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5月30日10時30分配信 琉球新報
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090530-00000008-ryu-oki
2002年に神奈川県横須賀市で米兵から性暴力を受けたオーストラリア出身のジェーンさん(仮名)=東京在住=が、自身の体験や性犯罪被害者へのメッセージをつづった本「自由の扉―今日から思いっきり生きていこう」(御茶の水書房、税別1600円)が29日、出版された。
ジェーンさんや支援者らは同日午後、県庁記者クラブで記者会見し「一番伝えたいのは『It’s Not Your Fault(あなたは悪くない)』ということ。どの犯罪も加害者の責任で被害者は悪くない。わたしが言われたかった言葉」とすべての性犯罪被害者に込めた思いを語った。
本は133ページで全9章。被害直後の心境や、警察の取り調べでセカンドレイプ(2次被害)に遭った苦しさをはじめ、被害者の権利と心の傷への理解、家族の支え、自尊心の回復まで、7年間の体験や思いをつづった。性犯罪被害者の24時間緊急支援センター設置や警察、裁判所の対応の向上など、社会的なサポート体制の必要性も指摘している。
「沖縄とともに声をあげる」という章では、昨年3月の「米兵によるあらゆる事件・事故に抗議する県民大会」に参加した様子を紹介。自身の詩や絵画も収録し、両手を縛られて苦しむ初期の作品から、人権や尊厳を取り戻し、明るい色調になった最近の作品まで盛り込んだ。
会見でジェーンさんは罪に問われない加害者や、責任逃れに終始する日米両政府を強く批判。沖縄で被害者や支援者らに出会ったことで力をもらったと感謝し「過去、現在の被害者のために、未来の被害者をつくらないために闘い続ける。沖縄と歩み続け、誰かが責任を取るまで声を上げ続けたい」と語った。
本はジュンク堂書店那覇店で30日から販売する。