★阿修羅♪ > 戦争b2 > 131.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
イラクやアフガニスタンのことで主要メディアに出てくるニュースと言えば、自爆攻撃とか腐敗とかのこと。また、オバマさんはイラクについては2011年までの米軍の撤退を発表しているし、つい最近は、増派するらしいとはいえ、アフガニスタンについても出口戦略を提示し、仕事を片付けると話している。
来月2日にアフガン戦略発表=増派・出口策提示へ−米大統領
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&k=2009112600023
しかし、しかし、しかし、米国内の経済的困窮が深まる中、ブッシュ政権の2001年以来、中東地域では米軍基地が増強され続けている。それも生半可なものではない。にもかかわらず、欧米主要メディアにこの報道があるのを目にしたことがない。中東地域に増え続けている米軍基地は、どのようなものなのか。米国の軍国化を追い続けているNick Turseさんという方がその姿を報告してくれている。これはペンタゴンが勝手にやっていることなのだろうか?米軍の最高司令官は誰なんだろうか?
大規模な常設米軍基地が建設された湾岸諸国の施設内容を見てみよう。もちろん、独裁王制下にあり、反米の意識が強い湾岸諸国ではほぼ秘密にされている。利権はあるにしても、中東におけるこの米軍基地、その他施設の増強状況を見て、ペンタゴンが持っている戦略を考えない人はいないだろう。
> カタール: 湾岸版のペンタゴン本拠地Al Udeid空軍基地があり、湾岸地域の最先端航空作戦センター。フロリダ州タンパの基地から750人を配置転換し、CENTCOM、あるいはフロリダの統合作戦本部となる。
> バーレーン: 最大で3,000人の米軍職員を擁し、海軍の定期寄港地。米海軍で初めて常設攻撃基地を設置。米国内の米軍基地に並ぶ各種販売店、飲食店が揃う。
> オマーン: 米空軍を中心に集結し、陸空軍の予算で施設を増強。
> UAE: 陸軍の予算4,600万ドルをかけて施設増強中。
> クウェート: Arifjan基地を巨額増強。米兵約15,000人の宿泊施設。バグダッドとの間の中継地点となるBuering基地もあり、ここも各種販売店、飲食店が揃う。
> サウジアラビア: 米兵はいないとされているが実際には米軍職員800人(そのうち500人は指導教官)、いくつか訓練施設を建設中。
> ヨルダン: 特殊作戦訓練センター(KASOTC)などの訓練施設を建築中。
The Pentagon Garrisons the Gulf
As Washington Talks Iraq Withdrawal, the Pentagon Builds Up Bases in the Region
(ペンタゴンは湾岸に駐屯する。ワシントンからイラク撤退を語る中、湾岸地域で基地増強をするペンタゴン)
http://tomdispatch.com/post/175159/tomgram%3A_nick_turse%2C_out_of_iraq%2C_into_the_gulf/
米軍の最高司令官は誰なんだろうか? ― 2009/11/25
http://ootw-corner.asablo.jp/blog/2009/11/25/4720876