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(回答先: Re: HACHI 約束の犬(2008)予告編 2009年8月8日(土)大公開! 投稿者 スットン教 日時 2009 年 8 月 03 日 17:19:06)
北朝鮮:米記者拘束問題 クリントン元米大統領訪朝 交渉打開へ超大物
http://mainichi.jp/select/world/news/20090804dde007030067000c.html
◇核問題で進展も
【ワシントン草野和彦】米国人記者釈放を巡り、米国はクリントン元大統領という「超
大物」を北朝鮮に送り込んだ。記者拘束と、北朝鮮の核問題は切り離すとしてきたオバマ
政権だが、元大統領の「私人」としての立場を利用し、ハイレベルの高官派遣という北朝
鮮の要求に応じたとみられる。また北朝鮮が米国の「誠意」と受け取り、核問題での打開
を期待したともみられ、北朝鮮情勢は進展をみせる可能性も出てきた。
米国務省当局者は3日、「韓国の報道を見たばかりで、何も情報がない」と語った。
記者の釈放についてオバマ政権は、米国民の安全確保は最優先事項として、あらゆる手
段を尽くすとしてきた。複数の外交ルートを通じ釈放に向けた試みを続け、以前に米国人
解放問題で北朝鮮と交渉経験があるリチャードソン・ニューメキシコ州知事や、2人の記
者が所属する米ケーブルテレビ「カレントTV」の共同創設者であるゴア元副大統領にも相談を持ちかけた。
北朝鮮が記者釈放のための交渉を名目に、オバマ政権で北朝鮮問題を総括するボスワー
ス米特別代表と6カ国協議のソン・キム米首席代表の2人を、平壌に招請していたことが
分かった。しかし2人は北朝鮮の核問題を担当する責任者で、その派遣は、二つの問題を
切り離すとするオバマ政権の方針に反することになる。ただ、オバマ政権からすれば、北
朝鮮側が対話に応じる姿勢を示したことを逃す手はなく、交渉役の選定を進めた。
核問題を巡っては、オバマ政権発足間もないころ、ボスワース氏の派遣を試みたが、北
朝鮮側が拒否した経緯がある。背景には、同国がより高官の派遣を求めたとの見方があ
る。元大統領の肩書を持ち、在任中に訪朝直前までいったクリントン氏は、打って付けの
存在ともいえる。
ジョージタウン大のビクター・チャ教授は元大統領の訪朝は「オバマ政権の北朝鮮政策
を示すメッセージにもなる。現政権は明確に6カ国協議の再開を望んでいる」と話す。た
だ、「元大統領が核問題について交渉を行う局面は想定されていないだろう。主眼はあく
まで米国人を連れ戻すことだ」と分析する。
◇北朝鮮、強気で対話模索
【北京・西岡省二】北朝鮮にとってクリントン元大統領訪問は、対米関係改善に向けた
プロセスを大きく前進させ、国際社会との対話のチャンネルを開くための画期的な出来事
になりそうだ。
北朝鮮は4月の弾道ミサイル発射(北朝鮮は「人工衛星」と主張)に続き、5月下旬に
は2度目の核実験に踏み切り、国際社会との亀裂が決定的になった。この直後から、北朝
鮮では、記者釈放を名目にした米朝直接対話を模索する動きが始まった。
北朝鮮政権に近い関係者は核実験直後、毎日新聞の取材に「今の状況を打開するには、
カーター元大統領の訪朝のように、クリントン元大統領訪朝、将軍様(金正日(キムジョ
ンイル)総書記)との電撃会談ぐらいしか考えられない。ゴア元副大統領クラスではダメ
だ」と話した。
北朝鮮側は記者釈放交渉をめぐり、ニューヨーク・チャンネル(国連代表部を通じた連
絡ルート)などを通じて米国側と水面下で折衝を進めてきた。
ボスワース米特別代表とソン・キム米首席代表の2人を平壌に招請したのを拒否される
と、先月27日の外務省報道官談話で「今の事態を解決できる対話方式は別にある」と強
調し、米朝対話の糸口を模索してきた経緯がある。