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1月22日17時27分配信 CNN.co.jp
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100122-00000010-cnn-int
イスラマバード(CNN) パキスタン軍が同国北西部の政府直轄部族地域で実施するイスラム強硬派「パキスタン・タリバーン運動(TTP)」の大規模掃討作戦で、同軍の報道担当は21日、今後半年もしくは1年間、別の部族地域での新たな作戦開始は兵力配備の問題などから不可能との見解を明らかにした。
現在の作戦は部族地域の南ワジリスタン地区に集中しており、北ワジリスタン地区への戦線拡大を打ち消した形だ。TTPは部族地域に勢力を持ち、国際テロ組織アルカイダ系も浸透し、アフガニスタンへの越境攻撃の出撃拠点にしている。
ゲーツ米国防長官は先にパキスタンを訪問、同国政府や軍首脳らと会談し、TTP掃討作戦などを話し合ったとみられる。アフガンをテロとの戦いの主戦場と位置付ける米国は、隣国パキスタンの政情安定化が不可欠との認識を持ち、部族地域での徹底したTTP掃討を働き掛けている。
ゲーツ長官はパキスタンの地元テレビとの会見で、パキスタンによる武装勢力掃討作戦を支援するため無人機の提供を検討していることを明らかにしている。偵察用もしくはミサイル攻撃用なのかには触れなかった。