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オバマ「核廃絶」に「国是」で反対する日本官僚
米国の核政策転換を「唯一の被爆国」が阻もうとしている
http://www.news.janjan.jp/world/0908/0907318027/1.php
大津留公彦2009/08/01
アメリカのオバマ大統領がプラハ演説以来進めている核政策の変更に米国政府内に反対の声があるという。
何とその理由は、日本の外務省、防衛省など安保外交政策を担当する官僚が、「米政府は核政策を転換しないように」と訴えているからだという。
来日した米シンクタンク「憂慮する科学者同盟」(UCS)のグレゴリー・カラキー氏は、
「米核戦略の変更が人類の歴史上で唯一核攻撃の犠牲となった国の反対で打ち砕かれるとしたらそれはまさに皮肉であり悲劇にほかなりません」と語っている。
何と言うことだ。
「安保外交政策を担当する官僚」とは誰か? 名前を知りたい。これは断固抗議してやめさせなければならない。
少なくとも今までの公式の政府の見解とは違うはずだ。政府へ、そして選挙を戦う議員候補へこの問題をぶつけたい。「官僚国家日本」と言われないために・・・。
以下、you tubeに日本語訳付きで掲載された、グレゴリー・カラキー氏の発言です。
「米国は、外交政策の基本として、『核態勢見直し(NPR)』に入っており、重要な局面を迎えている。米国は、9月から10月に新しい核政策を決定しようとしているが、米政府部内、国務省、国防総省、国家安全保障会議のメンバー、特にアジア専門家の間に、オバマ氏の構想に反対の人たちがいる。その理由は、日本政府の『懸念』。日本の外務省、防衛省など安保外交政策を担当する官僚が、『米政府は核政策を転換しないように』と訴えている。」
参照:米核政策の「チェンジ」へ、鍵を握るのは日本 you tube
これを全く報道しないマスコミも情けないと思う。
「9条世界会議」でも活躍された池田香代子さんがブログを始められ、早速この問題を取り上げられました。
参照:国是としての核廃絶反対?! 「池田香代子ブログ」 2009年07月30日
このブログのなかで、ある弁護士がビデオについて、このように補足している。
「グレゴリーさんは、オバマ大統領の科学特別顧問のジョン・ホールドレンに近い学者です。ビデオ中の核態勢見直(NPR)というのは、アメリカの核戦略の基本的なガイドラインであり、グレゴリーさんの話ですと、アメリカ政府はNPRに法的に縛られるということです。つまり、オバマ演説もNPRが良くないと先へ進まないということになります」
この問題は日本の進路にも世界の進路にも関わる重大問題である。選挙の重大争点としなければならないだろう。
現在、オバマ大統領殿 広島・長崎においで下さいというウェブ署名を行っています。
年末には日本に来られる予定のオバマ大統領に8月9日の長崎原爆祈念日に集約した分を送ろうと思います。
現在(7月31日)160人です。1000人を目指したいと思います。是非ご協力下さい。
◆署名プロジェクト「オバマ大統領殿 広島・長崎においで下さい」