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「米国、同盟国に脅威与えるなら迅速に行動と、北朝鮮に警告」
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200905300008.html
「北朝鮮の核開発問題で、ゲーツ米国防長官は30日、北朝鮮が米国もしくはアジアの同盟国に脅威を与える動きを示した場合、米国は迅速に行動する、と何らかの軍事的対応も辞さない考えを示唆した。」
「ゲーツ国防長官も「日韓に核抑止力提供」明言―米、対北朝鮮政策で圧力重視に転換の見込み」
http://blog.livedoor.jp/takami_neko_shu0515/archives/65131641.html
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ゲーツの発言はブラッフ。
甘っちょろい子供騙しのブラッフにどれだけの効果があるのか? 実に、素朴な日本人を舐めたことを言ってくれる。
アメリカに周到な北朝鮮攻撃と戦争のプランはない。(※『ブッシュのあとの世界』日高義樹氏著―第3章に詳述されている。)
「アメリカ国防総省・ブッシュ政権首脳などが考えたように、アメリカと北朝鮮との戦争は、朝鮮半島にとどまらず、1950年の朝鮮戦争と同じように国境を接する中国を巻き込んだ『全面戦争』となる。それは中国経済に対して甚大な影響をもたらすので、経済的に中国との深い相互依存関係にあるアメリカが、オバマ政権で北朝鮮との戦争を起こす可能性はまずない。」
http://blogs.yahoo.co.jp/bluesea735/22192317.html
「アメリカに周到な北朝鮮攻撃と戦争のプランはない」ことを見極めた時点で、中国共産党は北朝鮮を温存させる対応を国連安保理で取る。
また、外交と軍事活動の情勢展開の過程で、
「日本列島上に北朝鮮が、仮にミサイルを撃ち込んできたとしても、日米安保同盟の原則通り、アメリカが北朝鮮に対して軍事的報復行動を取る事は全く期待できない。」
ワシントンでハドソン研究所での研究の傍ら、長年アメリカ政財界の要人との取材を続けている日高義樹氏は、その講演会などで上記のように述べているそうだ。
「関が原の戦い」に臨んで、石田三成が当てにしてはいけない兵力を計算に入れたがり、遂には川原で首を切り落とされたという史実を想う。
アメリカが北朝鮮本土に対して何らかの武力攻撃を取れば、北朝鮮が宣言する即時「火の海」・ソウル攻撃が開始される。それと連鎖し国境上の大量難民の発生に対応して、中国とロシアは軍隊を北朝鮮に侵攻させるが、本戦における主力軍では毛頭ない。主力軍は在韓米軍を含むハイテク・アメリカ軍となるのだが、対北朝鮮戦争に兵力を集中させると、優先度の高いアフガニスタン戦争が手薄になってしまう。
「在韓米軍の空洞化とアフガニスタンへの戦力シフト」(2009年4月7日)
http://www.asyura2.com/09/wara8/msg/191.html
アメリカにとっての最重要国―「中国」やロシア―に影響が波及する朝鮮半島での「全面戦争」による経済的甚大な損害と、事実上、国家財政破綻し衰退しゆく日本では、アメリカにとって遥かに重要なのは分かり切った事だ。
それゆえ、仮に(北朝鮮が)ミサイルを撃ち込んできたとしても、日米安保同盟の原則通り、アメリカが北朝鮮に対して軍事的報復行動を取る内容は形骸的なものにとどまる公算は高い。
アメリカによる「デフォルト宣言」が2年後と観測される現在、北朝鮮問題はオバマ政権の対処能力を遥かに超えている。
DOMOTO
http://www.d5.dion.ne.jp/~y9260/hunsou.index.html