★阿修羅♪ > 戦争b2 > 346.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
太平洋の島グアム 米軍基地増強計画に先住民が反対 (日本語字幕 10:32)
http://democracynow.jp/submov/20091009-2
rtsp://media.jca.apc.org/dn/2009/dn2009-1009-2.rm
http://democracynow.jp/submov/20091009-2flv
沖縄の普天間基地の移転先をめぐって、県内、県外、国外という選択肢が議論されています。
国外というのは、太平洋の島グアムです。
沖縄から8千人の海兵隊とその家族が移転する計画のこの島では、
いったい何が起こっているのでしょうか?
普天間基地の移転問題が浮上したのは1995年の米兵による少女レイプ事件がきっかけですが、
辺野古への移転が難航するなかで、ブッシュ政権による米軍再編の一環として
沖縄の海兵隊をグアムに移転することが決まり、
日本側が移転費用を負担するという合意が2005年に日米間で交わされました。
150億ドルを投じた軍事施設の拡大増強により、
全長50kmのこの島を太平洋方面の米軍作戦行動の主要なハブにする構想で、
最近最大の軍備拡張計画といわれています。
グアム先住民の弁護士ジュリアン・アグオンは、
島の人口の2割以上の軍関係者が流入する今回の計画は、
グアム先住民の生活を大きく圧迫し、取り返しのつかない打撃を与えると言います。
日本にとってのグアムは人気リゾートであり、観光情報サイトを見ても
軍事基地のことも、米国の支配のことも出てきません。
アグオン弁護士は、「私たちは意見を言う機会がなく、
米国の言説の中では存在さえしていない。
「アメリカの一日が始まる場所」とか、「不沈空母」とかいう、
まるで米国の所有物のような言葉遣いが先住民の存在を消し去り、
そこに人間が暮らしているのを忘れ去ることを可能にするのです」。
軍事基地の一方的な拡張も、マリアナ諸島で行われた60回以上の核実験も、
こうした不可視化によって可能になったと言えるでしょう。
グアムの問題は米国の問題ですが、同じことは沖縄についても言えるだろうと思います。
日本政府の方針や(それよりも重んじられているらしい)米国政府の意向などではなく、
沖縄の住民の声を伝える報道が増えて欲しいものです。(中野真紀子)