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ロシアからの報告:ネタニヤフ首相はイラン攻撃をするつもり
イスラエル国防軍機
◆9月11日
昨日のブログにも書いたが、イスラエルのネタニヤフ首相のロシア訪問に関する話がかなりロシアのメディアをにぎわしているようで、イスラエル紙が報じている。
以下にあるように、イスラエル首相のロシア訪問の目的は、イスラエルのイラン攻撃の可能性に関する内容という報道内容だが、ことはそんなに簡単ではないと報ずるインターネット・サイトもある。
そこでは、貨物船「アークティックシー」を乗っ取ったのはモサドとCIA要員で、積まれていた荷物の中には、アメリカで解体予定の核ミサイルが混在していて、彼らはそれを狙ったというもの。それはある作戦に使用する予定だったものだが、それをロシア軍が取り戻し、却ってモサドの要員が捕まってしまったので、その解放を強要するためであった、というのだ。(http://www.whatdoesitmean.com/index1273.htm)。
ロシアのメドベージェフ大統領の応答は、まだ取調べ中だから返すわけにはいかない、という当然のもの。それでネタニヤフ首相は、イランにきのこ雲が上っても知らないぞ、と脅して帰っていったというのだ。これに対し、メドベージェフ大統領は、イスラエルがイランを攻撃することは容認できない。もし攻撃すれば、報復する、と言うものだったというのだ。
うそか本当か確かめようもないが、一つこのブログで示した見解にどうも間違いがありそうだと気づかされたものは、もしロシアがイランにS-300対空ミサイルを引き渡そうとしたら、わざわざ大西洋などに乗り出さなくとも、カスピ海を渡ればよい、ということだ。
従ってアークティックシーは、イランにS-300ミサイルを引き渡そうとしたのではなかっただろうと推測できる。このイランにS-300 を引き渡そうとしていた、と推測したのはロシアのガゼータ紙だったが、どうもその可能性はなくなったようだ。
いずれにしろ上記の話はいよいよ物騒な情勢を物語っており、この論文の最後では、これからの8週間が非常に重要となろう、としている。
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●ロシアからの報告:ネタニヤフ首相はイラン攻撃をするつもり
【9月11日 ynetnews.com】
イスラエル首相の隠密モスクワ行き問題はロシアのメディアをにぎわしている。コメルサント紙は「非公式のイスラエル筋は、イランに関してはイスラエルは決定的行動に出る可能性を除外することはできず、ネタニヤフ首相はロシアにそれを通告しに来たのだ、と言っている」と伝えている。
ロシアのメディアは10日、イスラエル首相のモスクワ訪問を取り上げている。この件はネタニヤフ首相オフィスから漏らされたものだ。
コメルサント紙は専門家の話として、この種の訪問は緊急事態、例えばイラン攻撃がが持ち上がった結果だと考えている、という。
最初は、ロシア側は訪問を否定していたが、ネタニヤフ首相のオフィスが認めざるを得なくなったため、ロシア政府もコメルサント紙にネタニヤフ首相の訪問を認めた。
ロシアのメディアは、モスクワのイスラエル大使館に尋ねたが、彼らは「その件では何もしらない」という返答だった。
コメルサント紙は匿名希望のイスラエルの情報筋の話として、「このような訪問は新しい情報が関係しているのと、イランの核計画を脅かすかもしれない。イスラエルがイランに対し決定的な行動に動く可能性を除外すべきではないだろう。そしてネタニヤフ首相はこれをロシア政府に通告することを決意したのだ」と言ったという。
アンドレイ・ネステレンコ・ロシア外相スポークスマンは、声明を発表して、「我々はネタニヤフ首相の隠密ロシア訪問については何も知らされていなかった。いくつかのメディアで知るようになった。内容は一致していない。それ以上は何も語れない。この件では詳しい情報は知らない」と語った。
9日、Ynetはネタニヤフ首相が億万長者のヨシ・マイマン氏の個人用ジェット機でイスラエルを出発したことを明らかにした。9日朝、Yedioth Ahronoth紙は首相の行き先はロシアであることを報道した。
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2009/09/11 (Fri) 国際政治
プーチン首相:ネタニヤフ首相と会談はしていない
イスラエルのネタニヤフ首相
◆9月10日
イスラエルのネタニヤフ首相が今週はじめ、ロシアを秘密裏に訪問したようだ。イスラエルでもその件については極秘事項だったようで、このロシア訪問を知っていた者は、ほんの一握りの側近だけだったようだ。
なぜ秘密訪問となったのか?
イスラエル紙HAARETZの説明では、ロシア側との話し合いの内容は、イランに対するロシア製武器の移送問題が主要議題で、そのほかにシリアに対する武器販売、ヒズボラに対する武器の支援などだったようだ。
しかしそれだけであろうか?これはおそらくは数週間前のあの貨物船「アークティック・シー」の問題が絡んでいる、と見るべきではないのか?あの貨物船がイラン向けにS-300ないしはその他の重要な武器を運んでいてそれを察知したイスラエルが芝居を組んて、ミサイルを確保ないしは強奪した、という可能性についてこのブログでも書いたが(8月17日、19日、24日号)、そのためロシアとイスラエルとの関係が悪化する可能性があると指摘した。
もし上記の話がそのようなものであれば、イスラエル側は、ロシア側をなだめる必要性があるだろう。それはロシアとイランとの間のS-300に関する取り決めは合法的なものであり、ロシアは代金を受け取っているからと言ってその引渡しを前から示唆していたからだ。
両国とも表面には出すことのできない話なので(ロシアはイスラエルを無視してイランにミサイルを送ろうとし、イスラエルはそれを実力で阻止した)、今回のネタニヤフ首相の隠密訪問となったと考えられるのだ。これはまたイスラエル内部のあるレベルでの混乱状態を意味する話かもしれない。
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●プーチン首相:ネタニヤフ首相と会談はしていない
【9月9日 HAARETZ.Com】
プーチン首相はネタニヤフ首相とは会っていない、と首相補佐官は語った。
ディミトリ・ペスコフ補佐官は、ラジオ・モスクワで、プーチン首相は「その日は首相は予定のスケジュールをこなすことで忙しく、そのスケジュールにはネタニヤフ首相との会談は含まれていなかった」と語った。
ペスコフ氏は、ネタニヤフ首相のロシア訪問が無かったとはっきりとは言わなかった。
9日、イスラエル政府高官はネタニヤフ首相は7日にロシアを訪問した、と明言した。訪問の目的はイランとシリアに対する武器取引およびロシア製軍用品の移送問題を話し合うためだという。
ネタニヤフ首相の訪問は秘密にされ、カリフィ軍務秘書官と国家安全保障顧問のウジ・アラド氏がこの秘密の訪問を知っていた。彼ら二人はネタニヤフ首相に同行した。
外務省の人間はリーベルマン外相を除く誰もこの訪問旅行については知らされていなかった。エフード・バラク国防相は直前に知らされたが、省内の誰にも口外しないよう言われた。また駐ロシア・イスラエル大使館も知らされていなかった。
イスラエル高官は、会談は安全保障問題が話し合われ、ロシア製武器のイランとシリアに対する取引についてであった、と述べた。またイスラエル側はロシア高官にたいし、ヒズボラに対し大量の武器が引き渡されていることをその証拠と共に示し、イスラエルに対する脅威となっていることを繰り返し伝えたと言う。
イスラエルとしては、主に対空ミサイルS-300のイラン向けの販売に神経を尖らせている。「もしこのミサイルがイランの核施設の近郊に設置されれば、イスラエルの空襲を非常に困難なものにする」、と語った。
イスラエルは更に地対地ミサイルと対戦車ミサイルのシリアに対する売却に懸念を表明している。
首相オフィスは訪問の報告を否定する声明は出していない。
●ネタニヤフ首相は秘密「軍事視察」で姿をくらます
【9月9日 HAARETZ.Com】
ネタニヤフ首相は昨日、12時間も安全保障関連の地でいったい何をしたのだろうか?
バラク国防相はネタニヤフ首相と一緒の行動を取らず、キルヤの軍の敷地内で仕事をしていた。これは、ネタニヤフ首相の訪問は国防省の軍事作戦に絡むものではなかったと言えそうだ。
昨日、ネタニヤフ首相は公式には「軍事視察」と説明された動きをとった。この視察はその日の午後には終了する予定であったが結局夜の9時までかかった。ネタニヤフ首相の留守について、外国への隠密旅行に出かけたという噂が軍関係者の中から持ち上がった。
ネタニヤフ首相はどこへ行ったのかという回答が無いまま、首相オフィスでは簡潔なプレスリリースを出した。「首相はイスラエルの国防施設に朝から出かけている」とカリフィ軍務秘書官は説明した。
首相オフィスは、この視察に関する詳細は発表していない。
ネタニヤフ首相のオフィス内でも、首相のこの視察について知っているものの数は極端に少ない。
ネタニヤフ首相とカリフィ軍務秘書官、国家安全保障顧問であるウジ・アラド氏が同行しているようだ。
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2009/09/10 (Thu) 国際政治
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