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インターネットは世界各地の個人を結び付ける。あるのは言語の壁だけだ。仕事で日常的に英語を使っている俺は、小泉がブッシュのイラク攻撃をいち早く支持し、実際に攻撃が始まってから、詳しくネットを調べるようになった。その過程で、My Linksにも載せているがリバーベンドさんのブログ"Bugdhad Burning!"に出会った。彼女の書いていることは、いわゆる主義主張が先行する政治ブログと違い、彼女の日常生活の描写だった。その観点から米軍による占領、イラクの政治が見通される。彼女の生活は、クリスチャンを含めてイスラム教でもさまざまな宗派が共存する社会から一種の一宗派至上主義の社会へと変わっていく。そして国外に脱出し、英語版では07年10月22日が最後のブログとなっている。
バグダッド・バーニング(日本語版)
http://www.geocities.jp/riverbendblog/
トラックバックしていただいた「マスコミに載らない海外記事」を出されているブロガーの方によれば、アフガニスタンにも凄まじい女性が登場しているようだ。その名は「マラライ・ジョヤ(Malalai Joya)」。議会から追放されてはいるが、れっきとしたアフガニスタン共和国の国会議員である。アフガンの状況を考えれば、まさにいつ殺されてもおかしくない人である。
アメリカ占領と、ハミド・カルザイの腐敗したマフィア国家
http://eigokiji.justblog.jp/blog/2009/12/post-c3b7.html
イラクのときと同じく、アフガニスタンでもまた欧米のプロパガンダは炸裂している。「カルザイ政府も問題はあるが、それ以上にタリバン、アルカイーダは問題があり、カルザイ政府を育てていかなければならない。」これがネオコンやオバマ、そして渋々ながらNATO軍を送るヨーロッパの国々が言っていることである。
しかし、これが欧米向けに作られた嘘であることは、例えばケシ栽培のことを考えただけですぐに分かる。米軍侵略以降、アフガニスタンのケシ栽培や飛躍的に増大している。育つのに半年はかかる。そして、それを精製してモルヒネやアヘン、ヘロインにするには、さらに時間と設備がかかり、またそれを販売するにはネットワークが必要である。ケシを栽培している一般のアフガン国民にそんなことができるはずがない。できるとすれば、米軍がまさに支えているカルザイ政府の人間や大部分の国会議員、地元有力者などの、アフガンという貧乏国の大金持ちたちとしか考えようがない。
かって中南米の麻薬王たちと戦っていたと宣伝されていた米国はどこにいったのだろうか。まさか貧乏国アフガニスタンの農民がケシの温室栽培をやっていることはないだろう。米軍はそこらじゅうにあるケシ畑を目にしているはずなのだ。しかし、何もしない。ということは米軍は麻薬で儲けている連中と非常に良好な関係にあると考えていいということだろう。
サウジをはじめとする中東の独裁国家を見ても分かるが、米国というのは要するに独裁者や暴力団としかうまくやっていけないお国柄のようだ。そうなると、パキスタンのイスラマバードに計画されているバグダッドに並ぶ巨大大使館の建設というのは、うまくいきそうもないので、とりあえず暴力で荒らし、それから独裁者を立てるか、アフガニスタンのように暴力団が群雄割拠する国にしようということだろうか。他に自分たちが居座る方法はないのだから。
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