドル以上投入されたF−35が操縦士が搭乗する最後の戦闘機になるだろう」と述べた。
軍人がバッグに入れて歩けるほどの小さなロボットもある。 地上では即席爆発物(IED=Improvised Explosive Devices)除去用ロボットもある。 ロボット清掃機で有名なアイロボット社が開発した「パックボット」(Pack Bot)はカメラが搭載された長い腕で偵察および危険物除去を行う。 マルスはパックボットに全自動機関銃をつけた。
軍事専門家は2015年ごろには人類が繰り広げる戦争の半分が無人戦争になると予想している。 ロボット偵察員がロボット戦闘員に情報を電送し、戦場ではロボット間の交戦が行われる映画のような場面が現実になるということだ。
民間傭兵の拡散はいくつかの戦場で現実になっている。 問題作の「戦争請負会社」の著者でありブルッキングス研究所の先任研究員ピーター・シンガー博士は「イラクには19万人、アフガンには10万人の傭兵がいる」と述べた。
現代国家の登場後、衰落の道を歩んだ傭兵が新たに脚光を浴びることになったのは米同時テロの影響が大きい。 米同時テロで触発したテロとの戦争が本格化し、すべての軍事的業務を代行する軍事企業が満開し始めた。
さらに傭兵はいつでも存在しないと否定できる戦士だ。 便利で費用も削減でき、過ちもアウトソーシングできる。 軍人の軍事力乱用は国際問題を起こすが、傭兵は解雇すればそれまでだ。 問題になれば、政府は「そのような権限を認めたことはない」と述べた後、契約を取り消せばよいからだ。
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=125398&servcode=A00