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(回答先: タリバン兵8400人離脱 「和解」事業に応じ(毎日新聞) 投稿者 クマのプーさん 日時 2009 年 11 月 19 日 23:35:53)
http://mainichi.jp/select/world/asia/archive/news/2009/11/20/20091120ddm007030065000c.html
アフガン:和平合同委・幹部に聞く 武力では解決せぬ
アフガニスタンのカルザイ大統領が、選挙中に公約した反政府勢力タリバンとの「和解」。ヘラート州など西部地域でタリバン側との対話を現場で指揮している「和平合同委員会」西域本部のモハマド・シャリフ本部長に課題を聞いた。【ヘラートで栗田慎一】
◇和解へ予算、人員不足 「世界の理解必要」
−−タリバン指導部は政府との和解を冷笑しています。
01年のタリバン政権崩壊後にタリバンに参加したメンバーの中には、貧困が動機となっているケースが少なくない。そうした人々に説得を重ね、誠意をタリバン指導部にも理解させていくことは可能だと思う。スタッフには元タリバン幹部もおり、タリバン側の内情を探りつつ、タリバンも含めた国民融和政権の発足につなげたい。
−−米国はアフガンへの部隊増派を含め戦闘を強化する方向です。
5年前に政府が和解を提案した時、世界は無視した。そして今、タリバンは手をつけられないくらい勢力を回復してしまった。武力偏重主義では何も解決しないことは分かりきっている。
−−和解を阻むものは戦争だけですか。
反政府感情も要因の一つだ。行政や司法の腐敗や、生活改善が進まないことへの国民のいらだちは高まっている。2期目のカルザイ政権の取り組みに期待している。和解事業に国際社会の理解は少なく、予算もスタッフ数も不足している。
−−元タリバン兵への職業訓練とはどのような内容ですか。
カーペットや木工、タイルといったアフガン伝統工芸品の職人の育成に加え、農業技術者や指導警官としての訓練だ。アフガン人が最も尊敬している国の一つである日本が支援してくれれば、和平に向けた国民への力強いメッセージとなる。
−−元タリバン兵の安全をどう確保しますか。
理想は、主要都市の内外にニュータウン(新居住区)を作り、壁で囲むなどの警備体制を敷いて訓練や住居を提供することだ。ただ、予算はなく、現段階で実現の見通しはない。
毎日新聞 2009年11月20日 東京朝刊