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http://www.cnn.co.jp/world/CNN200911090020.html
ゴルバチョフ氏、アフガン政策でオバマ政権に「助言」
アフガンへの米軍増派に反対を表明したゴルバチョフ元ソ連大統領ワシントン(CNN) ゴルバチョフ元ソ連大統領は8日、CNNの単独取材に応じ、オバマ米大統領がアフガニスタンへの米軍増派の代わりに、米軍撤退に向けた土台作りに着手するべきだとの見解を明らかにした。
旧ソ連は1979年にアフガニスタンに軍事介入したが、米国やパキスタンが支援していたアフガン人戦闘員の激しい抵抗に遭い、10年後に撤退。この紛争で旧ソ連兵1万3000人とアフガン民間人100万人余りが死亡した。
ゴルバチョフ氏は「われわれの経験は注目に値すると思う」と述べ、旧ソ連が当時アフガニスタンへの追加派兵を見送り、現地の開発と各勢力の和解に重点を置く方針を決めたことを明らかにした。同氏はまた、旧ソ連がアフガン政策を決める際に、米国やイラン、パキスタン、インドの助言も得ていたと語った。
ゴルバチョフ氏は、国際的テロの準備拠点となってきたアフガニスタンの歴史は無視し難く、テロリスト打倒は必要だとする一方、全体的には対話や現地復興、長年苦境に置かれてきた人々の再生を重視し「アフガン撤退を最終目標にするべきだ」と結論した。