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イラクとアルカイダの関係を「虚偽証言」の男自殺、刑務所で
(CNN) 国際人権団体「ヒューマンライツ・ウオッチ」は12日、米軍によるイラク軍事作戦の「大義名分」の1つともなったイラクと国際テロ組織アルカイダとのつながりを自白し、後で拷問の上での虚偽の供述としていたリビア人のアルカイダ構成員が同国の刑務所で自殺したと報告した。
自殺したリビ前受刑者はアフガニスタンでアルカイダの訓練を受け、2001年後半にパキスタンで逮捕されていた。米国やエジプト当局の取り調べで、イラクがアルカイダ工作員に化学、生物兵器使用の訓練を施していると供述。この「事実」は、パウエル前米国務長官が軍事作戦開始の数週間前に国連安保理で行った演説で、イラクの旧フセイン政権とテロ組織のつながりを示す材料として用いていた。
ブッシュ前政権は、イラク軍事作戦を大量破壊兵器保持を阻止するためと正当化していた。
米上院情報委員会によると、リビ前受刑者は2004年、米中央情報局(CIA)に対し供述内容は拘束施設での処遇をよくしてもらい、拷問の取り調べで悪名高いエジプトへの移送を避けるため作り上げたと述べていた。前受刑者の虚偽の供述内容を裏付ける別の証拠もなかった。
米国防総省の国防情報局は2002年初期、前受刑者の供述内容は意図的な可能性があると指摘。しかし、上院情報委によると、CIAは直接の証拠に欠けるとしながらも、前受刑者の自白内容をおおむね信用していたとしている。
ヒューマンライツ・ウオッチによると、リビ前受刑者の自殺は最初にリビア紙が報道。同人権団体も死亡を確認したとしている。リビア当局に対し、死因などの詳しい調査も要請している。ヒューマンライツ・ウオッチの調査員は今年4月、リビアの刑務所を訪れているが、この時にリビ前容疑者の存在を刑務官から教えてもらっていたという。
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200905130033.html