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オバマ大統領のサミット演説 - ブッシュ政権時代との決別
http://www.asyura2.com/09/warb1/msg/119.html
投稿者 スットン教 日時 2009 年 9 月 28 日 17:22:29: CmuKS.2SNuq/E
 

(回答先: 「巨大な右翼の陰謀」はいまだ存在 クリントン元大統領 (CNN) 投稿者 ああ、やっぱり 日時 2009 年 9 月 28 日 14:00:54)


・・・ブッシュ政権時代からの路線変更はけっこう、はっきり明言しているらしいですが、日本国内では探さないと見当たらない程度の報道しかされませんね。

オバマ演説 国連重視へカジを切った
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/124068

 オバマ米大統領にとっても、今回が国連へのデビューだった。

 ブッシュ前政権の8年間、国連を軽視し続けた米国がどう変わるのか。世界が注目するなか、オバマ大統領は国連総会での初の一般討論演説で、明確に単独行動主義からの決別を宣言した。

 演説をオバマ氏はこう切り出した。

 「米国に対する懐疑と不信が世界に渦巻く時期に、私は大統領になった。(この不信は)米国が重要な課題について、他国のことを考えずに単独行動をとってきたことにも原因がある」

 そして「いまや世界の国々と人々の利益は共有されている。相互利益と尊敬に基づく、新しい関与の時代を求めて(私たちは)いますぐ行動しなければならない」と続けた。

 大統領就任前から国際協調を掲げてきたオバマ氏だが、今回の演説で米外交が国連重視の国際協調主義に大きくカジを切ったことを鮮明に印象づけた。

 オバマ氏は「私たちは再び国連に帰ってきた」とも明言した。日米同盟と国連主義を外交の柱とする日本としても、米国の「国連復帰」を歓迎したい。

 今後、核不拡散・核軍縮や地球温暖化対策など多くの地球規模の課題で日米をはじめ国際社会が連携し、共同歩調をとる場面が増えることになろう。

 オバマ政権の路線転換の背景には、ブッシュ時代の単独行動や対決姿勢では解決困難な国際的課題が山積しているという事情がある。

 国連に主導的にかかわることで国際社会でリーダーシップを発揮し、解決策を見いだすことが米国の利益につながるという外交戦略に転じたと言っていい。

 多国間主義に転じることを宣言する一方で、オバマ氏は「米国の単独行動を非難してきた人々も、もはや米国だけで問題解決に当たるのを傍観するだけであってはならない」と述べ、地球規模の課題に対応する責任を各国が共有、分担するよう求めた。

 その課題として「核不拡散と核軍縮」「平和と安全の追求」「地球環境の保護」「すべての人々に機会を与える世界経済の推進」の四つの柱を挙げた。

 「核」問題では包括的核実験禁止条約(CTBT)の発効推進会議に復帰し、核安全保障サミット開催を提案するなど既に米国主導へ動きだし、地球環境保護でも協調姿勢に転じている。

 国連との連携強化による国際社会での米国のリーダーシップ回復を目指すオバマ政権の方向性は、評価したい。しかし、アフガニスタンの治安回復やイラン、北朝鮮の核問題、パレスチナ和平などの難題にどこまで対応できるか。

 オバマ政権の協調路線に立ちはだかるハードルは高い。日本が連携し共同行動がとれるものは積極的に協力したい。それが鳩山由紀夫首相の言う「対等な日米関係」の実現につながる。

=2009/09/25付 西日本新聞朝刊=

 

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