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イランはイスラエルが核兵器を持つ限り核計画を維持する
イランVSイスラエル
◆10月30日
一昨日のブログでトルコのエルドアン首相が、欧米寄りからアラブ・イスラムよりになりつつあることを指摘した。そしてイランはトルコの友人である、とエルドアン首相の声明の発表について指摘した。
中東問題とはイスラエル問題であり、その中心にあるのはイスラエルの核兵器である。これがあるからイスラエルは傍若無人の振る舞いをほしいままにできるし、また実際そのように行動してきた。このようなイスラエルに対して欧米が何もいえなかったのは、イスラエル・ロビーという金と脅しで口をふさぐ組織的活動があったからであり、欧米のメディアがユダヤ勢力の強い影響下にあるからだ。
しかしイスラエルの去年の12月末から今年1月半ばまでのガザ侵攻で、そのあまりのひどさにトルコがとうとう堪忍袋の緒を切らした。そして昨日のブログで指摘したように、トルコ首相はイランはトルコの友人である、と宣言し欧米寄りだったスタンスをすっかりイスラムの同胞に向けるようになった。
アハメドネジャド・イラン大統領はイランの核計画はイスラエルが核兵器保有を止めねば継続すると述べた。つまりイスラエルの核を問題にせよ、ということを国際社会に向かって発言したわけだ。
勿論世界のユダヤ系メディアはあまり取り上げたくない発言であろう。しかしそれこそが中東問題の核心部分であるから、これを問題視するようにしなければならないはずである。
今回イランはIAEAが提案した、ウラン濃縮をイラン国外で行うという話にある程度の変更を加えた形で、了承する姿勢を示した。こうなると、このウラン濃縮問題が収まってくる傾向が強まる。
勿論それが望ましいことであるが、イスラエルを敵視するイランをどうしても叩いておきたいイスラエルはそんなことで、この問題を終わらせたくはないであろう。CIAなどと連携しながら、また何か企みをもって工作活動を活発化させるものと考えられる。
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●イランはイスラエルが核兵器を持つ限り核計画を維持する
http://jta.org/news/article/2009/10/27/1008752/ahmadinejad-iran-will-keep-nukes-as-long-as-israel-does
【10月27日 JTA】
イランはイスラエルが核兵器を保持し続ける限り自国の核計画を継続するだろう、とマフムド・アハメドネジャド大統領は語った。
イラン大統領は27日、トルコのエルドアン首相との会合の席で上記の発言を行ったと、ISNR通信が伝えた。
「不正な政権が核兵器を所有する時、他の国々は平和的な核エネルギーの権利は誰も否定できない」とイラン大統領が語ったと、ISNR通信が伝えた。
イスラエルは広く核兵器を所有していると信じられているが、自身は核兵器を所有しているとは確認していない。
「シオニスト政権は全ての国に対する脅威となっている。またイスラエルは中東地域を強い国の自由にさせることを願っている」とアハメドネジャド氏はエルドアン首相に語ったと通信は伝えた。
「今日、ガザに投入された軍事力ではまた充分ではなく、彼らは今や聖なるエルサレムを攻撃している」
アハメドネジャド大統領は諸国に対し、共に立ち上がり地域の「脅威」に立ち向かうべきだ、と語った。
この両者の会談は、国連の査察団が、以前は知られていなかったウラン濃縮施設訪ねた時、またトルコが先の軍事演習をイスラエルの参加のためにキャンサルした2週間後になされた。
●イラン、IAEAにウラン国外搬送案の修正要求=国内メディア
【10月30日 ロイター】
イランの国内メディアによると、同国政府は29日、国際原子力機関(IAEA)が提案した低濃縮ウラン(LEU)の国外搬出計画の草案について修正を求める回答をした。
米国、フランス、ロシアは、イランが保有するLEUの大半を国外に搬送して一括加工するというIAEAの提案に合意しているが、イランはこの提案の根幹にかかわる修正を求めているとみられる。
イランの日刊紙ジャバンは情報源を明らかにせずに、政府がLEUの国外搬送を一度に行うのでなく、段階的な輸送を要求しているほか、テヘランの実験炉向けの核燃料を同時に受け取ることも求めていると伝えた。
これについて、ウィーンの西側外交官は「もしイランが言われてるような姿勢なら、IAEAは行き詰るだろう」と話した。
IAEA案は、現在保有が明らかになっているイランのLEU1.5トンの約75%を年末までにロシアに搬送して濃縮率を高め、それをフランスに輸送して燃料棒に加工、その後医療用研究炉に使用するためイランに戻す計画が盛り込まれている。
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2009/10/30 (Fri) 国際政治
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