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10月15日18時49分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091015-00000120-jij-int
15日付の英紙タイムズ(電子版)は、西側軍事筋の話として、アフガニスタンのサロビ地区にイタリア軍部隊が駐留していた2008年7月までの間、同国情報機関員が部隊の安全確保を目的に、イスラム原理主義勢力タリバン側に数万ドルの「わいろ」を渡していたと報じた。
首都カブール東方65キロのサロビ地区の治安担当はフランス軍部隊に交代したが、同年8月、仏兵10人がタリバンの攻撃を受けて死亡した。イタリア軍はそれまで死者1人を出しただけだったため、仏軍は情勢が比較的落ち着いていると誤認。パトロールの際、十分な警戒と装備を怠っていたという。
わいろを贈った疑惑は、米情報当局による電話傍受により発覚。北大西洋条約機構(NATO)軍幹部は「地元勢力を買収したことを同盟国に知らせないのはおかしい」と批判している。
AFP通信によると、この報道について伊首相官邸は声明を出し、「ベルルスコーニ政権がタリバンへの金銭支払いを承認したことは一度もない」と強く否定した。