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【アフガン麻薬の流通・収入に関して】
新潮社のForesightが下記を報じています。
『アル・カエダ系過激派が中南米の麻薬組織と連携』
http://www.shinchosha.co.jp/foresight/20th/2009/07/0908cont.html
麻薬収入を元に、武装蜂起勢力がより高度な組織・武装をもち、南米のように政府の力が及ばない地域ができることが懸念されていました。現在、米国国務省は正式には『そこまでの能力は有さない』という認識です。
現在のところ『タリバン』と宣伝される各部族武装勢力と南米武装蜂起勢力との間で明確な関連はない模様ですが、『アルカエダ』と米軍が呼称する小規模な(恐らく)犯罪組織タイプが、密輸及び生産に関して諮問していること察します。
事実、各部族武装勢力は南米カルテルまでに組織化された勢力とはなっていません。ライフルもステイタス・シンボルとしての銃であり、メインテナンスや実際の戦術的な使用方法は皆無(無知)。軍事的にはあまりにも無力で、もっぱら大衆へ恐怖感を植えつけるための自爆テロ、そして米軍に対しては(軍事的には)嫌がらせ的なIEDをプラントするのみです。ここに南米との差があるように思われます。
アフガニスタン=部族で割れるので、組織的な統合が難しい
南米=貧しい内陸部家族が点在しているので、犯罪組織を基点とする組織が統合し易い
しかし、アラブ系の強力かつ資金潤沢な組織が入ってくると、アフガニスタン政府は恐らく持たないと判ぜられ、麻薬で潤う勢力に都合の良いようなフェルガナ盆地のような無法地帯が出現する可能性があります。
フェルガナ盆地はロシア自動化狙撃兵部隊(ほぼスペツナズ)が強力な諜務・準軍事手段で抑圧できると言われていますが、アフガニスタンはどうなるのでしょうか?アフガニスタンからの米国の完全撤退は2011年。
そうすると:
パシュトゥーン系=パキスタンISIの管轄で穏やかなシャリア法(ほぼパシュトゥーン部族戒律)に従った勢力圏を形成
ハザラ人系=イランの特殊な諜務・軍事部隊に支援してもらい存命性を確保するが貧しいため恐らく虐殺の対象となりうる
タジク系=タジク及びロシア影響下?
ウズベク系=ウズベク及びロシア影響下?
他少数部族=豪族化する(している)が貧弱な組織であるため、最も組織犯罪に狙われやすい
既にユノカルが構想したパイプラインは経済的には成立しないという報告が通産系(日本)より出ていますので、麻薬生産を推進する勢力は成立しがたいと思われます。
アフガニスタンと同時に、フェルガナ盆地にも注目すべきという他班の指摘があり、産油国側の内政情報を調査する必要がある模様です。【ご指摘どうかお願いします・・・。】フェルガナ盆地は鈴木宗雄氏が一石を投じたことで知られていますが、ロシアは内務省系を浸透させているという情報。
後々、下記に関する情報も収集する必要がありますが
キルギス経由の麻薬経路(情報不足)
ウズベク経路の麻薬経路(情報不足)
タジク経由の麻薬経路(情報不足)
イラン経由の麻薬経路(一部報道あり)
パキスタン経由の麻薬経路(一部報道あり)
ドバイへ流通する麻薬はバルチスタン系の港湾から出ていると言われています。
*バルチスタン情報が欠如しており、ここの被差別構造、社会、実際の犯罪組織の能力及び資金能力等が不明です。
かなり前兆的な記事だったので、警戒参考情報として掲載します。また、賢明な阿修羅の皆様、上記に関しまして情報お持ちであれば、本スレッドにビシバシ書き込みいただけますと幸甚。よろしくお願いいたします。