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10月28日23時3分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091028-00000648-san-int
【ニューデリー=田北真樹子】パキスタン北西辺境州の首都ペシャワルにある市場で28日、自動車に仕掛けてあった爆弾が爆発した自爆テロは、91人が死亡、200人以上が負傷するまで被害が拡大した。AP通信が伝えた。今年、パキスタンで起きた単独の爆弾テロとしては最大規模となった。犯行声明は出ていないが、イスラム武装勢力による報復テロの可能性が高い。
地元からの報道によると、爆発があったのは、ペシャワルの旧市街地にある市場で、おもちゃや女性服、装飾品などを扱う店が多く集まっている。このため犠牲者の多くは女性と子供だという。強力な爆発によって火災が発生したほか、複数の建物が崩壊し、がれきの下に生き埋めになっている市民らがいるもようだ。
パキスタン軍は、今月中旬から、アフガニスタンとの国境沿いにある部族地域・南ワジリスタン地区を拠点とするイスラム武装勢力「パキスタン・タリバン運動」(TTP)の壊滅を目指し、掃討作戦を開始している。今月に入って軍、警察、大学、市場など多くの人が集まる場所で自爆テロなどが続いており、TTPが関与しているとみられている。28日の爆弾テロをあわせると、今月のテロによる死者数は民間人を中心に250人を超えた。
この日、クリントン米国務長官が首都イスラマバード入りし、3日間の訪問をスタートさせたばかり。クリントン氏は、パキスタンのクレシ外相との共同会見で「この戦いはパキスタンだけのものではない。私たちの戦いでもあり、パキスタン国民の平和と治安安定を求める戦いへの協力を惜しまない」と述べた。