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(回答先: 露が北朝鮮に異例の強硬姿勢「核秩序」への脅威と受けとめ (産経新聞) 投稿者 新世紀人 日時 2009 年 6 月 01 日 16:41:10)
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/korea/260350/
「世界の孤児になるか」 日韓と連携 北を見つめる
配信元:
2009/05/30 23:41更新
ロバート・ゲーツ米国防長官は30日午後、シンガポールで浜田靖一防衛相、韓国の李相憙(インサンヒ)国防相と会談し、北朝鮮の核実験や弾道ミサイルの発射について「国連安全保障理事会決議などに対する明白な違反で、地域と国際社会の安全に対する深刻な脅威だ」との認識で一致。北朝鮮に核と弾道ミサイル計画の破棄と核拡散防止条約(NPT)体制への復帰を要求し、その実現のため3カ国が強力で統一された対応を取ることを確認した。
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記事本文の続き 日米韓3カ国の防衛首脳会談は初めて。日本側の説明によると、ゲーツ氏は「北朝鮮の行動は朝鮮半島と周辺地域のみならず、国際社会への脅威である。北朝鮮に(核問題を話し合う)6カ国協議への復帰と非核化を求めていかねばならない」とする米国としての姿勢を表明し、日韓両国に協力を求めた。
しかしゲーツ氏はシンガポールでの一連の発言で、核実験に対する制裁などには言及せず、話し合いを通じた解決の必要性を強調し、北朝鮮の対応を見守る姿勢をとった。
「核兵器と核物資を他国や集団に移転することは米国と域内の同盟国に対する重大な脅威だ。このような行動の責任は全面的に北朝鮮にある」
ゲーツ氏はこの日の「アジア安全保障会議」での講演で、北朝鮮が核兵器などを国際テロ組織や他国に流すようなことがあれば、米国として厳しい対応を取る姿勢を明確にした。ただ、同時に「現時点で北朝鮮は、米国の軍事的脅威ではない」とも述べ、朝鮮半島周辺への米軍の増派を含め、軍事的な選択肢は考えていないことを強調した。
さらに「北朝鮮が困窮し世界の孤児になるのか、それとも新たな道を選ぶのか、彼ら次第だ。世界は待っている」と語り、北朝鮮が6カ国協議に復帰し、核兵器開発の放棄に応じることに期待感を示した。
一方で、ゲーツ氏はこの日午後の浜田氏との個別会談で「日本への米国のメッセージとしてきちんと持ち帰ってほしい」と前置きした上で、「(米国による)『拡大抑止』を強化しなければならない。また北朝鮮に対する影響力がある中国とは、よく歩調を合わせていく必要がある」と述べた。
拡大抑止は、同盟国への攻撃を米国への攻撃とみなして報復する抑止力の考え方だ。ゲーツ発言には「核の傘」など米国が日本に提供する抑止力の強化を確約することで北朝鮮を牽制(けんせい)する一方、日本側に日米同盟に対する不信感が広がらないようにする狙いがある。
ただ、北朝鮮があくまで話し合いに応じず、さらに弾道ミサイルの発射などの強硬路線を続けることになれば、米国もより厳しい姿勢で臨まざるを得ないだけに、北朝鮮の今後の動きが注目される。(シンガポール 宮野弘之)
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