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元米国務省職員がスパイ 約30年 キューバに情報
2009年6月6日 夕刊
【ワシントン=岩田仲弘】米連邦捜査局(FBI)は五日、約三十年間にわたり、キューバ政府に米政府の機密情報を提供してきたとして、スパイ容疑で元国務省職員のウォルター・マイヤーズ容疑者(72)と妻(71)を逮捕した、と発表した。
FBIによると、マイヤーズ容疑者は一九七七年、国務省で契約職員として一時勤務。七八年十二月にキューバ政府関係者の招待で同国を訪問した際、同国の情報機関の目にとまり帰国後、スパイにスカウトされた。
キューバの情報機関は、マイヤーズ容疑者に国務省か中央情報局(CIA)で勤務するよう指示。同容疑者は再び国務省入りし、二〇〇一年七月から退職する〇七年十月まで同省情報部門で、欧州関係の上席分析官として勤務、最高機密に接する立場にあった。
今年四月、キューバ情報機関の情報員に成り済ましたFBI捜査官が、容疑者夫妻とワシントン市内で接触に成功。信用した同容疑者は、捜査官に対し、手口などを次々と明らかにした。
容疑者夫妻は、短波ラジオを使ってキューバから暗号で指令を受けていた。また、キューバ側の情報員とは、スーパーでショッピングカートを使い、情報交換。「手渡しが最も安全」だったのが理由という。同容疑者は、スパイとしての“功績”を認められ、一九九五年には、夫妻でカストロ国家評議会議長(当時)から招待を受けたとも話している。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2009060602000234.html