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普天間飛行場移設先「県外」が最高点 米軍96年に比較
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-152178-storytopic-53.html
普天間飛行場の嘉手納統合の影響試算
在日米軍作戦部(J3)が日米特別行動委員会(SACO)協議中の1996年7月、
米軍普天間飛行場の嘉手納基地統合の調査研究の一環で、
県外の自衛隊基地や米軍キャンプ・シュワブへの移設を含む4案を検討、
航空機運用の観点から滑走路の長さや、駐機場の確保の優位性で
県外基地を最高点と結論づけていたことが、
琉球新報が入手した米軍による嘉手納統合案の技術評価書で31日までに分かった。
シュワブ移設案は次点で、伊江島補助飛行場と続き、嘉手納弾薬庫地区が最低点だった。
ヘリコプターなどの航空機を運用する立場からは、県内移設にこだわらない姿勢が明らかになった。
評価書は最初に、嘉手納基地統合の可能性を検討。
安全性や運用の問題点から嘉手納基地に統合すべきではないと結論づけた。
嘉手納統合に替わる選択肢として
(1)嘉手納弾薬庫地区内への滑走路・施設新設
(2)キャンプ・シュワブへの新たな軍民共用空港
(3)普天間飛行場機能の伊江島移転
(4)有事の際の県外自衛隊基地への海兵隊ヘリの移駐―の4案を検討した。
評価基準は
(1)約1600メートルの滑走路
(2)28万平方メートルの駐機場など
(3)格納庫や整備施設
(4)事故や火災などの救難装備
(5)民間機やほかの軍用機からの安全性確保―の5項目で評価した。
県外自衛隊基地は、すべての項目で条件を満たして最高位。
ただ、現在は自衛隊基地で有事での共同使用は合意されていないとして実現の可能性に言及していない。
次点のシュワブは、滑走路の長さの項目で、戦闘機などが使用できないとして減点された。
伊江島も滑走路が戦闘機に対応できず減点、駐機場と格納庫スペースの項目で不合格だった。
嘉手納弾薬庫地区への移設は、滑走路の長さ以外は条件を満たさなかった。
◆夜間飛行55%増、総飛行数も35%
米軍普天間飛行場の嘉手納基地統合で、夜間飛行回数について
1カ月当たり5割強の増加を見込んでいることが明らかになった。
在日米軍作戦部(J3)が日米特別行動委員会(SACO)の1996年7月当時、
午後6時〜翌午前6時までの夜間飛行回数が1カ月に818回から1269回へと55.1%増となると試算。
日中分も合わせると総飛行回数は8784回で35.8%増となる。
在日米軍は分析結果から、有事運用に問題が生じ、種類の異なる航空機の運用は
危険だなどと、嘉手納移転はすべきではないと勧告している。