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No Way Through:通過できない:もしあなたの街がパレスチナのようだったら
http://www.youtube.com/watch?v=SONlvC3EVds
http://www.veoh.com/browse/videos/category/news/watch/v19442673aAZRQ6zA
No Way Through - Just Imagine: Checkpoints in London!
http://www.mideastyouth.com/2009/11/28/no-way-trough-just-imagine-checkpoints-in-london/
もしあなたの街がパレスチナの街のように検問所だらけで、
移動の自由を奪われて生活すると、どうなるのか。そういう問題意識で、
ロンドンの街が検問所だらけだったらという設定で創られた作品だと思う。
その問題意識はとても貴重なものだと思う。
少しでもパレスチナの現実に迫ろうとする試みとして私は評価する。
しかし創作意欲が貴重だということと作品そのものの出来とはとりあえずは別物だろう。
いくら創作意識が高いからといって、必ずしも素晴らしい作品になる保証とはならない。
ハリウッドの巨額の資金を得た作品とはそもそも次元が違う。
おそらく募金やボランティアで成り立っているのであろう。
この5分ほどの作品を私はそういうものとして高く評価する。
しかしパレスチナ現地の方からのコメントにも耳を傾けてみよう。
Film imagines army checkpoints in London
http://www.maannews.net/eng/ViewDetails.aspx?ID=242178
Although analogy is not exact - the soldiers “occupying” London are British and speak English,
unlike Israeli forces in the West Bank who speak Hebrew instead of Arabic -
the film captures something of the challenges Palestinians face inside their own territory.
このアナロジーは適切なのかと問いを設定している。
検問所での会話は英語どうしで成り立っている。
しかしパレスチナの検問所ではパレスチナ人のアラビア語と
イスラエル兵はヘブライ語であり、そもそも会話が成り立たないのだと。
No Way Through - Just Imagine: Checkpoints in London!
http://www.mideastyouth.com/2009/11/28/no-way-trough-just-imagine-checkpoints-in-london/
But I think that nowadays private cars wouldn’t even get THAT close to the checkpoint
between besieged Gaza and Israel proper.
現在では個人の車両が検問所に近寄ることさえできない。
アナロジーというものは、そもそも同一性と区別性を前提としている。
“違い”ばかりを力説しても余り意味がない。
この映像が訴えたいことは最後の主張だ。
エルサレム周辺でのパレスチナ人の救急車の平均所要時間が、
2001年は10分だったのに、
現在は2時間近く掛かるということであり、
その為に症状が悪化したり、亡くなったり、
検問所で撃たれて負傷したり、殺されたりしているということだ。
妊婦が検問所で出産するという“異常”なニュースを何度も聞くことになる。
この“異常さ”“理不尽さ”をこそ主張したいのであり、
そう受け止めるべきだと思う。