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http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2009050702000046.html
【国際】
アフガン攻撃 100人死亡 米軍など 7割民間人か、最悪規模
2009年5月7日 夕刊
【バンコク=林浩樹】アフガニスタン西部ファラー州で四日から五日にかけて米軍主体の連合軍が空爆や地上作戦を展開し、AFP通信は州警察の話として百人以上が死亡したと伝えた。うち七割以上は民間人の可能性があるという。一回の作戦による死者数としては、二〇〇一年の米軍のアフガン攻撃以来、最悪規模の一つとなった。
現地からの報道によると、攻撃対象は反政府武装勢力タリバンが実効支配するバラブルク地区の二つの村。駐留米軍報道官は「武装勢力から攻撃された地元治安部隊の支援要請があった」とAFP通信に語った。
治安部隊を襲撃したタリバン兵が潜伏した民家などを空爆したもようだ。
アフガン当局者によると、四日にタリバンが政府協力者と判断した市民三人を処刑した後、治安部隊との間で戦闘になった。
アフガンでは昨年以来、市民がテロや戦闘に巻き込まれるケースが頻発。国連の調査では、昨年の民間人死者数は約二千二百人。このうち約四割が多国籍軍や治安部隊による「誤爆」などで死亡したとされる。
◆武装勢力対策で協力 パキスタンとアフガン首脳 米大統領と会談
【ワシントン=嶋田昭浩】オバマ米大統領は六日、ホワイトハウスでアフガニスタンのカルザイ大統領、パキスタンのザルダリ大統領と三者会談を行い、国際テロ組織アルカイダやパキスタン北西部で勢力を拡大しているイスラム武装勢力タリバンへの対策などを協議した。
会談後、オバマ大統領は記者団に、「かつてない協力関係を前進させることができ、満足している」と語った。
オバマ大統領は「武装勢力が(アフガン・パキスタン)国境地帯を自由に行き来しており(各国間で)情報の共有などを進めなければならない」と指摘。今後、連携して取り組むべき課題が多いとの認識を示した。
ホワイトハウスによると、オバマ大統領はカルザイ大統領との会談の冒頭、アフガニスタン西部で米軍主体の連合軍の空爆により民間人多数が死亡したことに弔意を表明し、事実関係の追求と再発防止に向け、徹底した調査を約束。報道陣にも「民間人の犠牲を避けるため、あらゆる努力をする」と強調した。
クリントン米国務長官も同日「罪のない人の命が奪われるのは痛ましい」と述べたが、オバマ大統領、クリントン長官とも米軍の責任を認める言葉は口にしなかった。