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担当コメント:アフガニスタンで「タリバン」を自称する諸武装勢力と、満州での匪賊・軍閥問題の類似性の検討を始めました。かなり状況は似ています。経済が疲弊・弱小であった日本の帝国陸軍は、匪賊討伐に明け暮れており、現在のアフガニスタンで米軍司令部がおかれた状況と酷似しています。
特に下記は非常に現在の状況と酷似しています:
『シナでは農業や牧畜を正業とする良民といえども自衛のために銃器を保持していなければ生存していくことは難しかった。なにしろ、高粱が収穫できる時期になると、収穫の悪かった村では 村ぐるみ近隣の村落を襲って略奪する歴史が長かったのだ。
ところが日本の常識、日本軍の知識では良民は銃器とは無縁であった。
従って、日本軍は土匪、匪賊、馬賊、山賊、良民の区別がつかず銃器をもっていれば、誰彼問わず匪賊として討伐の対象にしていた。日本軍が正規兵で銃器、火器のレベルが格段に優れていることは今更言うまでもないことである。迫撃砲、臼砲、機関銃などの火器がものを言って、小銃と拳銃しか所持していない匪賊や馬賊など討伐することはいともたやすいことであった。
しかし、日本軍がトラックや徒歩で移動するのに対して、匪賊や馬賊は乗馬で移動するのが常だった。しかもトラックの入れないような山間地でも彼らは自分の家の庭のように軽々と移動し、日本軍を悩ませた。
従って、日本軍が「匪賊を討伐した」と記録したもののの大半は単に騎馬隊を追い払っただけで、彼らの息の根を止めたわけではない。
相変わらず日本軍は鉄路の点と線を確保するだけで、満洲の荒野は匪賊や馬賊が支配していることに変わりはなかった。 』
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Ocean/9623/6.html#4
更に、関東軍は、特務機関を通じて中国国内でのアヘン専売を行っていました。(youtubeでは7シリーズに分割されている)
『その目的は、一つは「満州国」をはじめとする傀儡政権の財源や謀略工作の資金を獲得すること、いま一つはアヘン中毒によって中国の抗戦力を麻痺させることでした』
http://myhome.cururu.jp/ell/blog/article/51002288597
アフガンでの麻薬の存在も酷似しています。(南米のような強固に組織された資金潤沢なカルテルが出現してしまうと、事態正常化が困難になるといわれていますが、これも同じ、共産系の蜂起組織は関東軍にダメージを与えた)
米国CENTCOMの作戦参謀の作戦群の経緯と、関東軍のそれを比較することは今後のアフガン情勢を分析する上で非常に貴重な情報となります。米国はカルザイ政権、帝国陸軍は満州国をそれぞれ支援しました。どちらも大変立派なイデオロギーを掲げています。(『自由な社会』(アフガン):『5族協和』(満州国))
【匪賊・軍閥】
http://wpedia.mobile.goo.ne.jp/wiki/1306670/%94%D9%91%AF/2/
http://www.ishiikazumasa.com/gwife.b/gwife/senryaku/hizoku.htm
http://ja.wikipedia.org/wiki/匪賊