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「占領した、感覚まひした」 元イスラエル兵が告白(朝日新聞)/イスラエル軍元将校ノアム・ハユット氏の来日・緊急報告会
http://www.asyura2.com/09/wara9/msg/197.html
投稿者 passenger 日時 2009 年 5 月 31 日 05:34:25: eZ/Nw96TErl1Y
 

「占領した、感覚まひした」 元イスラエル兵が告白(朝日新聞)/イスラエル軍元将校ノアム・ハユット氏の来日・緊急報告会の感想


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http://www.asahi.com/international/update/0530/TKY200905300176.html

「占領した、感覚まひした」 元イスラエル兵が告白

  2009年5月31日0時37分

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兵士の写真を前に講演するノアム・ハユットさん
  =30日午後、東京都千代田区の明治大学、
    金成写す
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 イスラエル兵によるパレスチナ自治区での市民への略奪や虐待の実態を証言する、元イスラエル兵らでつくるNGO「沈黙を破る」のメンバーの1人、ノアム・ハユットさん(30)が来日し、30日東京都内で講演会を開いた。占領する側にどんな心理的な変化が起きて、いかに道徳的に退廃してしまうのか、体験に基づく「告白」に200人ほどの参加者が聴き入った。

 ハユットさんは98〜03年の約5年間を軍で過ごした。後半はガザ地区やヨルダン川西岸地区の占領地などで将校の立場だった。イスラエル軍によって無残に破壊されたパレスチナ人の店の前で笑う青年兵士の写真を掲げて、「横断歩道でお年寄りに手を貸すような青年が、占領側に身を置くと、こんな場所で笑えてしまう。多くの破壊行為に遭遇し、感覚がまひしてしまったのです」と説明した。

 NGOは04年、若い元兵士を中心に結成された。兵士の証言の収集と、その出版、講演活動に力を入れている。

(金成隆一)
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zames_makiの日記
http://d.hatena.ne.jp/zames_maki/20090530/p1


2009-05-30
イスラエル軍は兵士はなぜパレスチナ人に残虐行為を行うのか

講演 |

〜イスラエル軍元将校ノアム・ハユット氏の来日・緊急報告会の感想

〜イスラエルのNGOグループ「沈黙を破る」の元イスラエル軍将校ノアム・ハユット氏の来日・緊急報告会

=感想:(1)ノアム・ハユット氏は検問所の様子を撮ったビデオを見せて説明した。ただやはりよくわからない。

 検問所でイスラエル兵はパレスチナ人を脅す、パレスチナ人がイスラエル兵を「恐れるようにわざと」乱暴にする。なぜなら、彼らが怖いから、恐怖からだという。しかし私は思う、銃を持つ彼らがなぜ、武器を何も持たないパレスチナ人を恐れるのだろう?イスラエル兵は通行証を要求するが爆弾を持っていない事を明らかにするだけで本当は済む筈だ。自分が何のために検問をしているのか、自分で考えることなく、ただ上官からの命令に「従い」パレスチナ人を意図的に痛めつけている。とてもおかしい。18〜20歳の若いイスラエル兵はそれを頭では理解していないが、心では気づいているから苦しむのではないか?自分の罪悪感から、自分の痛めつけているパレスチナ人が襲ってくる恐怖に駆られるのではないか?本当はそんな脅威はないのに。と思う。

(2)2009年のガザの虐殺の映像に対して:ノアム・ハユット氏はイスラエル人は知らない、兵士は喋らないし、イスラエルメディアは無抵抗の女子供をイスラエル兵が殺した事を報道しない、軍の正当化の言い訳を信じている、だからイスラエル人の多くがガザ戦争(ガザ虐殺)を支持するのだと語る。例えば土井氏が撮影したような、無抵抗の女子供を殺した事がはっきりわかるビデオを見ても、それは嘘だ、あるいは事故だ、あるいは珍しい一兵士の過ちに過ぎないとされると語る。そしてイスラエル軍は世界一規律正しい軍隊だ、とされるのだという。

 私は思う、それはまるで64年前の日本軍のようだ、当時でも南京大虐殺など日本軍の蛮行は日本国内でもある程度知られていた。しかし兵士は公には語らないし、銃後の日本人は国のアナウンスをまったく疑わなかった。しかしイスラエルにもアメリカにも言論の自由はある。であれば結論としては、イスラエル軍の蛮行=戦争犯罪を彼らに宣伝するしかないように思う。イスラエル人に向かい、そしてアメリカ人に向かって、そのことによりベトナム戦争で必死に逃げるベトナム人少女の映像がアメリカ人に自分たちのしている事に疑いを持たせたように、イスラエル人やアメリカ人に自分たちのしている事を、振り返る機会を与えられるのではないか?

 それは直接には今オバマのしようとしている事(勿論不十分だが)の後押しになるだろうし、将来的には問題全体に決定的な展開をもたらす背景になるのではないだろうか。


朝日新聞オンラインに即日記事が出ている(2009年5月31日0時37分)
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 「占領した、感覚まひした」 元イスラエル兵が告白

兵士の写真を前に講演するノアム・ハユットさん=30日午後、東京都千代田区の明治大学、金成写す

 イスラエル兵によるパレスチナ自治区での市民への略奪や虐待の実態を証言する、元イスラエル兵らでつくるNGO「沈黙を破る」のメンバーの1人、ノアム・ハユットさん(30)が来日し、30日東京都内で講演会を開いた。占領する側にどんな心理的な変化が起きて、いかに道徳的に退廃してしまうのか、体験に基づく「告白」に200人ほどの参加者が聴き入った。

 ハユットさんは98〜03年の約5年間を軍で過ごした。後半はガザ地区やヨルダン川西岸地区の占領地などで将校の立場だった。イスラエル軍によって無残に破壊されたパレスチナ人の店の前で笑う青年兵士の写真を掲げて、「横断歩道でお年寄りに手を貸すような青年が、占領側に身を置くと、こんな場所で笑えてしまう。多くの破壊行為に遭遇し、感覚がまひしてしまったのです」と説明した。

 NGOは04年、若い元兵士を中心に結成された。兵士の証言の収集と、その出版、講演活動に力を入れている。(金成隆一)
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1ノアム・ハユット氏の報告:「沈黙を破る」とは

  NGO「沈黙を破る」はなぜ生まれたのか(映像またはスライド上映) 「沈黙を破る」の活動とイスラエル社会の反応(映像またはスライド上映) 映像:NGO「沈黙を破る」はなぜ生まれたのか(映像またはスライド上映)

2ガザ攻撃をどう見るのか ─実録映像と元将校の分析─

  ドキュメンタリー映像「ガザ攻撃における民間人虐殺」(15分) 、ドキュメンタリー映像「イスラエル市民の反応」(20分) 、ガザ攻撃と「沈黙を破る」(ノアム・ハユット氏の報告) 、ガザ攻撃に参加した将兵たちの証言から(予定) 、ノアム・ハユット氏と土井敏邦との対談 、兵士たちはなぜ蛮行に走るのか 、イスラエルのユダヤ系市民はなぜ支持するのか

3質疑応答(30分)

http://www.doi-toshikuni.net/j/p-doc/info/noam.html
 
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日時:2009年5月30日(土)

開場/午後1時30分 開演/午後2時 終演/午後4時30分(予定) 

場所:明治大学・駿河台キャンパス/リバティータワー(1001号教室)

参加費:1000円(資料代として)

共催:土井敏邦 パレスチナ記録の会、シグロ、現代史研究会

【趣旨】ドキュメンタリー映画「沈黙を破る」が、5月2日から東京・ポレポレ東中野で公開され、大きな反響を呼んでいます。ガザ攻撃の終結から2ヵ月経った3月下旬、イスラエル軍兵士のよる民間人虐殺の事実がイスラエル国内や欧米メディアでも明らかにされ、世界に大きな衝撃を与えました。イスラエル国内の街角でみかける普通のあどけない青年たちが、なぜ占領地で残虐な行動に走るのか。兵士たちは占領地でどういう心理状態なのか。占領地での加害の実態を内部告発した元イスラエル軍将兵たちのグループ「沈黙を破る」メンバーの一人で映画に登場する元将校、ノアム・ハユット氏が来日し、占領地やガザ戦場でのイスラエル軍将兵の実態を報告します。

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http://www.doi-toshikuni.net/j/p-doc/info/noam.html

『沈黙を破る』公式サイト(http://www.cine.co.jp/chinmoku/)
土井敏邦トップ(http://www.doi-toshikuni.net/j/index.html)

映画『沈黙を破る』関連イベント

「沈黙を破る」元イスラエル軍将校
ノアム・ハユット 来日イベント

●日程
・東京:2009年5月30日(土)
  明治大学駿河台キャンパス、リバティタワーにて報告会
・東京:2009年5月31日(日)
  ポレポレ東中野にてトークショウ
・京都:2009年6月1日(月)
  京都シネマにて土井敏邦との対談
・大阪:2009年6月1日(月)
  第七藝術劇場にて報告会

●趣旨

ガザ攻撃の終結から2ヵ月経った3月下旬、イスラエル軍兵士のよる民間人虐殺の事実がイスラエル国内や欧米メディアでも明らかにされ、世界に大きな衝撃を与えました。

イスラエル国内の街角でみかける普通のあどけない青年たちが、なぜ占領地で残虐な行動に走るのか。兵士たちは占領地でどういう心理状態なのか。

占領地での加害の実態を内部告発した元イスラエル軍将兵たちのグループ「沈黙を破る(Breaking the Silence)」のメンバーの1人で映画『沈黙を破る』にも登場する元イスラエル軍将校ノアム・ハユット氏が来日し、占領地やガザの戦場でのイスラエル軍将兵の実態を報告します。

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沈黙を破る(Breaking the Silence)

占領地に赴いた経験をもつ元イスラエル将兵たちによって作られたNGO。創設者で代表のユダ・シャウールをはじめ、20代の青年たちが中心となっている。占領地での、虐待、略奪、一般住民の殺戮等の加害行為を告白することにより、今まで語られることのなかった占領の実態にイスラエル社会が向き合うことを願っている。2004年6月、イスラエル最大の都市テルアビブで、「沈黙を破る──戦闘兵士がヘブロンを語る」と題した写真展を開催。占領地で撮影した写真や60人の兵士たちの証言ビデオなどが展示され、国内で大きな反響を呼ぶ。以後、数百人の証言ビデオを収集し、メディアや講演、ウェブサイトを通じて国内外に占領の実態を訴え続けている。
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沈黙を破る(Breaking the Silence)公式サイト
http://www.breakingthesilence.org.il/index_e.asp


関連書籍:

『沈黙を破る─元イスラエル軍将兵が語る“占領”─』
http://www.doi-toshikuni.net/j/doc/breaking_the_silence.html
土井敏邦
(岩波書店)


●ノアム・ハユット(Noam Chayut)

「沈黙を破る」メンバー。1980年、イスラエル北部の農村出身。両親ともイスラエル出身。父親は農場経営、母親は高校の学校教員で平和活動家。1998年に入隊し、5年近く軍隊生活を送り、後半は軍将校として部隊を指揮した。

●ノアム・ハユット氏の言葉
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私は、その朝の光景を今でも思い出します。

軍のブルドーザーがオリーブの木々を全部破壊した後に、80歳ほどの老人が50代の息子、そして孫たちと破壊された畑にやってきました。その前夜にすべてのオリーブの木々が破壊されてしまったことを、この家族はまったく知りませんでした。

畑の木々が切り倒されるということが農民にとってどれだけ辛いことか、農村出身の私にはそれがわかっていました。そのオリーブの木々はその老人の父親か祖父が植えたものなのでしょう。それは単に日々の糧を得るためのものではなく、彼らの“人生”そのものを失うことだったのです。

イスラエル国民はラジオで「イスラエル軍が入植者の通行する道路の安全を確保した」というニュースを聞くことでしょう。それは理屈にかない、道徳的にも何の問題もないように聞こえます。しかし、それはパレスチナ人の生活を破壊することだったのです。

これが、“占領”とは何かを私が実感する最初の体験でした。
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●●イベント詳細

●東京:2009年5月30日(土)
「沈黙を破る」元将校ノアム・ハユット氏 来日・緊急報告会

2009年5月30日(土)午後2時 - 4時30分(開場 午後1時30分)
会場:明治大学・駿河台キャンパス リバティタワー(1001号教室)
JR中央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線/御茶ノ水駅 徒歩3分
東京メトロ千代田線/新御茶ノ水駅 徒歩5分
都営地下鉄三田線・新宿線、東京メトロ半蔵門線/神保町駅 徒歩5分
→アクセス地図 キャンパス内地図

【内容】(予定)

「沈黙を破る」とは ─ノアム・ハユット氏の報告─
NGO「沈黙を破る」はなぜ生まれたのか(映像またはスライド上映)
「沈黙を破る」の活動とイスラエル社会の反応(映像またはスライド上映)
ガザ攻撃をどう見るのか ─実録映像と元将校の分析─
ドキュメンタリー映像「ガザ攻撃における民間人虐殺」(15分)
ドキュメンタリー映像「イスラエル市民の反応」(20分)
ガザ攻撃と「沈黙を破る」(ノアム・ハユット氏の報告)
ガザ攻撃に参加した将兵たちの証言から(予定)
ノアム・ハユット氏と土井敏邦との対談
兵士たちはなぜ蛮行に走るのか
イスラエルのユダヤ系市民はなぜ支持するのか
質疑応答(30分)

【参加費】
1000円(資料代として)
【共催】
土井敏邦 パレスチナ記録の会
シグロ
現代史研究会

イベント・チラシ画像

お問い合わせ:doitoshikuni@mail.goo.ne.jp
東京:2009年5月31日(日)
「沈黙を破る」元将校ノアム・ハユット トークショウ

●2009年5月31日(日)『沈黙を破る』午前10時20分の回の上映後
会場:ポレポレ東中野
JR東中野/地下鉄大江戸線東中野 すぐ
→アクセス地図
京都:2009年6月1日(月)
「沈黙を破る」元将校ノアム・ハユット氏と土井敏邦との対談

●2009年6月1日(月)『沈黙を破る』午後12時10分の回の上映後
会場:京都シネマ
烏丸通四条下ル COCON烏丸3階
→アクセス地図

お問い合わせ:doitoshikuni@mail.goo.ne.jp


●大阪:2009年6月1日(月)
「沈黙を破る」元将校ノアム・ハユット氏 報告会

2009年6月1日(月)午後6時30分 - 8時10分(予定)(開場 午後6時20分)
会場:第七藝術劇場
阪急十三 西口より徒歩3分 サンポードシティ6階
→アクセス地図
【内容】(予定)
「沈黙を破る」とは ─ノアム・ハユット氏の報告─
ガザ攻撃をどう見るのか ─実録映像と元将校の分析─
ノアム・ハユット氏と土井敏邦との対談及び質疑応答
【参加費】
500円(資料代として)
【共催】
土井敏邦 パレスチナ記録の会
シグロ

お問い合わせ:doitoshikuni@mail.goo.ne.jp

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