★阿修羅♪ > 戦争b2 > 471.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
2010年1月 1日 (金)
デトロイト航空機テロ事件:陰謀論ならぬ好都合論
[http://eigokiji.justblog.jp/blog/2010/01/post-9084.html ]
Grant Lawrence
2009年12月27日
小生、至る所に陰謀があると考えるほうではないが、良くできた好都合論は大好きだ。デトロイトで、着陸の際に、航空機を爆破しようとした、ウマル・ファルーク・アブドルムタラブによるテロの失敗と同時に生じていることがまさにそれだ。
ここ数ヶ月間、サウジアラビアはイエメンを戦闘機で爆撃している。つい最近アメリカもアルカイダ基地を叩く狙いとされる企てで、イエメンに巡航ミサイルを撃ち込んだ。アメリカの戦闘機もイエメン攻撃に参加していた。これに応え、アルカイダが、アメリカの攻撃に報復すると、警告を発していたといわれている。
デトロイト行き航空機のナイジェリア人テロ容疑者が、イエメンとつながっているらしいことがわかったようだ。あるいは、少なくとも、この容疑者は、彼の爆弾がイエメンで製造されたと自供しているといわれている。
アメリカが、イエメンを攻撃する良い理由を必要としているまさにその時に、好都合なことに、理由が一つできたわけだ。この最近のテロの企てよりも前に、アメリカとサウジが攻撃を始めていたことなどどうでも良いのだ。ナイジェリア人がイエメン人テロリストだということだけ、覚えておけば良いのだ。
キャット・スティーブンスや、CIAに批判的な本を書いている人物を許さない搭乗拒否リストが、どうしてこの'ナイジェリア人/イエメン人'テロリストを見逃したのかと疑問に思い始めているむきもある。報道では、このテロ容疑者は監視対象者であり、彼の父親が在ナイジェリア・アメリカ大使館に、自分の息子(未来のテロリスト)が危険人物である可能性を通報していたという。
この監視対象のデトロイト・テロリスト爆弾犯人が、爆弾を身にまとって、飛行機に搭乗することを許されたのを、怪訝に感じている人々もいる。
イエメン攻撃と、そこで、必要だった、アメリカの対テロ戦争拡大を推進するのに役立つ好都合な出来事、何かうさん臭い。
たまたま、好都合なことに、連邦議会の議員達が、テロ戦争を拡張して、イエメンも対象に入れる必要があると要求しているのだ。テロ戦争を大幅に拡張するべきだという最もはっきりした主張をしている人物の一人は、有名な大企業の手先(連中全員そうではあるまいか?) コネチカット州選出のジョー・リーバーマン上院議員だ。
リーバーマンはフォックス・ニューズでこう警告した。「アメリカ政府のある人物が、イエメンの首都サナアで、私にこう言った。イラクは昨日の戦争だった。アフガニスタンは今日の戦争だ。我々が、先制して行動しなければ、イエメンは明日の戦争になるだろう。それが我々が直面している危機だ。」
リーバーマンによれば、政府は既に、対テロ戦争を拡大して、イエメンも対象にする用意ができていたもののようだ。アメリカ合州国による最近のイエメン爆撃が、これを実証している。
私のナイジェリア/イエメン航空機爆撃事件好都合論に関して、是非お話しておきたいことがもう一つある。
愛国者法の一部は、この大みそかに、失効することになっていたのだ。
さて、本当の好都合についての話だ。
愛国者法の、論争の多い部分が、まさに失効するところで、それを延長しようという政治的意志も十分あると言えない時に、イエメンとつながったテロの企てが実際に起きた。
何と好都合なことだろう!
現時点で、我々が言えるのは、デトロイトの未遂テロ攻撃は、余りに好都合過ぎるように見えるということだ。海外においては、対テロ戦争を、アメリカ国内においては、技術的な警察国家を、拡張したがっている政府内の連中にとって、実に好都合なタイミングで、起きている。
だから、私は陰謀論には同意するものではないが、好都合論には同意するものだ。
小生のことを好都合論者とお呼びになって結構だが、好都合な事実に気づいた以上、小生、それに注意を促さざるを得ない。
記事原文のurl:grantlawrence.blogspot.com/2009/12/detroit-airliner-terror-incident.html
----------
東京新聞TOKYO Webには下記記事がある。実に「好都合」。話がうますぎる。
米機爆破未遂 『米が報復攻撃準備』
911後の、アフガニスタン攻撃や、イラク攻撃を思い出す。
911、テレビで見た瞬間は、恥ずかしながら、ヤラセと気づかなかった。
アフガニスタン攻撃や、イラク攻撃のあわただしさを見て、どう考えても、ヤラセ以外はありえないと推定したのだった。アメリカ侵略史を振り返れば、それ以外の結論はありえない。
この出来事に関するテレビ・新聞の垂れ流し報道を、真に受ける人々、一体どのくらいの比率なのだろう?ニュースを見聞きした瞬間、うさんくさいと思わないだろうか?「チェックを受けるぐらいなら、アメリカ観光などやめよう?」などとは思われないのだろう。仕事で飛行機に搭乗する際、チェックは厳しくなるのだろうか、と出来事の余波が気にはなる。
新聞は事前入稿した宣伝広告ページの山、テレビは取りためた白痴番組と、出身地や出身大学別に夢中になって応援できる運動番組一辺倒。運動番組は、ヴォネガット『猫のゆりかご』のグランファルーンそのまま、お目出度いお約束の世界。
おかげで節電・二酸化炭素排出減少を大いに実践している。
投稿時刻 17:15 テロと報道されているものごと | 個別ページ
[以下省略]