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http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2678362/5096589
【12月28日 AFP】パキスタン南部シンド(Sindh)州のカラチ(Karachi)で28日、イスラム教シーア派最大の年中行事アシュラ(Ashura)のための行列が行進中に爆発が起き、15人が死亡、少なくとも20人が負傷した。 シーア派教徒にとって一年で最も神聖な行事とされるアシュラには、各地で行進が行われるが、カラチの行進はパキスタン国内で最大のものとして知られる。そのためパキスタン当局は警官や民兵など数万人を動員し、宗派間の衝突やシーア派信者を狙った爆弾攻撃などに厳戒態勢で備えていた。 テレビ取材に答えたカラチ市警察署長は、現在のところ自爆攻撃か仕掛け爆弾だったかは不明だと述べた。一方、シンド州の保健相は死者は15人だが、負傷者は60人を超えると述べた。 目撃者らによると爆発後は、憤った参列者が投石を始めたり空に向けて銃を撃つなど現場は騒然となり、救急車の走行が妨げられた。さらに火災も発生して黒煙が立ち上り、信者らが逃げ惑ってパニック状態となった。 アシュラでは、シーア派教徒が7世紀の殉教者、イマーム・フセイン(Imam Hussein)を悼むが、この日カラチでは5万人を超える教徒が街頭にあふれ、黒い衣服を着て行進したり、上半身はだかになって鎖で体をたたいたりナイフで体の表面を斬りつける苦行を実践していた。 パキスタンでは前日夜にも、カシミール(Kashmir)の主要なシーア派のモスク前で自爆攻撃が起き、7人が死亡している。(c)AFP |