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http://www.afpbb.com/article/politics/2679739/5125821
【1月6日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は5日、前月25日に発生した米ノースウエスト(Northwest Airlines)機爆破未遂事件をめぐり、情報機関が事件の計画を明らかにしうる情報を見逃したことについて、「容認できない」との態度を示した。 オバマ大統領はホワイトハウス(White House)で情報・治安機関などのテロ対策責任者らと会談後、短いテレビ演説を行い、「情報が十分に分析、活用されていなかったことが徐々に明らかになってきた」と述べた。事件発生前に「危険信号」を見逃したことは、悲惨な結果になっていた可能性もあり、当初考えられていたより深刻だったと指摘し、「受け入れられることではない。容認できない」と述べた。 ホワイトハウスの事件への対応に政治的圧力が高まる中、ロバート・ギブス(Robert Gibbs)大統領報道官は「米連邦捜査局(Federal Bureau of Investigation、FBI)は長時間にわたりウマル・ファルーク・アブドルムタラブ(Umar Farouk Abdulmutallab)容疑者を取り調べ、有益かつ訴追しうる情報を引き出した」と、その功績を強調した。 オバマ大統領はまた、テロ容疑でキューバ・グアンタナモ湾(Guantanamo Bay)の収容施設に収容されている国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系の複数のイエメン人容疑者について、イエメンへの移送を中止すると発表した。一方、「国家安全保障上の利益を損ない、アルカイダの強力な勧誘手段となっているグアンタナモ収容施設は、間違いなく閉鎖する」と述べ、同収容施設の閉鎖を約束通り行うことを強調した。 一方、米国務省は5日、「テロとの関連が疑われる」複数の人物に発行された査証の取り消しを行ったことを明らかにした。(c)AFP/Stephen Collinson |